握力向上?NEMマレーシア代表インタビューから垣間見る今後の期待値

 最終更新日2017/05/07    閲覧数3,366回   この記事は 約15分 で読めます。

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3月21日にロシアのクリプト系メディア「Getcoin」が、NEM協会マレーシア代表のレネ(Rene Bernard)氏へのインタビュー記事を公開していたようです。

その英語版がNEMFlashで3月29日に公開されていたようなので早速和訳してみました。

けっこうな長文ですので、お時間のあるときにどうぞ。

※見出しタイトルが質問者、その下がレネ氏の回答というようにしてます。

NEM協会マレーシア代表レネ氏へのインタビュー

(まずレネ氏より)
質問に回答する機会をいただいたことについて、ロシア語のコミュニティに対して心からの感謝を申し上げます。

コミュニティの皆さんはNEMのエコシステムをよく支援してくれており、世界中のコミュニティが皆さんに感謝をしています。今後も変わらないご支援をお願いします。どんなに小さいものであっても、援助はありがたいものです。ともに協力して、大きな目標を達成しましょう。

※NEMの各国コミュニティが次々と立ち上がっていますが、今のところロシアがもっとも参加者の多い国になってます。

NEMのチームに加入した経緯を教えていただけますか?

私は2016年の第2四半期からNEMプロジェクトに参加しました。ビットコインミートアップでNEMのことを耳にして、興味を持ちました。

その後、5月か6月ごろに、クアラルンプールのスターバックスで、光栄にもロン・ウォン氏にお会いし、ブロックチェーン、暗号通貨、そしてビジネスについて多くを話す機会を得ることができました。

私たちはその翌週にまた会う約束をしました。私はNEMが話のタネや投機の対象としてだけでなく、もっと積極的なサポートを受けるに値するプロジェクトであると再認識しました。

私は、マレーシア国内でNEMにより積極的に携わり、支援を行うという提案を用意してロン氏と再会しました。その頃は、組織的な地域の法人を設立するという考えが、さらなる現実味を帯びつつある時期でもありました。

NEMのマレーシア支部について、また私がそれを非営利団体として設立して代表となるという話し合いは、2016年の第3四半期に始まりました。

2016年の11月までには、団体登録証明書を入手していました。NEMマレーシアには、7人の執行委員会の役員がおり、通常会員として登録されている約30人の支援者がいます。会員数は現在も増加中です。

そして現在にいたります。私は積極的に、そして「公式に」NEMの理念を支持しています。NEMの一員になれたことを私は誇りに思っています。

プラットフォームとチームの現状を教えていただけますか?

現在、NEMでは多くの開発が行われています。日立と共同のMijinプロジェクト、ベルギー地方独立行政法人のDigipolisと共同のMijin関連プロジェクト、LuxTag、Lansteadやその他いくつかの商業プロジェクトです。

将来的なプロジェクトとしては、NEM.io財団がNEMブロックチェーン上での開発を行う起業家のための手厚い起業支援システムを開発中であることを述べておく必要があるでしょう。

ロン氏の発言より引用:「一方で、NEM.io財団はマレーシアの総理府の機関から、大きな影響力を持つプロジェクトであると公式に認定されました。NEM.io財団の事務局は今後数年間、総理府の敷地内に事務所を構えることになります。

敷地内には、私たちが自由に活動の推進のために使用することができる、講義室、多機能ルーム、そして会議室が設けられる予定です。さらに、私たちは間もなくホストサーバーを設置し、私たちのサービスの開発、テスト、そしてその応用の促進を支援するつもりです。

2017年のうちに、国際標準化機構(ISO)に基準に従って、私たちのブロックチェーンを用いたシステムを公式に検証し、認証してもらえることを願っています。そして可能であれば、それを達成する最初のブロックチェーンになりたいと考えています

NEM.io財団はマレーシアの国際標準化機構の委員にもなる予定です。マレーシアはブロックチェーンのISO標準規格の制定において議席を持つ世界で16か国のうちの1つです。私たちはヨーロッパだけでなく日本でも委員を務めたいと考えています。それによってNEMのブロックチェーンが標準規格として普及することにもつながります。」

NEMブロックチェーンの現状について述べるのであれば、2015年3月31日にローンチされたJavaを使用した安定性の高いパブリックネットワークについて主に触れなければなりません。そのネットワークは2年間にわたって、中断することなく稼働しており、もうじき2周年を迎えることになります(迎えました)。

2017年中に、Catapultへのアップグレードが行われることになっています。そこには、NEMがJavaからC++に移行することになる、コアノードネットワークのアップグレードが含まれます。この大きなアップグレードは、Mijinプライベートチェーンのシステムで最初に行われます。

そして、その「小さい規模」での実装が成功した後に、パブリックチェーンにも実装されます。今日の時点で、私たちのコアディベロッパーたちは、Javaネットワークの運営を維持しながら、Catapult C++のアップグレードに精力的に取り組んでいます。

NEMブロックチェーンの長所と短所は何ですか?

