NEMが製品レベルのブロックチェーンプラットフォームである理由

 最終更新日2017/08/02    閲覧数2,992回   この記事は 約9分 で読めます。

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NEM公式ブログにも掲載された、NEMの良いところがきっちりまとめられた記事の和訳です。初めての人はNEMって何なのか?がサっとわかるシュっとした内容になってます。復習を兼ねて読むのもアリ。

早速、日本語で読んでみましょう。ちょっと長めです。

NEMが製品レベルのブロックチェーンプラットフォームである理由

NEMチームは、Andreu Rodriguez i Donaire (Telegram user: @andreurd)に、この記事を寄稿してくれたことに対して感謝を表明したいと思います。

NEM(とその通貨であるXEM)は、単なる暗号通貨やアルトコインに留まるものではありません。それはブロックチェーン技術を基盤とした革命的なプラットフォームであり、理想的なブロックチェーンをゼロから再構成するものです。

NEMによって、ピアツーピアの標準的な発信トランザクションが可能になるだけでなく、データの貯蔵、個人情報の認証、データと時間によるドキュメントへのタイムスタンプなどの機能も果たし、ドメイン登録システムや新しいデジタルアセットさえも構築します。

安全性の高い暗号技術を使用することで、NEMは、金融産業、政府機関、物流、そして医療業界など様々な産業において幅広いアプリケーションで使用することが可能となっています。

プラットフォームとしてのNEM

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NEMのプラットフォームは利便性が非常に高いシステムで、あらゆるビジネス、政府、そして個人が、運営コストを削減して、従来のプロセスを効率化するために活用することができます。

NEMのコードは100%オリジナルであり、既存のプロジェクトから分岐したものではありません。当初から、既存のブロックチェーンプラットフォームの長所と短所を分析することで、エンドユーザーのニーズに応えるために開発されてきた製品です。

NEMは二層構造(2レイヤーモデル)になっており、セキュリティを特に重視しています。その二層(サーバーとクライアント)は、NIS(NEM Infrastructure Server)とウォレット、つまりライトクライアントで出来ています。

ウォレットはNISに安全に接続し、ブロックチェーン全体さらには縮小版のダウンロードを行う必要すらなく、ログのトランザクションを行うため、はるかに優れたユーザーエクスペリエンスを実現します。

NEMのメインウォレットはNanoWalletですが、他にもトランザクションを行い、NEMブロックチェーンを活用することのできる製品が、少なくとも10以上存在し、それらはすべてAPIを使用しています。

NEMの開発

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NEMの技術はテスト駆動開発(TDD)の手法で開発されています。

この手法は、対象の技術を実装する前に、あらゆる手段を尽くして事前に設定された必要条件を満たすことで、それぞれの小規模なコードのまとまりがそうした条件やテストの一つの基準を満たすようにして、非効率的で不必要なコードを避けるというものです。

NEMのユニバーサルAPIsは非常に使いやすく、上手くドキュメント化されています。このドキュメンテーションにおける方法を使って、NISを指示することで安全にコールを行うことができます。

統合が容易に行えるため、企業は既存のチームでブロックチェーンアプリケーションを制作することができ、新しい開発者を雇ったり、費用をかけてインフラを拡張する必要もありません

POIというコンセンサスアルゴリズム

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NEMが使用しているこの革新的なコンセンサスアルゴリズムはProof-of-Importance(POI)というもので、それぞれのアカウントの評価を基盤とする初のブロックチェーンアルゴリズムです。このアルゴリズムは、評価の高いアカウントほど次のブロックを「ハーベスト」する可能性が高いという事実に基づいたものです。

この事実は次のことを示しています。参加者が「ハーベスト」能力を向上するためには、多くのXEM量とネットワーク使用が必要となるため、コンセンサス形成者のコミットメントが非常に大きなものだということです。

革新的なProof-of-Importanceの仕組みを使うことで、NEMは、Proof-of-WorkやProof-of-Stakeを使っている前述のプロジェクトのいくつかの特徴を改善することができます。主にリソースの効率性と最適化について、POIによってNEMは維持費の点ではるかに安価なシステムとなり、環境にも優しいものである一方で、活発なブロックチェーンのエコシステム実現の動機付けを行います。

このコンセンサス形成の新しい方法のおかげで、Proof-of-Importanceのノードは多くのエネルギーを消費する高価なマシンである必要はなく、それに加えて、それらはウォレットから独立して機能します。前述のAPIsを使っているため、あらゆるアプリケーションが、ブロックチェーン全体をダウンロードする必要なく、NEMブロックチェーンに安全にアクセスすることができます。

NEMの別の素晴らしい特徴としては、平均的なブロックの生成時間が1分であることが挙げられます。これはビットコインの10分の1であり、そのためNEMはより短い時間で、より多くのトランザクションの実行と検証を行うことができます。

NEMアセットはモザイクで作る

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他のブロックチェーンと同様に、NEMでも新しいバーチャルアセットの作成が可能になりますが、NEMの場合は、それをスマートアセットによって新しいレベルにまで引き上げます。

NEMのモザイクを使えば、アセット(現実世界の価値にリンクしている場合もあります)に様々な条件を付けて作成することができます。供給数を固定するか、変更可能にするか。説明、レート、権利の譲渡などの条件です。

そしてアポスティーユのシステムを使うことで、アカウントをトークン化して、独自のアセットのデジタル表象のためのコンテナとすることができます。それらは追加情報であるモザイクを含むこともあり、アセットと情報を損なうことなく、個人間で送信可能です。

NEMモザイクは常に個々のドメイン名(NEMネームスペース)にリンクされており、モザイクは必ず独自で識別可能なものとなります。そうしたネームスペースは、従来型インターネットのドメイン名の、NEMブロックチェーン版だといえます。

NEMはインフレを全く起こさない

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NEMは委任ハーベスティング(安全なプロキシマイニング)、局地的なスパムからの保護、ノードペア間の評価管理を行うEigentrust ++、そしてブロックチェーンを基盤とした警報機能を持つカスタマイズ可能なマルチシグネイチャーのm-of-nアカウントなどの要素を持つ初のブロックチェーンでもあります。

NEMのその他の素晴らしい点としては、通貨がインフレを全く起こさないことが挙げられます。NEMの供給数は固定されています。NEMのローンチ時に発行されたコインは、合計で8999999999XEMとなっています。

NEMの他の便利な機能としては、ピアツーピアノードの自動同期、未暗号化または暗号化された16進法のメッセージの送信が実現される可能性、地域的に分散したステップでの署名と決済トランザクションの承認、そして許可制のプライベートサイドチェーン(Mijinの例)があります。

NEMはブロックチェーンのアプリケーションを実装するのに最適な環境

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最後に、NEMはエンドユーザーと、第三者のソフトウェアの運用に使われる可能性を見据えて作られています。そのため、ポータブルクライアント(Nanowalle、iOS、Android)か、従来型のサーバー(NISノード)を使った、使いやすくインストールも容易な小さなメモリフットプリントが内蔵されています。

NEMは製品レベルでの使用の準備が整っているプラットフォームであり、多くの企業や機関の検証を受けてきました。その機能とコントラクトは、開発者がゼロから複雑なコントラクトを書く必要なく、実際に使用することが可能です。

こうした事実によって、NEMのエコシステムは、ブロックチェーン革命の初期段階において、ブロックチェーンのアプリケーションを実装するのに最適な環境となるのです。

原文:Why NEM is Your Production Level Blockchain Platform

 - NEM(ネム)

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トレンドストリーム
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FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやNEM、イーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2017年でFX歴8年目、独立して7年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。

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