暗号通貨とICOのクレイジーな世界
最終更新日2017/07/06 公開日2017/07/06 この記事は 約4分 で読めます。
去年末くらいまでは比較的静かだったICO人気が、このところ主催側も参加側もさらに熱くなっているようですが、「なんだか適当っぽい金集め主体の主催側」、「調査無しの勢い任せの参加側」も増えてるようで、そこに危機感を抱く声もちらほらしています。
どこかでも書きましたが、個人的には去年ほど「大当たりプロジェクト」に巡り合えるかどうか疑問ですが、ICOという仕組みはとてもすばらしいものなので、仮想通貨の世界に足を踏み入れたなら、一度は経験してみたほうがいいヤツ!だとは言えます。
さて、今回はICOの現状などについて、けっこうしっかり目に書かれた記事があったので、日本語にしてみました。
読んでみましょう。ちょっとだけ長めです。
暗号通貨とICOのクレイジーな世界
私は昨日飛行機に乗り、ネットサーフィンをしていました。Facebookのアプリ、twitter、銀行アカウントやBBCニュースなどをフリックしながら往復していました。すると急に、新しい銀行設立のための、新規ICO(新規公開通貨)が目にとまりました。Wikipediaによれば…、
また、
とあります。
私はその新しい銀行に向けたICOを非常に面白いと感じました。その新しい銀行は、最先端で流行中のあらゆる技術を使用し、ローンチ時の私の投資に対して、50%のボーナスを保証してくれるというのです。ぜひ参加してみたいものです。
私はすぐさま100ETH(イーサリアムの暗号通貨)を転送して取引をまとめるために、Krakenへログインしました。そしてちょうど私が送金ボタンを押そうとしたその時、私は手を止めて一息ついてみました。
この一連の行動は、私がFacebookで新銀行のICO広告を見た時に始まりました。私がその銀行について知っているのはその広告の情報だけです。私の中に欲望が湧いてきて、今日彼らに100ETHを送るだけで50ETHものリターンがあると考えました。50ETHは計算を行う日や週にもよりますが、16,000ドル程の価値があります。数週間で得るには、素晴らしい額の利益といえます。しかし、少し考えてください。私は彼らについて何も知らないのです。
この銀行の裏側には誰がいるのでしょうか?彼らにはどのような信用性があるのでしょうか?送金してしまった場合には、本当にお金は戻ってくるのでしょうか。送金してしまった場合には…。
ICOの流行によりBTC(ビットコイン)とETHの価格は上昇し、今日の暗号通貨の世界に本当の狂気がもたらされました。誰かがある時こう言うでしょう。「世界を止めてください。私はもう降ります。すべてが崩壊してしまいます」。事実、この崩壊は先週始まり、BTCとETHの価格はたったの一週間で25%も下落しました。
同様に、多くのICOの申し出はスキャムです。すべてではありません。例えば、Bancorは私が個人的に投資を行ったものの一つです。しかし、MonacoのICOは疑わしいものです。実際のところ、あまりに多くのICOが存在し、それはQuoraでミームとなっているほどです。
著者プロフィール
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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。
今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEM Symbolをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年以上のトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。
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