NEM.io財団副代表ジェフへのインタビュー

 最終更新日2017/08/06    閲覧数2,281回   この記事は 約13分 で読めます。

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2017年7月20日に公開された、Inside NEMのアレクサンドラによるNEM.io財団副代表ジェフへのインタビューを文字起こしして和訳したものです!(投票機能リリース及びLuxtagの投票前の出来事です)

ちょっと長いのでお時間あるときにごゆっくりどうぞ。

こちらが元のインタビュー動画。

アレクサンドラ:
今回はジェフ・マクドナルド氏にインタビューをする機会を得ることができました。ジェフはNEM.io財団の副代表であり、LuxTagのCEOでもあります。彼は自身の行った提案と、そして新しい投票センターについてあらゆることを語ってくれました。ではお聞きください。

ジェフ:
やあ、アレクサンドラ、調子はどうですか?

アレクサンドラ:
とても良いですよ。今日はあなたとチャットができて本当にうれしく思っています。LuxTagについてお話してくれるということで、非常に楽しみです。

ジェフ:
LuxTagはデジタル証明書の開発を行っています。つまり、デジタル時代のための、スマートなデジタル証明書の開発です。私たちはインターネットの時代に生きています。現在に至るまで、ある商品を手にした時には、紙の証明書がついてきました。私たちはデジタル証明書を開発しています。

LuxTagの革新的な点は次のようなところです。以前には、例えば画像や動画のようなデジタルファイルを持っていた場合には、それを好きなだけコピー&ペーストして多くの人々に送信することが可能でした。私たちのデジタル証明書はこの問題を解決し、同時に一人だけがデジタル証明書を持つことができるようにしました。

これはビットコインの基礎となる考えでもあります。ビットコインは、ある時点で一枚のビットコインを一人の人物だけが持つことのできる方法を考案した初のブロックチェーンでした。私たちはそれと同様のことを行いましたが、それをさらにアップグレードしてスマートデジタル証明書へと進化させました。そうした証明書もブランド化を行うことができます。それに関連する名前を付けることが可能です。

例えば私がインターネットでリーバイスのジーンズやプラダのカバンなどを買いたいとします。そのサイトが第三者のウェブサイトだとしたら、そのカバンが本物かを知るすべはありません。今日のインターネットでは、偽物のプラダ商品もとても精巧に作られており、本物と見分けがつきません。しかし、これからはデジタル証明書を入手すれば、それはまさにプラダのウェブサイトから購入するのと同様に信頼性のあるものです。

www.prada.comにアクセスして、そこでプラダのカバンを購入します。その場合には、本物だと言い張って商品を売っているebayやガレージセールの誰かから購入するのとは異なり、その商品が本物だと確信を持つことができます。ウェブサイトから購入を行った場合に信頼が持てるのは、インターネットのドメイン名の仕組みによるものです。

インターネットのドメイン名の仕組みでは、一人の人物だけがそのウェブサイトとドメイン名を所有することができます。LuxTagはそれと同様の仕組みです。NEMは素晴らしいブロックチェーン技術であり、NEMブロックチェーン上でドメイン名の購入をすることができます。例えばプラダやロレックス、リーバイスといったドメイン名を購入し、その名前で証明書をブランド化して、商品が正規品であることを示すことができます。

アレクサンドラ:
とても便利な仕組みだと思います。盗難品の購入を防ぐことができますし、その商品の履歴をすべて知ることができるので、不正売買の防止にもなりますね。

あなたは現在NEMのフォーラムでLuxTagについての提案を行っていますね。皆がそこにアクセスして内容を確認することができます。その提案がコミュニティで話題になっていることは私の耳にも届いています。もしLuxTagが成功した場合には、NEM全体にとってどのような利益があるとお考えですか?そしてその成功はXEMの価格にも影響を与えるのでしょうか?

ジェフ:
まず、NEMそれ自体は非常に高度なブロックチェーンで、他のブロックチェーンにはない独自のソリューションを数多く提供してくれます。

現在のところ、特にブロックチェーン業界の人々は十分な時間をかけてNEMのことを検討しているとは言えず、私たちが実現可能な素晴らしい機能についてあまり理解していません。LuxTagが実用段階になった際には、顧客を獲得して、本当に素晴らしいプロジェクトを開始することが可能になります。

まだ外部には話していないような高度な研究開発も現在進行中です。LuxTagは現実世界における、ブロックチェーンを活用したビジネスの実例となります。それは革命的ともいえる仕組みで、私たちが、ブロックチェーンを使っていつかは実現できると考えているようなソリューションです。しかし、その「いつか」とは実は「今」なのです。私たちはそれを実現することができます。

しかしそのためには、さらに開発を進めて、アプリケーションを作ったり、私たちのシステムを利用してくれる顧客を獲得するための時間が必要です。そのため、明らかな問題点の一つはブートストラップ(事業の利益によって会社を大きくする方法)についてのものです。私たちはお金を儲けるためのお金を必要としています。お金がなければお金儲けはできませんからね。

私たちはこれまでずっと自己資金で経営をしており、多くの時間を研究開発に費やしてきました。私たちの多くは非常に忙しいので、そうした時間はお金よりも貴重なものかもしれません。私たちが望んでいるのは、マーケティングを自分たちの力で強化して、さらに進歩することです。

ネットワーキングに関しては順調です。私たちがアイディアを伝えると、ほとんどの人は好意的な反応で、興味を示してくれています。私たちが今必要としているのは、いまの優位な状況を、マーケティングと開発の両面でサポートしてくれる人材を多く雇用することです。

