ネム(NEM)/ XEMとは?【2017.1.12更新】

      2017/01/12    閲覧数14,352回   この記事は 約18分 で読めます。

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現在のNEM/XEMレート(対日本円とビットコイン)

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XEMBTCの日足チャート


※Poloniexのチャートです。

NEM(ネム)の概要

NEMはもともとNew Economy Movement(新しい経済運動)の略称で、金銭的な自由、分散化、平等、および連帯感の原則に基づき、新しい経済圏の創出を目標としてはじまった仮想通貨(暗号通貨)のプロジェクトです。

2014年1月19日、bitcointalk.orgのフォーラムにてutopianfutureというハンドルネームの人物により企画が持ち上がり、2015年3月31日に公開されました。開発者の一人に日本人がいたことでも知名度を高めることになりました。

発行される仮想通貨の単位は「XEM」、総発行量は8,999,999,999XEMで、およそ1,600人の投資家に均等に分けられたので採掘というものがありません。

公式サイト:http://nem.io/

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NEMのPoI(Proof-of-importance)の優位性

NEMは莫大な資金を使って採掘システムを構築するような一部の採掘者やグループに報酬が偏ってしまうことのない最初の暗号通貨になります。

NEMはPoI (Proof-of-importance)という仕組みを使っています。これによって(ビットコインやイーサリアムと違って)、NEMは電力をあまり消費せず、そしてよりセキュリティ上堅牢なものになっています。
XEMとBTCやETHとの違いとは何か?(NEM公式/日本語)
NEMの採用しているPOIは、持っているお金だけでなく、取引をした額や、取引をした人も考慮に入れて報酬を与えています。

つまりこれは、NEMネットワークを積極的に使う人が、利益を得られる仕組みになっています。この仕組みが優れているのは、富の再分配の点です。NEMのネットワークに貢献した人は誰でも基軸通貨であるXEMを手に入れることができます。誰でも平等に機会を与えているのです。主な目的は、「世間一般の人」に力を与えることなのです。
POIとは何か?

PoIスコアを増やすためには、NEMを使ってより多くの人と、よりたくさん取引をすることが必要です。取引の結果、手数料によって通貨を使うことになりますが、あなたのPoIスコアは上がります。またNEMには、人工的にPoIスコアを上げて利益を得ることはできないような対応策が施されています。
NEMブロックチェーン上でImportance(重要度)を上げるにはどうすればよいか?(翻訳)

※僕個人はこのPoIの部分に強く惹かれてNEMに注目をしました。

●PoIについてより詳しく書かれてます→POIとは何か?

ハーベスティング

NEMではビットコインなどでいうマイニング(採掘)は、ハーベスティング(収穫)と呼ばれます。

みんなが払った手数料をもらう作業をすること。bitcoin等でいうマイニング。
トランザクションをブロックにまとめてブロックチェーンに記録するとまとめたトランザクションが払った手数料がもらえる。
それができる人はおよそ1分に1回Importanceを元にランダムで決まる。
ハーベスティングとは

ウォレット内の残高だけでなく、トランザクション(入出金)の頻度などからPoIスコア(あなたの重要性)が計算されるので、財力に偏ってない点に好感が持てるかもしれません。

アカウントの質が重要視されることから、Googleのページランク(←現在ではあまり意味ない)や検索結果の順位を決めるアルゴリズムと似たような部分がある感じがします。

2016年12月1日(875000ブロック)ハードフォークが成功

これまで少し高額なところがネックだった送金手数料が安くなり、ユーザーが独自で通貨を発行することができるNamespaceやMosaicのレンタル料が大きく安くなるなどしました。

詳しくは「手数料が激安に!NEMのハードフォークがオルト価格崩壊の渦中に忍び足で成功。」にまとめました。

NEM公式発、代表的なウォレット3つ

次に紹介するウォレットは

からダウンロードできます。

・NCC → Standalone Client
・Nano Wallet → Desktop Client
・モバイルウォレット → Mobile Wallet

ハーベスティングが出来る「NCC」

NCCというのはXEMの基本的なウォレット。ブラウザで動くタイプのものでハーベスティングもNCCを使って行います。
ビットコインなどはマイニング(採掘)でBTCを報酬として得られますが、NEMではそれをハーベスティング(収穫)と呼びXEMを報酬として得られます。
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あまり頻繁にXEMをトレードしないようでしたら、ハッキング(取引所の自演込み)による盗難被害に巻き込まれないため、なるべくウォレットに入れて保管しておいた方が無難です。

ハーベスティングに参加してXEMを収穫するには、PCを起動し、ブラウザを立ち上げ、NCCを起動して、ハーベスティングを開始、あとは放置しておけばOKです。

NEMウォレットのアカウント登録
【NEM/XEM】ハーベストへの道 NCCを入れてハーベストしよう

他に、ハーベスティングを外部に委任する方法や、300万XEM以上持っていればスーパーノードというワンランク上の"収穫"が可能です。

NEMのローカルハーベストと委任ハーベスト
【NEM/XEM】ハーベストへの道2 ローカル/委任ハーベスティング
【NEM/XEM】体育会出身でもできるスーパーノードのなり方(Windowsサーバー版)目次

