The DAOにプロポーザルを提出する方法とその知識

 最終更新日2016/06/09    閲覧数1,052回   この記事は 約10分 で読めます。

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以下、Proposalを提出する流れですが、これはDAO1.0のものであり、今後DAO2.0なりで変更される可能性はあります。

プロポーザルを作る方法

「プロポーザル(Proposal)」は次のような時に使われます。

●DAOトランザクションを提案する
●(新しいキュレーターを選ぶことによって)DAOのsplitを提案する

それはNewProposal関数を呼び出しによって実行出来ます。この関数は6つの指定される必要がある引数(パラメーター)を持ちます:

recipient(受領者)

トランザクションの受け手。これはアドレスで、必ずThe DAO自身、キュレーター、またはallowedRecipientsのホワイトリストのアドレスである。

それ以外のアドレスは例外を投げる(throw an exception)結果となり、あなたの新しいプロポーザルの提案はブロックされる。ホワイトリストはキュレーターが選び、彼らだけがリスト内のアドレスを追加または削除できる。

ただし例外はあり、新しいキュレーターのためにプロポーザルを作成する時、受領者は提案されたキュレーターのアドレスである(通常信頼された人々のマルチシグアカウントか、ユーザーが自身のDAOを作成するためsplitを行う場合は、彼ら自身のアカウントのアドレス)。

amount(金額)

提案されたトランザクションにおいてThe DAOから受領者に送信されるWeiの金額(1 wei = 10^-18 ether)

※ここがプロジェクトが必要とする希望出資額になると思います。

description (説明)

プレーンテキストによるプロポーザルの短い説明

transactionData (トランザクションデータ)

提案されたプロポーザルのデータ。受領者がスマートコントラクトの際、関数を呼び出すのに使われ、オプションとしてこのスマートコントラクトの関数のパラメーターをThe DAO自身に提供する。

debatingPeriod(討論期間)

討論とプロポーザルへの投票の為の時間(秒の単位で!)。新たなキュレーターのプロポーザル(Split等)でない限り、最短でも2週間でなければならない(= 1,209,600秒)。新たなキュレーターのプロポーザルの場合は、最短で1週間である。

異論のあるプロポーザルあるいは移動するetherの金額が大きい場合においてはもっと長い討論と投票の期間が推奨される。討論期間は最大8週間(4,838,400秒)である。

newCurator (新たなキュレーター)

これはブール値で、必ず真か偽になる。新たなキュレーターのプロポーザルの場合は真であり、そうでなければ偽である。

Send ETHER (ETHERを送る)

通常のプロポーザルにおいて、最低プロポーザルデポジット(預け金)が求められ、proposalDeposit関数を利用しているコントラクト読み込まれ、the DAOトークンの基本単位(1 = 10^-16 DAOトークン)を用いて入力される。

トランザクションの送信者はデポジットを多めに払うことが出来る。The DAO向けのGUI(開発が進行中)はプロポーザルをプロポーザルデポジットの金額順にソート(訳注:並べ替え)する。

従って、デポジットの金額を増やすことで、プロポーザルを宣伝したり優先順位を上げたり出来る。プロポーザルデポジットはプロポーザルが実行され定足数をクリアした時に返金される。提案された移動するETHの金額によるが、この金額は全トークンの20-53.33%である(ホワイトペーパーのEq. (1)を参照)

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これらの引数(パラメーター)のいずれかが間違って指定された場合、関数が例外を投げるので、トランザクションは失敗となる。これはユーザーがプロポーザルデポジットを失うのを防ぐためである。

トランザクションの送信者はDAOトークンの保有者でなければならない。新たなキュレーターのプロポーザル(Split等)の場合、NewProposal関数を呼び出すトランザクションによるether送信額はゼロであるべきなので、transactionDataもamount(金額)も空白であるべきである。

注意

※プロポーザルに含める前にスマートコントラクトをTestNetでテストするのが常に望ましい。

※実行された際に例外を投げる可能性があるトランザクションを提案しないこと。その結果、あなたのthe DAOへのデポジットが失われることにつながる。そのようなプロポーザルは、短い猶予期間の後閉じられる。

※また、送信者がフォールバック機能を持つ、実行に9000gas以上を必要とするスマートコントラクトではないことを確認する。プロポーザルデポジットを払い戻すのは不可能になり、プロポーザルは実行されない。

