NEMのプライベートチェーンがMicrosoft Azureマーケットプレイスに追加、Consensusブースの予告、Proverのチームへのインタビュー

 最終更新日2018/05/11 公開日2018/05/11    この記事は 約19分 で読めます。

Inside NEM エピソード39の和訳でございます!

私たちのチームは数か月を費やして、ニューヨークで5月14~16日に開催される2018 Consensusの計画を練ってきました。昨年は出来合いのブース(下の写真)で控えめに活動を始め、私たちは5人のチームで1日に12時間以上も可能な限り多くの人にNEMの性能について話をしました。それから1年が過ぎた現在、5人のチームは75人もの大所帯になりました!それもこの記事を読んでいる皆さんのおかげです。~Alexandra

エピソード39 はじめに

NEMブロックチェーンネットワークを紹介する番組、Inside NEMへようこそ。私はホストのAlexandra Tinsmanです。今回は、MicrosoftのAzureとNEMプライベートチェーンとの新しい提携と、最近XEMの追加を行ったいくつかの取引所についてお話をして、クアラルンプールブロックチェーンセンターの先行公開をします。

さらにはProverのチームへのスペシャルインタビューも行います。Proverは動画コンテンツの検証と認証を行うスタンドアローンのアプリを開発しています。

そして最後に、私たちにはいくつかのイベントも控えており、ニューヨークで5月13日に開催されるConsensusへのカウントダウンも始まっています。

MicrosoftのAzure MarketplaceがMijinを採用


NEMのブロックチェーン技術を活用したビジネスは増え続けています。そしてテックビューロはさらに新規の案件を発表しました。NEMのプライベートチェーンであるMijinが、Microsoft JapanのAzureクラウドプラットフォームで運営されているAzure Marketplaceに採用されたのです。

AzureはSaaS(Software As A Service)であるため、今回の件により基本的には企業は瞬時にMijinのプライベートノードをデプロイすることができるようになります。この仕組みはハードウェアが必要とならないため、素晴らしいものです。

企業はプライベートなNEMネットワークのセットアップやインストール方法を学ぶ必要がなく、高額のライセンス料も払う必要がないというのがその利点です。企業はAzureのサービスに登録するだけでよいのです。

さらには課金前に30日間のお試し期間もあります。今回の件は、NEMテクノロジーを使うことで、あらゆる規模のビジネスを効率的にスケーリングできることの新しい事例です。これは他のブロックチェーンでは不可能なことです。

さらに、NEMのプライベートチェーンはAzureブロックチェーンマーケットと提携を結んだ初の日本製品です。加えてMijinは世界中の88か国で利用可能になる予定で、それによって日本にとどまらず急速に普及が進む可能性があります。したがって今回の第一歩は、大きな飛躍となる可能性があります。NEMにとって素晴らしいニュースです。

クアラルンプールブロックチェーンセンター


次に、私たちのSEのアジアチームから報告があります。彼らはNEMブロックチェーンセンターで、NEMWillやProximaXなどのNEMを活用して開発を行っている企業を中心とした、ネットワーキングセッションを開催しました。クアラルンプールブロックチェーンセンターの様子を完成前に見られるのも良い体験となりました。

昨年、10,000平方フィートのスペースの工事に着工した際、私はNEMのチームとそこにいました。

外観が美しいだけでなく、現在ではNEMブロックチェーン・イノベーションラボ、研究開発本部が入居しており、NEMの使用に興味を持つ団体は現地でサポートを受け、ネットワーク(人脈)を構築することができます。このようにセターには様々な機能があり、ネットワーキングのイベントは数多く予定されている中の1つにすぎません。


今回のネットワーキングイベントの前には、4月23日と24日にクアラルンプールで世界ブロックチェーン会議が開催され、そこではSEアジア地域代表のStephen Chia、NEMの提携関係を担当するJason Leeが未来のイノベーションプラットフォームとしてのブロックチェーンというテーマでパネルディスカッションをしました。ここではイベントのハイライトをいくつか紹介します。