スマホ版の「NEMモバイルウォレット」

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2016.11.4に出ました。導入方法はこちらの記事にまとめました。
【画像アリ】遂に出ました!NEMモバイルウォレット導入方法
マルチシグの使い方についてとても詳しく解説されています。
NEM MobileWalletによるマルチシグの実行方法~黄金虫ブログ

独自通貨(トークン)発行、アポスティーユ発行なら「Nano Wallet」

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Nanowalletは、NEMとmijinとの両方で使用できるオープンソースとして公開されたマルチプラットフォームのウォレットアプリケーションです。

内部に「Namespace」というドメイン的なものをレンタルし、それに紐づけるようにして任意の複数のアセット「Mosaic」を作成し、それらを送金することも可能です。
NanowalletはサーバーからPC、モバイル端末と環境を問わず稼働するため、様々な種類のアプリケーション開発に使用できます。また、同ウォレットはあらゆるOSのクライアントPCにウェブサーバーを実行して起動できるため、ソースコードを監査した上で、安全なローカル環境でサービス利用可能です。
テックビューロとNEMが、所有権が移転可能な世界初のブロックチェーン証明書発行ツール『アポスティーユ』を無償公開」より(一部加筆)

Nanowalletのソースコード: http://i.nf/nanowallet
Apostilleのホワイトペーパー: http://i.nf/apostillewhitepaper

●Nanowalletとその一機能であるApostilleはテックビューロのmijin公式サイトからもオンラインツールとして利用可能(ただしローカル環境での利用の方が安全)
●利用するにはその場でNEMのアドレス(アカウント)が作成可能だが、証明書の発行にはネットワーク手数料として暗号通貨XEMが必要

NEM上のドメイン「ネームスペース」と独自通貨「モザイク」発行

NEMのネームスペースとモザイクって何なのか?

NanoWalletインストールからネームスペースとモザイクの取得までを解説(全3回)

モンキーでもわかる!NEMのNanoWalletで独自通貨モザイクを発行してみよう!
第1回 準備編・第2回 作成編・第3回 送信編

※少しですがナノウォレット日本語訳に協力させていただきました!

Nanowalletで世界初の所有権が移転可能な証明書発行ツール「アポスティーユ」を実装

テックビューロ株式会社とNEMは、プライベートブロックチェーンmijinとパブリックブロックチェーンNEMとの両方で稼働する新型のウォレットアプリケーション「Nanowallet」をオープンソースとして公開。
またその一機能として、世界初となる、所有権が移転可能な証明書をブロックチェーン上で発行できるツール「Apostille(アポスティーユ)」を実装し、誰にでも使えるツールとして提供開始しました。(2016.11.1)

アポスティーユ(Apostille)とは何か?

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●任意のファイルをブラウザにドラッグ&ドロップして一意の文字列(ハッシュ)を自動生成し、NEMあるいはmijinのブロックチェーン上に記録
●その際、ブロックチェーン上で自動で新しいアドレス(アカウント)を作り、署名済みファイルと秘密鍵が記載された証明書画像を含んだ圧縮ファイルが生成される。
●署名されたファイルはブラウザにドラッグ&ドロップするだけでブロックチェーン上の証明書が確認できる。
●権利を自由に譲渡可能で、第三者を介することない様々な公証や登記ツールとしての利用が可能。

Wikipediaではこう説明されています。
"アポスティーユ (Apostille) とは、「外国公文書の認証を不要とする条約」(ハーグ条約)が定めているもので、駐日領事による認証に代わり公文書に外務省、公証人役場等が実施する付箋による証明のこと。 公印確認と異なり、公文書に直接押印せず付箋を付与する。"

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アポスティーユ(Apostille)の用途は?

1:土地やアート、写真、宝石、特許、音楽、自動車といったようなあらゆる所有権の登記
2:議事録や契約書、メール、ツイート、音声記録、ログ、タイムカードなどのタイムスタンプ記録
3:売り上げデータや会計データなど、後に監査が必要となる情報の記録

今後、ワンステップで複数社の署名による証明書を生成し、オンラインでの契約締結を誰でも容易に行えるようにするなどのアップデートも予定されているようです。

アポスティーユ(Apostille)ホワイトペーパー日本語訳

クリプトストリームにて日本語訳をいたしました。以下より無料で全文閲覧いただけます(PDF版あり)
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日本から世界へ~mijin

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日本の取引所Zaifの運営会社「テックビューロ」が開発するプライベートブロックチェーン「mijin」はNEMの技術をもとにしており、2015年12月に野村総合研究所と住信SBIネット銀行がブロックチェーンの実証実験にあたりmijinを採用することが発表されるなど注目を高めています。