(原文):How to create a proposal

プロポーザルを提出する方法

上記はテクニカルな提出方法になると思いますが、実際には次のような工程が必要とされるみたいです。ちなみに、2と3は必須というよりも推奨の流れであると思っています。

しかし、提案を通して出資をより確実に得たいのであれば2と3は必須と考えた方がよさげです。

ステップ1. スマートコントラクトを書く

本サンプルプロポーザルの例を参照(←リンク切れしてましたので割愛)して下さい。
このコードはThe DAOへ提出するのに安全かどうか何度もテストされました。全ての変数を定義したらデプロイして下さい。

ステップ2. DAOhub.orgに投稿する

あなたのコントラクトが全ての要件に合致すると確信できたら、ここのDAOHubフォーラムに投稿します。

投稿メッセージの中に、デプロイされたアドレス、そのソースコードへのリンク、コンパイル方法、そして身元確認のためのGoogleハングアウトの日時とリンク(これが好ましいやり方)を記載してください。あなたのプロポーザルの詳細へのリンクも含めて下さい。

Googleハングアウトへのリンクについて、なぜ?と思っているかもしれません。プロポーザルを提出するコントラクターが身元を明らかにするのは重要です(→IBMやアンドレアス・アントノポロスであると身元を偽られるのといけないので)。

これを防ぐために、コントラクトのマルチシグへの秘密鍵を持つ各人はGoogleハングアウトに参加して、自身のアドレスを声を出して読み上げなければなりません。この模様は自動的にYouTube動画に変換されます。

画像では不十分です。フォトショップで修正するのは難しくありません。一方、動画、とくにリアルタイムで視聴者とやり取りを行うライブ映像の改ざんはかなり困難です。そのやり取りの中で、あなたがこのアドレスをコントロールしていることを示すため、メッセージを署名することを求められる場合があります。

ステップ3: コミュニティが参加し意見する

あなたのフォーラムへの投稿はコミュニティ全体に公開され、バイトコードがソースコードとマッチするかなど、コントラクトが精査されます。しかし、究極的にはキュレーターが最終の決定を行います。

コミュニティは次に、あなたのコントラクトを、バイトコードとソースとの合致やthe DAOへの攻撃がされないと言う確認を含めて検証します。皆が招待されているパーティーです!この楽しいイベントに参加したいなら、DAOHubフォーラムに加わるか、The DAOのslackのチャットに参加して下さい。

ステップ4. キュレーターがレポートを受け取る

コミュニティは全てのプロポーザルの調査結果についてまとめた月次の報告書を作成します。この報告書は毎月7日にDAOhub.orgに掲載されます。コミュニティによるレビューの時間、適切なレビューと返答を確保するため、あなたのthe DAOhubフォーラムへのプロポーザルの提出は期限までの時間を十分に確保して下さい。また、より複雑なコントラクトはより長い時間を要することにご注意下さい。

(原文):How to submit a Proposal to the DAO

以上、超複雑!超めんどう!ですか?ぼくもそうだと思います(笑)

プロポーザル出したいな…と思っていた案件があったのですが、この後半の翻訳文を読んで一気に冷めました!ムリムリ…w

しかし、(AIが完備されてるわけでもない)今の段階でシンプルに出資金が得られる方が、のちのち深刻な問題を引き起こすんじゃないかと考えます。

水面下ではすごく前向きに改善策が議論され、コードが組まれてるみたいなんですよね。

そりゃあ150億円もの未来を創り出す初動資金がプールされてるのに、まだ1円も活かされてないんだから必死になるはずです!

クラウドセール時、たいがいの発起人とか開発者/運営者がトークンの何%かをあらかじめキープしておく傾向にあるみたいですが、The DAOでは全くありませんでした。

中の人々もETH払ってDAOをゲットしないといけなかったですね。そこらがハングリー精神みたいなものにつながって、慢心せず開発や普及を継続するセルフニンジンシステムになってんのかなーと感じています。

批判や避難は外野の一部だけみたいですが、そういうのにもしっかり聞く耳をもってる印象はあります。議論には誰でも参加できるようドアが開かれてますよ!

(原文翻訳):士林翻訳サービス
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