レアペペ:ビットコインの不思議なデジタルトレーディングカード

 最終更新日2017/05/09    閲覧数2,624回   この記事は 約9分 で読めます。

2017_insert_image_000108

本記事はクリプトストリームでの有料記事ですが、特別にこちらで無料公開しました!(2017.4.3)

クリプト界隈の一部で、レアペペ(Rarepepe)カードという変なものが流行しています。

極めて変な話なので、このページをそっと閉じるならいまのうちです。

簡単に言うと、Counterparty(カウンターパーティ、通貨はXCP)というビットコインのブロックチェーン上で展開されるプラットフォームがありまして、そこでは誰でもが簡単に独自のトークン(コイン)を発行することができる機能があります。

トークン名を付けたり、発行枚数を決めたり、保有者に配当を渡したりなど、それぞれの目的で"トークンエコノミー"と呼ばれるものを実現できます。トークンはユーザー間で送受信が自由なのは当然として、カウンターパーティが有する分散型取引所でユーザー同士で売買することも可能です。

この界隈でいうトークンは物理的なものではないため、コインというように呼ばれることが多いですが、レアペペではそこをカードという感じにしたものになります。デジタルなカードです。カードなので、いろいろな表現(イラストだったり言葉だったり)ができるので、そこにアーティスティックあるいはエンターテイメント的な側面で価値付けがされてます。

ちょっと理解しがたい世界かもですが、もっと簡潔にいうと、あるテーマにそったカードをそれぞれが勝手に作って、好きな人が集まって交換したり売買したり競売にかけたりでコレクションして楽しむだけのデジタルの世界の話です。

去年、僕も半信半疑ながら挑戦をして10枚ほど作って配ったり、取引所で売ってみました。その結果、トータルで350XCP(現在のレートで約11万円)ほどの売上、1枚の最高は12XCP(現在のレートで約3,700円)という、今でも不思議でたまらない世界を体験しました。
参考:時価総額100万円越え…、自作レアペペカードまさかの事態に感覚を失う

どうやら、この先このレアペペカードが使われるゲームが開発されているらしいので、そういったユースケースが増えるとレアペペカードの価値が上がる要因になるので、ちょっと楽しみのような気がしますが、それでもまだこのレアペペというアーティスティック(?)な部分での世界観がまだあまり理解できていません(笑)

さて、そのレアペペについて英文記事が出ていましたので和訳しました。

レアペペ人気の謎が解けていくかもしれません…読んでみましょう。

レアペペ:ビットコインの不思議なデジタルトレーディングカード

数世紀前から存在する娯楽であるトレーディングカードは、レアペペという形でビットコインのブロックチェーン上に登場しました。

1800年代、最初のトレーディングカードは、タバコを保護するために箱の強度を保つ目的で、タバコの紙の箱の中に入れられていました。タバコ会社が、愛煙家の興味を引く題材をテーマにしたリトグラフの絵を刷って、厚紙に新しい価値を与えて、自分たちのブランドを宣伝しようとしました。

1900年までに、数百ものタバコ会社がトレーディングカードを付けるようになりました。最初の野球カードは煙草の箱の中に封入されていたのです。しかし、第二次世界大戦が勃発すると、紙の資源が限られてしまい、この時代は終わりました。

戦後に、トレーディングカードはイギリスではティーカードという形で、アメリカでは風船ガムカードとして再び登場しました。1950年に、Topps Chewing Gum, Inc.は、トレーディングカードにテレビや映画のスターを印刷するようになりました。

その後、Toppsのオーナーで創立者のSy Bergerが、競技記録やデータを備えた、最初の現代的な野球カードのシリーズを作りました。Bergerのコレクションは、ミッキーマントルのルーキーカードを含んでいるため、カード史上でもっとも人気が高く入手が困難ものの一つとなっています。
景品として始まったトレーディングカードは、ついには高価なコレクターアイテムとなりました。ビットコインのように、その価値は希少性と比例して、時間を経るごとに増加していきました。

スポーツ以外の分野でもっとも売り上げの多いトレーディングカードのシリーズは、スターウォーズとGarbage Pail Kidsです。Garbage Pail Kids (1985)はCabbage Patch dolls(キャベツ畑人形)のパロディで、不気味だったり、皮肉や気味の悪い内容も含んでいます。