長所:NEMブロックチェーンは概して、技術的な進歩という観点では魅力的な強みを持っています。柔軟性、相互に組み込むことが可能な、パブリック・プライベートチェーンの機能。さらに、NEMブロックチェーンはAPIで使用することが容易です。

アプリケーション(NEM APIを使用したもっとも有名なアプリケーションであるNanoWallet)は、ノードを稼働させることなく、NEMブロックチェーンを使用することができます。これは他のブロックチェーンのプラットフォームと比較した場合、大きな利点であると言えます。

短所:「短所」と言えるのかはわかりませんが、プライバシーでしょう。NEMパブリックチェーン内のあらゆるものは一般に公開されます。メッセージは暗号化可能ですが(NanoWalletはその機能をよくサポートしていますのでお試しください!)、トランザクションやすべてのXEM送金についてのメタデータは公開されます。

追伸:長所・短所のリストは、これが全てというわけではありません!

5~7年後にNEMのプラットフォームを発展・拡張する予定はありますか?それとも維持・サポートを行うのみでしょうか?

NEMを発展・拡張させて、主要なビジネス等で採用されるような、より大規模なプラットフォームにすることを検討しています。開発、改善、そして今後のイノベーションは向こう数か月や、数年間で尽きてしまうことはありません!

将来的にスーパーノード報酬プログラムを改定(報酬、与えられるXEMの量、技術的な要件)するつもりはありますか?変更を行う際の重要なポイントとは何でしょうか?

スーパーノード報酬の検討は私の担当ではありません。そのため、それについてあまりお話しすることはできません。ジェフ氏(jabo38)の言葉を引用させてください。

注:2016年の後半にスーパーノード報酬が倍増する以前の発言より

「全体として、取るべき方針はトランザクション手数料を軽減し(現在議論中です)、スーパーノード報酬を増やすことだと思っています。

スーパーノードファンドには、日々の報酬を倍増して140,000XEMにするだけの十分な資金があり、私たちはスーパーノードの強力なネットワークを運営しています。一方で、ネットワークの手数料が低ければ、企業へのアピールにもなります。

企業は安価で、それを基盤に開発を行うことができる強力なネットワークを手にすることができます。最終的には、トランザクションの負荷が増え、定期的なハーベスターさえも恩恵を受けるはずです。ブートストラップ法における実に長いプロセスになります。」

5~10年後にNEMブロックチェーンはどうなっていると思いますか?

マレーシアにおいては、政府から手厚い支援を受けるブロックチェーン技術の基点となりたいと考えています。

NEMは、現実世界の問題を解決してビジネスのプロセスを改善するフィンテック・非フィンテックのアプリケーションを支援することになるでしょう。企業と政府のためのNEMを活用したプライベートチェーンの実装も計画しており、理想的にはいくつかの国々に技術的プラットフォームとして採用され、決済手段や市民登録や土地登録の構築に貢献したいと思っています。

私がまだお話しすることのできない進行中のプロジェクトが、この分野には様々存在します。関係各所の準備ができ次第、一般向けの発表が行われる予定です。

NEMはもはや疑わしい新興のプロジェクトではなく、世界中の注目を浴びています。NEMは真剣にビジネスを考えています。

マレーシアのXEMおよびブロックチェーン産業についての現状を教えていただけますか?ブロックチェーン産業、特にXEMやビットコインを政府はどのように支援、もしくは制限するのでしょうか?

