NEM財団再編成、NEM XPOS、DarcMatterについてのインタビュー

 最終更新日2018/04/25 公開日2018/04/25    この記事は 約17分 で読めます。

Inside NEM エピソード38がテキスト化されてましたので和訳してみました。なかなかの長さですが、まずはアレクサンドラの言葉からどうぞ。

先週Jeff McDonaldと私がカリフォルニア沿岸にNEMの布教に訪れていた間に、5日間で4件ものブロックチェーン関連の出来事が立て続けに起こりました(神の祝福を得られるでしょうか?!)。この期間中にはニュースが尽きませんでした。

もちろん最大のトピックは、Kristof Van de Reckが暫定代表に就任して、NEM財団を再編成するというものでした。NEMはCatapultのプライベート・デベロッパー・ベータ版のローンチによってその勢いを増し、決定的に大きな進歩を成し遂げました。

Lon WongとJeff McDonaldは現在、彼らの強みとリーダーシップを活かしてLuxTagやProximaXといった需要の高い提携企業の成長のサポートに尽力しています。その一方で、私たちは技術に焦点を当てた開発者向けブログを立ち上げ、開発者への支援も開始しました(読めばNEMに参加したくなるでしょう)。

そうした取り組みに加え、私たちは素晴らしい新規の提携関係や製品の用意をしています。そのため最近は睡眠もとれていないほどです。―Alexandra

Inside NEM エピソード38

NEMブロックチェーンネットワークを紹介する番組、Inside NEMへようこそ。私はホストのAlexandra Tinsmanです。今回は、最近のNEM財団の再編成、メディアとイベント、XPOSのPOSデバイス、DarcMatterと呼ばれる証券投資企業、そして韓国発のNEMを活用した新通貨についてお話ししたいと思います。早速スタートしましょう。

先週、NEM財団は代表のLon Wongと副代表のJeff McDonaldが財団の役職から退き、顧問に就任すると発表しました。Kristof Van de Reckが財団の暫定代表に選ばれています。これは素晴らしい人選です。なぜなら彼はここ数年、NEMヨーロッパやNEMのCenter of Excellence構築に尽力してきたからです。

Catapultのプライベートベータ版リリースの初期段階が軌道に乗ったため、LonとJeffは、今後はNEMのビジネスパートナーの開拓に専念します。そうしたスタートアップやコンサルタントはNEMを世界中に普及させるために必要となるものです。

NEMのエコシステムは現在繁栄しており、顧問役へと移行することで、LonとJeffはより多くの時間を、NEMのエコシステムに決定的に不足している要素である強力なインテグレーターの開発に充てることができます。

明確にしておきますが、LonもJeffもNEMの長期的な成功をサポートするために100%の力を尽くしてくれています。彼らの言葉を直接聞きたければ、下記のリンクからLonとJeffの手紙を読むことができます。

COINSTOP


NEMは、オーストラリア大手の暗号通貨コールドストレージ・ハードウェアウォレットプロバイダーであるCoinstopと提携関係を結び、10%オフでの販売を行うことになりました。CoinstopはTREZOR、Ledger、Keepkeyなどのデバイスを販売しています。

さらに、世界中のどこからでも購入することが可能で、取引所の外で自分のコインを保管することが非常に重要です。必ずコールドストレージに保管してください!詳細についてはCoinstop.ioをご覧ください。

メディアとイベント


NEMの南太平洋地域代表であるNelson ValeroはHuobi TalkでDennis Jacobs氏からインタビューを受け、NEMがいかにコミュニティ主導のブロックチェーンであるかについて詳しく話しました。


NEMフィリピンの代表であるEmerson Fonsecaが、ANCのニュースチャンネルである24/7 The World Tonightで、政府や投票手続きにおけるブロックチェーンのユースケースについて話をしたのも素晴らしい出来事でした。


NEMウクライナに話は移りますが、彼らは先週キエフで開催されたInternational Blockchain UA Conferenceに参加しました。委員会のメンバーであるNelz Valero だけでなくNEMの地域代表であるAnton BsnkoとRicar Medranoもそこに出席し、潜在的なビジネスパートナーや技術面における指導者たちと会合しました。

Antonは昨週にキエフで行われたBlockchain Global meetupにも参加しています。NEMウクライナの努力は目を見張るものがあります。


今後もいくつかのイベントが開催予定です。Jason LeeとNEM東南アジア代表のSteven Chiaはクアラルンプールを訪問して、4月23日と24日に開催されるGlobal Blockchain Conferenceで講演を行う予定です。Jasonは「未来のイノベーションに向けたプラットフォームとしてのブロックチェーン」というパネルディスカッションの司会を務めます。