テックビューロが次世代の超高性能ブロックチェーンコア『Catapult』のホワイトペーパーを公開
ブロックチェーン技術のテックビューロとオープンソースプロジェクトNEMが提携しMijinの新型コアエンジン『Catapult』を共通採用
NEMとMijinそしてCatapultの関係とは?(NEM公式/日本語)

mijin:http://mijin.io/ja/
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実証実験用の「mijinクラウドチェーンβ」には日本を含む15か国から計167件の申し込みがあったそうで、日本の企業からは、NEC、NTT、OKwave、関西テレビ、新日鉄、ドリコム、ミクシィ、山形大学、ワイジェイFXなどが利用しているようです。

2016年7月1日からは第2期の募集を開始しています。

ミャンマー最大のマイクロファイナンス機関「BC Finance」での実証実験を成功

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マイクロファイナンスでプライベート・ブロックチェーン技術を使った世界初の実証実験に成功しています。

ミャンマーでは5,000万人を超える人口に対し銀行口座数は200万件程度にとどまり、銀行のサービスは一部の富裕層のみが利用できる状況です。あらゆる層の国民に融資や預金といった金融サービスを提供するマイクロファイナンスは、同国の今後の経済成長を支えていく上で重要な役割を担っています。2011年春の民主化以降7~8%の経済成長を記録、2016年春には軍事政権が終焉したことで米国による経済制裁が解除される動きもあるなかで、ミャンマーは更なる成長が期待されBC Financeの利用者は大幅に増加していくことが見込まれています。

これでもまだ実証実験段階なので、今後の期待値はさらに大きく膨らみます。

インフォテリアとテックビューロ、世界初となるマイクロファイナンスの勘定データ記録におけるプライベート・ブロックチェーンの実証実験に成功
photo by:Soe Lin

このようにNEMは日本から世界にアプローチしている仮想通貨の代表といっても過言ではなさそうです。

NEMのプライベート版であるMijin、その開発を進めるテックビューロ社、そこが運営する取引所Zaif、要注目です。

NEMへのポジティブな意見、語られる可能性

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CRYPTO APEXの資産取引は、NEMの高度なモザイク・ソリューションがベースとなっています。『ブロックチェーンの衝撃』にも記載されているように現実世界の金、株価、土地の所有権等をユーザ間で取引を可能とします。
暗号通貨に興味がなくても、意識せずにNEMを使い、、世界中の人々が「デジタルマネーを通して世界につながる」という素晴らしい金融システムです。
NEMと共に世界の銀行をつなぎ、新しい金融システムを生み出す。その名はCRYPTO APEX
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テックビューロのアドバイザーを務めるホリエモンの著書『君はどこにでも行ける』からの引用となる。「僕自身は、ビットコインに代表されるブロックチェーン技術を応用したビジネスを、アフリカで展開しようと計画中だ。いまは、某ブロックチェーン技術のアドバイザーを務めている。(中略)ブロックチェーンをうまくアフリカに導入できたら、大変な金融イノベーションが起きるだろう。そして、おそらく実現できる。先進国のような、従来のインフラの利権構造による邪魔がない。」
NEMとテックビューロとホリエモンとその仲間たちによる静かなるブロックチェーン革命
photo by:Paul Saad
投資的観点から見てもNEMはまだまだ過小評価された暗号通貨だ。mijinでは2016Q2にスマートコントラクトが実装予定のため、その後NEMに実装されれば、第二のイーサリアムとなるだろう。
ポスト資本主義における暗号通貨、そしてNEMの可能性(2016.3.17)
2016Q3にはmijinに各国の主要暗号通貨為替エンジンが実装されるので、おそくとも9月には日本でNEMを買えるだろうが、もし、興味のある方は、日本で市場が開放されイナゴ投資家(みながやらないとやらない)が来る前にNEM購入をお勧めする。
株式投資家はどうして?テックビューロ株である暗号通貨NEMを買わないのか(2016.3.25)

購入/取引できる取引所

Zaif(日本のテックビューロが運営)
POLONIEX(英語)

次のサイトでは購入からウォレットへの保管方法まで丁寧に解説してありますので参考にしてください。僕もそちらの手順を参考にしてNEMを簡単に購入することができました。
なお、ビットコインの購入/送付元はZaifで解説してありますが、bitFlyerやcoincheckなど他の取引所でも可能です。
仮想通貨購入ナビ

NEM情報収集に役立つ日本語サイト

NEMホワイトペーパー(NEM Technical Reference)和訳
NEMの解説書
Mijinフォーラム内のNEM板
liangさんのカタリベ記事
黄金虫ブログ
NEM NANO wallet 導入方法・Walletのインポート方法(Nano Wallet Beta 1.1.11)
ラズベリー農家のすすめ/NEM Harvesting on Raspberry Pi 3 B
NEM のトランザクションを作る

付録 NEMberのためのTwitter用お守り(RTせよ)

NEMberとはNEMを保有する人、NEMを推す人、NEM中毒者/信仰者のことを表します。

 - NEM(ネム), アルトコイン , , , , , , ,

  著者プロフィール

トレンドストリーム
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FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。

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