それこそが、私たちが今回の調達資金で行いたいと考えていることです。LuxTagはNEMの技術のユースケースを示す好例となるだけでなく、NEMブロックチェーンそれ自体にも間違いなく良い影響を与えることになります。

そうした顧客に、コンスタントにNEMブロックチェーンでトランザクションを行ってもらい、そこから手数料収入が生まれて、そうした手数料が私たちのマーケティングの助けとなってくれることを願っています。しかしより大切なことは、NEMブロックチェーンのエコシステム全体が発展していくことです。

その際にLuxTagがNEMの素晴らしさの実例となることを期待しています。他のプロジェクトのように派手で凝ったウェブサイトを作って「様々なことを実現します」と言うのではなく、私たちは実際に様々な機能を持つ素晴らしいアプリケーションを開発するのです。コンセプトはすでに出来上がっており、後はそれを美しい形で実現して、顧客にそれを使ってもらうだけです。

アレクサンドラ:
コミュニティが投票を行い、あなたの考えを支持してくれることを祈っています。ところで私の次の質問は投票についてなのですが、LuxTagについての投票はいつ行われるのですか?コミュニティのメンバーはそのことについて興奮気味にチャットで話していますし、いくつか聞きたいこともあります。私にもその答えは分かりませんが、質問をすべき相手(ジェル)は分かっています。

ジェフ:
これまでのところコミュニティからの支持は得られており、フィードバックも素晴らしいものばかりです。コメントやフィードバックをくれたすべての人に、本当に感謝しています。非常に有益で助けになりました。

今は沢山のフィードバックに耳を傾け、投票を行うべき時だと私たちは感じています。私たちは投票センターを活用したいと思っています。まだ知らない人のために説明しますが、NEMはNanowallet内に新しい投票センターモジュールを設置しました。

そこではコミュニティが、コミュニティ全体を対象とした投票を実施することができます。例えば、あることに賛成か反対かといったものです。LuxTagがこの投票センターの最初の使用例になり、NEMコミュニティでの民主主義が実現されれば良いと思っています。

そして今回の投票が、投票センターとLuxTagの提案の両方にとって良い結果となることを望んでいます。投票については、可能であれば今週中に発表を行いたいと考えています。投票が行われる5日前までには発表しなければなりません。投票については少し厳密な表現をしなければなりません。私は投票システムプロジェクトの責任者でもあるからです。

開発者やテスターたちはこれまで素晴らしい仕事をしてくれています。あと1つか2つの要素が正しく動作すれば投票センターをリリースすることができます。

アレクサンドラ:
他には投票センターのルールなどはありますか?

ジェフ:
はい、投票をするにはPOIを持っていなければなりません。これこそが投票センターの素晴らしい点です。

他のブロックチェーンでは、好きな回数だけ投票を行うことができてしまいます。もしくは、例えば誰かがproof of stakeを上げて大きな投票力を行使したければ、数百万ドル分の暗号通貨を購入して、投票後にそれを市場で売ってしまうこともできます。

しかしPOIではそのようなことは起こりません。高いPOIを獲得するには、投資した分の残高を長い時間寝かせなければなりません。そしてさらにPOIを獲得したければ、NEMネットワーク上でアクティブでなければなりません。

そのため、もし誰かがイタズラで投票をしようとしても、すでに手遅れです。なぜなら、5日後にLuxTagについての投票を実施するという発表を行う頃には、そうした悪意のある投票を行う手段が存在しないからです。

もし本当にLuxTagの提案に賛成か反対かの意思表明をしたいのであれば、それまでのコミュニティでの貢献分しか投票を行うことはできません。彼らのアカウントのPOIの範囲内で、投票に参加することができます。

私たちはこの仕組みをシビルアタック・レジスタンスと呼んでいます。この仕組みを初めて投票システムに組み込むことができたのは本当に素晴らしいことです。ですので、不正投票の心配は一切ありません。なぜなら不正投票を行うとすれば、それはその人物がNEMブロックチェーン上で行った活動を担保として実行するしかないからです。

アレクサンドラ:
素晴しいシステムですね。私もそのアイディアが気に入りました。というのも、高いPOI評価を受けて実際にコミュニティに参加している人が、もっとも強い投票力を与えられ、そうした人物の意見が通りやすくなるからです。そうした権限をコミュニティに与えるという考えは素晴らしいと思います。

また、NEMは「眠れる巨人」として知られていますが、特にCatapultや今後予定されているリリースが行われれば、そんなに長く眠り続けるとは私には思えません。

ジェフ:
その通りです。NEMについて私が知っているあらゆること、そして今後の計画、プロジェクトの裏にある多大な努力を考えると私は言葉もありません。コミュニティ、開発者、そしてエコシステムから素晴らしいものが生み出されることを心から期待しています。

アレクサンドラ:
ありがとう、ジェフ。素晴らしいインタビューでした。ジェフからは今後さらに発表があることでしょう。これまでの情報についてはフォーラムにアクセスしてLuxTagをチェックしてみてください。

NIS 0.6.91(2017年8月6日現在は0.6.93が最新)へのアップデートをお知らせしておきます。そのアップデートは次回のフォークであり、手数料の値下げが近日中に発表されます。テストネットではすでに動作中なので、注目しておいてください。

最後に。必ずノード、スーパーノードのアップデートを行っておいてください。アップデートを行っていなければ報酬は受け取ることができません。

現在も様々なことが進行中です。非常に大きなアップデートもあります。私にお付き合いいただいてありがとうございました。Inside NEM次回の放送でお会いしましょう。

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トレンドストリーム
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FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやNEM、イーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2017年でFX歴8年目、独立して7年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。

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