Consensus 2018

これはNEM史上最大の展示会イベントです。私たちは世界中の70人のメンバーや提携パートナーたちと参加します。


そのイベントとは、5月13日にニューヨークのヒルトンミッドタウンで開催される2018 Consensusのことです。Consensusは、主要産業のスタートアップ、投資家、金融機関、企業のテクニカルリーダー、学術的グループ、政策グループから、ブロックチェーンとデジタル通貨経済の基礎を形成している250人以上の講演者と4,000人以上の出席者を迎えます。

NEMは、NEMを活用して開発を行っている多くの企業を紹介します。今年の参加は私たちにとって最初の一歩となります。私たちの周りではCatapult関連で多くの出来事があり、新しい提携企業を迎え、新しい製品も用意しています。そのため私たちはパビリオンフロア全体を貸し切らなければなりませんでした。これはNEMのチームにとっても初めてのことです(space #16までお越しください!)。

ぜひチームに会いに来て、製品を見てください(ホワイトペーパーではなく実際に機能している製品です)。Catapultについて開発者たちと話をすることもできます。彼らも来場する予定です。

さらに私たちは、He3 Labsのような第三者の開発スタジオも迎え、彼らが企業顧客向けに開発した新製品を紹介してもらう予定です。もし来場できなくても心配ありません。見逃さなくて済むよう展示会のフロアからストリーミングを行います。

「Twitter上で#nemtakeoverと#nemcatapultというハッシュタグをつけるのでフォローすることが可能です」

2017 Consensusの小さなブースから2018年にはフロア全体を貸し切るまでになり、NEMが過去数年で成長していく様を見るのは私にとって本当に驚くべき経験でした!

製品のハイライト:Prover


NEMを活用して開発されている素晴らしい製品を紹介したいと思います。TelegramとLinkedInを通じて多くの提案がありましたが、NEMを利用したすべてのプロジェクトを紹介できるはずもありません。

明確にしておきますが、私が紹介するプロジェクトに関して、あるプロジェクトが他のものよりも優れていると話す見返りにお金をもらっているわけではありませんし、NEMを活用して開発を行っているからという理由だけで、展示会で紹介するわけではありません。

私はただ、自分が革新的だと感じたり、興味をひかれたプロジェクトについて話したいのです。この展示会で製品を紹介してもらいたい場合には、それがどのような点でNEMのエコシステムやコミュニティに利益をもたらすのかを私に伝えてください。

Proverは私がしばらくの間注目し、その技術とチームに感銘を受けた企業の1つです。彼らは元々ERC-20のプロジェクトで、NEMへと移行してきました。彼らが取り組んでいるものは、あらゆる企業や産業にとって重要なサービスです。

このオンラインサービスはブロックチェーン技術を活用して構築されました。そのプラットフォームは、動画素材の偽造を撲滅し、そうした動画の信頼性を証明するために作られました。この種の技術に対する需要はかつてないほど大きく、NEMのプラグアンドプレイシステムは、Proverのチームが解決しようとしている問題への最適なアプローチです。

PROVERはスタンドアローンのウェブ/モバイルアプリとして、もしくはAPIと拡張機能を使った第三者のプラットフォームに統合されたソリューションとして機能します。

そのため、この技術のユースケースとして、犯罪事件、音楽/エンターテインメント産業、保健医療企業などが想定され、現実世界の偽造問題を解決する取り組みにおいて、大きく貢献する機能を備えています。私はそのことについてProverのチームと話をしたいと考え、インタビューを行いました。


Ivan Pisarev:ここには2人しかいませんが、私たちのチームはとても大規模なものです。およそ25~30人が在籍し、私たちは市場に10年前から参入しています。

Alex:それは素晴らしいですね。壁にたくさんの賞状がかかっていますね。何年もかけてコレクションしたみたいですね。

Ivan:(笑) 私たちはとても活動的なんですよ!

Alex:そのようですね。現在はNEMで開発を行っているそうですが、それについて少しお話いただけますか?
NEMで開発を行った感想はどうですか?