一方アメリカでは、私とJeff McDonalはアメリカ西海岸のツアーを終え、帰路につきました。私たちはロサンゼルスでPhu Styles氏の運営するCryptoBlockConで講演を行い、Jeffはパネルにも加わりました。

その後にサンフランシスコに移動して、USSホーネットで行われたBlock2theFutureの会議に参加しました。USSホーネットはアメリカ海軍の空母で、現在は博物館へと改装されています。彼はアグリゲートトランザクションを用いた現実世界の問題解決について話をしました。そこではCatapultで実現することになる機能について詳しく説明をしました。


私はカリフォルニア大学アーバイン校で4月8日に行われたWomen In Blockchain Summitでも話をしました。テーマは実用的なブロックチェーンソリューションとしてのNEMというものでした。

DarcMatter

次のトピックはDarcMatterです。同社はNEMの許可制ブロックチェーンを活用し、投資の管理を行う企業です。DarcMatterの目標は投資マネージャーと投資家に透明性を提供し、コストを削減することです。そのシステムによって、彼らは完全な監査証跡を備えたオルタナティブ投資に参加することができるようになります。

その対象にはヘッジファンド、未公開株式、ベンチャーキャピタルファンドなどが含まれます。同社は最近メディアの注目を集めており、私は彼らにインタビューをする機会を得ることができました。

Sang Lee:

金融サービス産業が直面している問題の1つに、動きの鈍さがあると思います。金融業界は素早く変化をすることがありません。そのため、私たちがDarcMatterを最初に立ち上げたとき、クラウドやインターネットについて話すと、ファンドマネージャーは丁寧に退室を促してきました。なぜなら、そうしたトピックについて彼らは話すことができないのです。

コンプライアンス責任者がその場にいると、彼ら一言も話そうとしませんでした(笑)。このように、インフラや効率性についての疑問は存在しなかったのです。なぜならその時点で、正直なところ、金融サービス産業は効率性を気にしてはいなかったからです。誰も効率化を試みないことで多くのお金が生まれていました。

効率的でないことによってより多くのお金が生まれていたのです。現在では事情が変わりつつあります。機関に対しての個人投資家の重要性、グローバル化の重要性、透明性を持つことの重要性、コンプライアンスとお金を節約することの重要性。そうした問題が業界全体をめぐっています。しかし、これからはそうした流れについて行かなければならず、そのペースに遅れればビジネスをすることはできません。

そのため私たちは「退室」を促される側から、「DarcMatterの使い方を質問される」立場になりました。私たちの製品ロードマップの中には実際に、システムに内蔵されたブロックチェーンを基盤とした分散型台帳が予定されています。

そして私たちは次のように言いました。私たちはあらゆる契約のベースをオンラインに移行し、それをブロックチェーンに保存するので、改ざんをすることは不可能になります。それを修正することは不可能で、その性質によって新しいレベルのセキュリティが達成されます。

というのも、金融サービス業界はトラブルを起こすたびに、仲介業者のレイヤーを追加していました。「あなたはこれをチェックして、君はこれをやりなさい」といった状況だったのです。誰もがブロックチェーンに大きな注目を寄せている現状、そして暗号通貨だけでなくブロックチェーンそれ自体が注目されている状況は私たちにとって願ってもいないものです。

金融サービス業界がブロックチェーンの受け入れに向かい始めている流れもあり、私たちが昨年ビジネスをスタートしたのは素晴らしいタイミングでした。

「私たちから見れば、巷にはブロックチェーンを活用して、ある産業分野を改善しようとしている新興企業は多くありますが、彼らには金融サービスにおける経験や知識がありません。私たちは移り変わる規制の中で生まれたため、もっとも経験や知識が備わった企業の1つとなっているのです。」

私たちは企業支援促進法(Jumpstart Our Business Startups Act)や規制緩和に取り組んでいます。私たちはSEC(アメリカ証券委員会)の意向にも精通しています。

証券に対応する世界的な警察が必要であれば、それがSECなのです。金融ほど規制が厳しい分野は他にはないでしょう?世界に存在する実際の規制下に置かれた産業を見渡せば、唯一比肩するのはアメリカの核エネルギーの分野くらいです。

Natasha:

私たちはまだスタートを切ったばかりだと考えています。私たちはNEMを通じて利用しているブロックチェーンプロジェクトと、統合の実装について実際に話をしており、許可制とパブリック両方のブロックチェーンを使用しています。したがって、いま私たちはDarcMatterのクライアントベースの外側にまで話を拡大し、そうした人々に私たちのプランや私たちがどんな企業であるか、そして私たちの開発方法について話をしています。