Garbage Pail Kidsの精神を受け継いで、デジタルトレーディングカードは、デジタル通貨ファン向けに登場し、それ自身の小さな経済圏を形成しています。レアペペのデジタルトレーディングカードは、不変のトークンとしてビットコインのブロックチェーン上に存在します。

レアペペを集め始めるには、カスタマイズされたカウンターパーティウォレットが必要となります。まず、12語のフレーズを控えて、安全な場所に保管しておく必要があります。その後に、ビットコイン、カウンターパーティ、ペペキャッシュのいずれかを入金して、ブラウジングを行い、ウォレット内で16シリーズ(※日々増えてます)のレアペペを売買します。レアペペディレクトリサイトでそれらを見ることもできます。

スマートフォンでレアペペを集めたい場合には、Book of ORBS(Ownership Revolution on the Blockchain:ブロックチェーン上の所有権革命)と呼ばれる、アンドロイドとiOS用のモバイルウォレットも存在します。モバイルウォレットとデスクトップウォレットの両方が、カウンターパーティのプロトコルを使用しています。

Pepe the Frogは元々Matt Furieによって作られたインターネット・ミームであり、彼のコミックであるBoy"s Club #1に最初に登場しました。元々は2005年に、悪名高いペペのキャッチフレーズ"Feels good, man."と共に、Myspaceにブログ記事として投稿されたものでした。

2008年にペペは4chan(※日本でいう2ちゃんねるのようなところ)にアップロードされました。ペペは4chanユーザーの間で人気となり、彼らはペペの顔とキャッチフレーズを、様々なシナリオと感情に当てはめました。2015年に、ペペの人気は上昇し、ユーザーたちは特定の種類のものをレアと認定するようになりました。

これらの特定ペペは"希少なペペ"として知られるようになりました。数種類のレアペペは、そのうちのいくつかは実体のある絵画として、eBayのオークションに出品されたり、Craigslistで売りに出されたりしました。

あるブロガーは、ペペを取り巻く状況と人気の上昇を、古代エジプトのケク神の偶然による復活であると説明しました。ケク神はカエルの頭を持つものとして描かれ、混沌と闇という原始的な概念を神格化したものだと考えられており、「夜明け直前の時間を体現し、光をもたらすもの」だとされています。このようなケク神の不思議な力は、繰り返し投稿される4chの記事が証明しています。

2016年に、ペペはオルタナ右翼のネオナチに目を付けられ、多くの人々の気分を害する白人の国粋主義者のシンボルにされてしまいます。Miles Kleeは自身の「Pepe the Frogはオルタナ右翼が何と言おうともナチではない」という記事の中で、ペペのミーム(流行)をこのように使うのは正しくないことだと説明しています。

ペペの生みの親であり、アーティストのMatt Furieも同意見のようで、インタビューで次のようにコメントしています。「それは一時的なものでしょう。ペペが悪者として描かれた事はこれまでもありました。11月にでもなれば、誰もそのことを気にはしていませんよ。私が思うに、彼のずる賢くも、愛すべき魅力あるイメージは来週にでも元通りになるでしょう。」

レアペペをよりよく理解するためには、Chris DeRoseが提出した定義について考える必要があります。DeRoseは次のように説明します。「レアペペは、一般的に重んじられているあらゆるものの対極に位置するように描かれているという奇妙な性質を持っています。」

レアペペの政治的に正しいとされている時代の潮流に異議を唱えるという性質が、彼らの人気の秘訣かもしれません。ペペはニヒリスト的な性格を持っていると考える人もいるかもしれませんが、おそらくペペの真価、そしてレアペペがアセットになっている理由は(ペペキャッシュの値札に加えて)、私たちが自分自身に真剣に向き合いすぎないようにしてくれる彼らの力にあるのではないでしょうか。

原文:RarePepes: Magic Bitcoin Digital Trading Cards

こちらも合わせて!

国内発でも新しい動きが…!Memorychainという"暗号カード文化"が徐々に。
Memory chainとRare Pepeカードをコレクションしてみよう!〜仮想通貨の使い方①〜

 - RAREPEPE, クリプトシグナル, 和訳 , , , , ,

  著者プロフィール

お忙しいところ、貴重なお時間の中での当サイトへのご訪問ありがとうございます。

FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやNEM、イーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2017年でFX歴8年目、独立して7年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。

またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。