IIya:ありがとうAlex、とても素晴らしい質問です。私たちの技術をイーサリアムブロックチェーンへ最適化する際に、私たちはスマートコントラクトを必要としていないという結論に達しました。

私たちの技術を移植する際には、安全で透明性のあることが重要です。簡単な数学の計算をするのに重いノートパソコンを持ち歩きませんよね。私たちの技術を修正するのに重いEthereumバーチャルマシーンは必要なかったのです。

「私たちの技術をイーサリアムブロックチェーンへ最適化する際に、私たちはスマートコントラクトを必要としていないという結論に達しました。」

NEMでのトランザクションはより安価で素早いもので、そのことが私たちにとっては非常に重要でした。私たちはデータをブロックチェーンに保存する際に、NEMのメッセージ機能を利用する予定です。現在、私たちのERC-20トークンをNEMモザイクへと移行させる計画をしています。

そのため、私たちは特別なブリッジを開発しており、Githubから誰でも利用可能にする予定です。そしてERC-20トークンをNEMブロックチェーンへ移行したい人であれば、誰でもそれを無料で使うことができます。

Alex:どれくらいの期間イーサリアムで開発を行っていたのですか?昨年の6月か7月からですか?

IIya:2年以上です。

Ivan:Proverは現実を認証するユニバーサルな技術です。私たちはブロックチェーンと現実世界を接続します。その仕組みとは、私たちはあなたが例えば携帯、カメラ、スマートフォンや普通のデジカメで撮影したものを認証するというものです。

実際にそうした仕組みなのです。その意味するところは、私たちはカメラに残った動画が半年前に撮影されたこと、そしてその後にデジタルカメラに移されたことを証明できるのです。私たちはその動画にいかなる修正も施されていないことや、その動画がある特定の時期、それより前でも後ろでもない特定の期間に撮影されたことを証明するのです。

一般的に、私たちの機能を使って撮影したものはすべて信頼性があり、その非常に重要な情報を信頼することができます。自分の目を信じることができるのです。動画を信頼することができ、私たちの技術を使って記録した情報はすべて真実だと確信を持てるのです。

「そのことを考慮して、それに基づいた財政的な判断や法的な判断を行うことができます。その技術は保険業界、フィンテック、行政サービスなど、絶対的な信頼性を必要とする情報を扱うあらゆる場面で利用することができます。それこそが現実世界とのつながりなのです。」

Alex:それは非常にタイムリーな技術だと思いました。というのも、今日のようなデジタルファイルをいとも簡単に操作できてしまう時代においては、信頼性の証明は困難なものだからです。そうですよね?

Ivan:その通りです。私たちはまず保険におけるユースケースから始め、例えば自動車保険などの、保健業界向けのソフトウェアを開発し始めました。そして後に、私たちの技術は保険産業全体よりもスケールの大きいものだと知らされたのです。

私たちの技術はあらゆる場面で使用可能でした。動画で残したあらゆるものを認証可能でした。だからそれをビジネスにしたのです。

プレゼンテーションの中で、私たちはよくバラク・オバマのフェイク動画を使います。彼の在任中のもので、ひょっとしたら見たことがあるかもしれません。しかしこれは昨年の夏に作られたものです。

そうした動画は今では、ドナルド・トランプ、ニコラス・ケイジなど様々な俳優やセレブのものが出回っています。誰でも私たちの姿をコピーやハックして、顔に修正を加え、ひどい内容を喋らせることができます。こうしたことを防止するために、私たちはこの技術を開発したのです。

私たちは2017年の夏からProverの開発を行ってきました。その当時私たちには2つのMVPプロジェクトがありました。ProverとClapperboard(ダウンロードしてイーサリアム上で遊ぶことが可能ですが、今後NEMに移行する予定)です。

そして私たちは現在ICOを開催中で、計画はすでに達成しています。私たちは600万ドルを調達し、それはプロジェクトと技術の開発には十分な額です。私たちは今年の4月末にはNEMへの移行を実施する予定です。