ここでの素晴らしいことは、私たちは外部のステークホルダーと話ができるようになるということです。そうした人々はブロックチェーン技術にとりわけ興味を持っているものの、他の多くの規制や制限のせいでこれまで参加することが不可能な場合もありました。

これは私たちがブロックチェーンを理解する人々に実際に話をする素晴らしい機会なのです。彼らはソリューションを手にします。彼らはブロックチェーンが将来のビジョンに対して与える潜在的な影響について知り、私たちと協力したいと考えます。

ブロックチェーンを理解して、私たちと提携したいと考える人々のコミュニティを作り上げているという現状は素晴らしいものです。私たちは長い間、業界に参入しようと、コミュニティを開拓して、人々にブロックチェーンこそが時制代の技術であると伝えまわっていたのですから。

「これこそが新技術の世紀に向けて金融サービスが進むべき方向性です。そして今、私たちはコミュニティも手にしました。そのメンバーたちは『その通りです。それこそが私たちがすべきことで、それを実行するための違った方法のアイディアもあります』と提案してくれるのです。」

私たちが外から眺めながら座りたいと思っていた席に座ることができているのは素晴らしいことです。現在では私たちは多くの変革を主導していますが、それを新しい代替手段としての立場から行っています。

私たちは過去3年間のプラットフォーム構築作業で得た知識を総動員しなければなりません。現在は業界の権威となったことで、私たちは素晴らしい立ち位置を獲得し、私たちが学習してきたことを人に伝えることもできます。そして、私たちが完全に変化を達成し影響力を獲得する前に、踏むべきステップがあることも知っています。

「私たちはそのことをビジネスの構築を通して学びました。私たちが現在もそうした進歩を遂げて、DarcMatterのビジョンを届けることができるのは素晴らしいことです。ブロックチェーンを通じて私たちは透明性を向上させ、全世界へアクセスすることが可能になります。」

私たちはいたるところに存在します。ビジネスの最大の現場はdarcmatter.comで、そこではユーザーは信頼性の高い投資家として登録を行い、私たちがプラットフォーム上で紹介する投資案件を閲覧することができます。

もしあなたが、積極的に資金調達を図っているファンドマネージャーでありゼネラルパートナーならば、darcmatter.comで私たちと交流することが可能で、アメリカ国内外の投資家を集めるために自身のファンドを掲載することもできます。

また、Telegramやコミュニティチャンネルを通じて私たちを見つけることの可能です。つまり、dacmatter.comが私たちのコアであり、皆さんはどこでも私たちを見つけることができます!

TokenPost


TokenPostはブロックチェーン産業に向けた技術やビジネスを扱うメディア企業です。同社は韓国を拠点としており、メディア企業として初めて独自の暗号通貨を発行すると今週発表しました。その通貨はTokenPost Coin(TPC)、略してTPCという名称であり、NEMブロックチェーンを基盤として構築されています。

彼らは、システム統合およびコンサルディングの企業であるKChainと提携をしてコインを発行しました。彼らは自社のコインが、イベント、会合、教育サービス、商業などの、ブロックチェーンと分散型台帳産業を軸としたあらゆる分野を含むエコシステムの中で使われるようになる、というビジョンを持っています。TokenPostは自社でコインを発行する予定のため、もし興味があれば同社のウェブサイトをご覧ください。

XPOS


XPOSはNEMを基盤として構築された新しいPOSデバイスです。XPOSは20,000台のデバイスを小売店や他のNEMの提携企業に配給する予定だと発表しました。デバイスはXPluginsと呼ばれるプラットフォームを利用して暗号通貨と法定通貨を接続します。

XPOSの素晴らしい点は、暗号通貨・法定通貨間のトランザクションを低料金でほとんど即時に行うことが可能だということです。つまり、ユーザーはXEMや、NEMを基盤として発行された他のコインを使って小売店に支払いを行うことができるようになります。

そうでありながら、小売店はその地域の法定通貨で支払いを受け取ることができます。XPOSは現在、XarcadeとPundiXのゲームトークンであるXARをサポートしていますが、近日中に他のNEMを基盤としたコインを追加する予定です。

これは、暗号通貨を一般市場の顧客が使いやすいようにする試みにおける大きな進歩で、20,000台ものデバイスを生産したことからも大きな自信がうかがえます。彼らははるかに少ない台数で検証を行うこともできましたが、アーリーアダプション(初期段階での採用)の可能性を感じ、大量生産に踏み切ったのです。PundiXに祝福を。

この辺で今日のエピソードを終わりにしたいと思います。ご視聴ありがとうございました。評価と購読をお願いします。またInside NEMでお会いしましょう。

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  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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