マレーシアでは、政府はブロックチェーン技術について非常に好意的です。暗号通貨は、政府から決済手段として承認されているわけではなく、「危険で規制されていない、その他の投資対象」として認知されています。

私たちは政府機関や他の組織と協力して、ブロックチェーンと暗号通貨の教育を支援してきました。

マレーシアには、数多くの続発する多様なスキャムのモデル、主にHYIPとポンジスキームが多種多様に存在します。犯罪者たちは、一般の人々の誤解やブロックチェーンについての無知に付け込んでいます

開発者やプログラマーにブロックチェーン技術と、その中でも特にNEMについての教育を行うことだけでなく、スキャム判別と回避に関する認知と教育を広めることが、NEMマレーシアの課題と言えるでしょう。

アポスティーユ以外には、どのような「独創的」サービスをリリースする予定ですか?

私は個人的には、「独創的」サービスが、主に非フィンテック企業から生まれてきてほしいと期待しています。無料のアポスティーユのほかに、初めのうちは高級消費製品が正規品であることを証明するデジタル認証として機能する、商業的プロジェクトのLuxTagを予定しています。NEMを基盤とした、土地や所有権登録を作成するサービスであるLandsteadもリリース予定です。

フィンテックプロジェクトは一般的には「独創的」だと言えません。というのも、そうしたプロジェクトは、クライアントのニーズに応じて、高度にカスタマイズし適用する必要があるからです。

フィンテックへのNEM技術の実装に関連する、進行中の商用プロジェクトが様々存在しますが、この時点では私はそれについて口外することはできません。フィンテックへの実装におけるNEMの主な提携企業は、ドラゴンフライ社(シンガポール)、テックビューロ社(日本)であり、他の企業もすでに市場に参入を開始しています。

(もちろん)誰でも自由にNEMブロックチェーンの技術的プラットフォームを活用して開発を行うことができます。

NEMの本格的なマーケティング(youtubeチャンネルやユースケースの記録など)を開始する予定はありますか?マーケティングはNEMのロードマップにおいて、戦略的に重要なものですか?

はい、NEMは、素晴らしいプロジェクトを作りながら、それについて効果的に宣伝しないことは非効率的だと気がつきました

主要なビジネスへのマーケティングを行い、多くの人々がNEM上に素晴しいサービスを開発することができるようにするつもりです。

最近、ベトナム人のラッパーのSonがNEMについてのラップを歌い始め、複数のコミュニティのメンバーがYoutube上にますます多くのコンテンツをアップロードするようにもなってきました。

NEM公式サイトは全面的なリニューアルを行っており、2017年中にローンチされます。NEMマレーシア公式サイトなどの各国支部も、そのアップデートで設定されたデザインを踏襲することになります。

さらに、私自身の話になりますが、一連のNEM紹介動画のストーリーボードに取り組んでいます。その動画は2017年の第2四半期に撮影予定です。

次に実行すべき計画とは何でしょうか?

私たちの次なる課題は、クアラルンプールのペトロナスタワーズで4月29・30日に開催される、NASA Space Appsハッカソンで行われる、NEMのプレゼンテーション(48時間休みなしの有人ブース)を支援することです。

その後、5月か6月に、2017年のNEMマレーシア協会の一大イベントである、「東南アジアNEMブロックチェーンAPPハッカソン」を、50%をフィアット残りの50%をXEMで支払われる賞金付きで開催する予定です。

NEMマレーシアは、通常会員の受付を2017年5月から開始する予定となっており、そうした会員のために様々な報奨金も用意しています。詳細は間もなく発表されます。

私自身も、NEMプロジェクトだけでなく、商業的な活動、つまり主にLuxTag. ioにも携わっています。このプロジェクトのために、2017年の4月と5月の間は、複数のイベントでプレゼンを行う予定です。

さらに私たちは、高級時計会社と共同で行う、パイロット版プロジェクトのローンチに向けた最初の契約書に、間もなく署名することになります。私はそのことを非常に嬉しく思います!私たちは素晴らしいチームと協力して精力的に開発を行い、2017年の第3四半期までに発表したいと思っています。

原文:Getcoin Interview with Rene B. about NEM

和訳は以上です。

さいごに

スーパーノード数ゼロのマレーシア熱い!スーパーノード数トップの日本はテックビューロ社のmijinを筆頭に、より技術的存在感が高まってくことに期待します。僕のような無能でミーハーでアレなやつはただただXEMを握りしめて…。
ただ、投資家としては盲信や妄信だけはしないように、自身のクロージング計画をできるだけ明確にしつつ、危機はいつ何時でも起こり得ることも忘れずにいたいと思います。

※スーパーノード数は2017.4.1現在

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  著者プロフィール

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FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやNEM、イーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2017年でFX歴8年目、独立して7年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。

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