5月には分析機能付き動画の第一段をリリースする予定です。それはProver swiper IDとClapperboardを組み合わせたものとなり、メディアのデジタル操作技術を内蔵しています。そのため、コンテンツはシェア可能なほどクリアで、実際の場面で使用することができます。

IIya:編集もカットもされていません。

Ivan:修正も施されていません。完全にクリアです。それが実現するのが5月になります。

2018年11月には、私たちが現在開発を行っている分野において、セキュリティ機能を追加した第二弾をリリースします。

そのリリース後には、100%完全に保護されたソリューションとなるでしょう。それをカットするには非常に高額のコストがかかります。また、私たちはICO後に事業開発を行う計画も持っています。

私たちはすでに、アフリカ、インド、日本、ロシア、ドバイなどへ数回の出張講演を行っています。行政サービスから保険会社、フィンテック企業からイベントにいたるまで、私たちはあらゆる人々と提携して、彼らに技術を販売し、今年の夏から秋にかけて実装を行います。

私たちはMijin(NEMのプライベートチェーン)をあらゆる場所で実装し、数百万人ものユーザーを抱えることになる、世界中に多くのクライアントを持つ素晴らしいIT企業を立ち上げる予定です。

新規上場:OpenLedgerとBitlish


注目の情報です!私たちは過去数週間で2つの取引所に登録されました。OpenLedger(デンマーク企業)とイギリスの暗号通貨取引所のBitlishです。


BitlishはウォレットモードでのみXEMに対応しています。つまりユーザーはBitlish取引所のウェブサイト上のアカウントでNEMを受け取り、そこからコインを送金することができます。しかし、取引を行うことはできません。同取引所は今度数日でXEMの取引を開始し、数週間後にはモバイルアプリへのフルサポートも開始します。

グローバルイベント


私たちはナイジェリアに飛び、そこでNEMの指導員であるAustin MartenがNEM 101研修を行いました。ナイジェリアのような新しい地域に進出できたのは素晴らしいことです。


さらに、NEM所属のTrikar(Rikar Medrano Lopez)が、ヴィリニュスのブロックチェーンセンターで行われた国際パネルディスカッションに参加し、分散化した世界でブリッジを築く方法について話しました。ヴィリニュスのブロックチェーンセンターは、ブロックチェーン技術について詳しく学びたいと考える新興のスタートアップ、規制機関、そして投資家のための、ヨーロッパのゲートウェイだと考えられています。素晴らしい取り組みです。


もし5月4日か5日にアムステルダムに滞在中であれば、私たちの暫定代表であるクリストフに会いに来てください。彼は2日間にわたって行われるブロックチェーンと暗号通貨のイベントであるChaingesにゲストスピーカーとして登壇します。


さらに、ジェフもNEMcubatorの紹介をするために、5月1日にロサンゼルスで開催されるSoCal MeetUp(Sean Goodwin氏は同地域で素晴らしいミートアップを開催しています)に出席します。そこには素晴らしいプロジェクトが数多く参加します。MyCoinVest、MuleChain、Fluffrなどです。素晴らしい製品が目白押しです。

NEMTechDevブログ開設

最後になりますが重要なお知らせです。私たちの開発者たちは熱心にツールの開発を続けていますが、今回Twitter上でNEMTECHDEVという新しいブログも始めることになりました。私は彼らがシェアしてくれる機能やコンテンツのいくつかを夢中で勉強しています。より詳しく知りたいのであれば、彼らをTwitterでフォローしてみてください。


NEMコミュニティのコンテンツ制作者が作る様々な動画もチェックしてください。NEMにはラテンアメリカからオーストラリア、そしてここアメリカにいたるまで世界中からコンテンツ制作者が参加しています。私がチェックしてほしいと思う、コミュニティが制作した素晴らしいコンテンツがいくつかあります。

 - NEM(ネム)

  著者プロフィール

お忙しいところ、貴重なお時間の中での当サイトへのご訪問ありがとうございます。

WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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