無限に握力アップ?NEM財団の副代表ジェフ・マクドナルド氏へのインタビュー

 最終更新日2017/10/10    閲覧数6,855回   この記事は 約15分 で読めます。

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このジェフ氏へのインタビュー動画を日本語に起こしてもらいましたので、何を話されたのかテキストで読んでみましょう。

全部で大きく9つの項目に分けてインタビューされており、中にはアレやコレやとなかなか重要な内容が含まれていました。

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NEM財団の副代表、ジェフ・マクドナルド氏へのインタビュー

私たちはNEM財団のヴァイスプレジデントである、ジェフ・マクドナルド氏を私たちのソウルのオフィスに招いてインタビューを行いました。

NEMブロックチェーンのプラットフォームのコンセプトは、どのようにして作られたのでしょうか?それは、いつ、どこで始まったものですか?

ジェフ氏
NEMブロックチェーンのプラットフォームは2014年の初頭に発足しました。世界中から集まった有志のコミュニティによって開発されました。

ヨーロッパ、アジア、アメリカなど、様々な地域から参加者が集い、理想的なブロックチェーンを、つまりスマートなブロックチェーンプラットフォームをゼロから作り上げようと決めたのです。

現在開発中のCatapultについて、何か最新情報はありますか?

ジェフ氏
まだ知られていないことですが、私たちは1年半ほど前から、新バージョンのNEMブロックチェーンの開発も行っています。Catapultの開発に予定よりも少しだけ時間がかかっているのは事実ですが、開発者たちはより多くの経験を積んで、貴重な教訓も手にしてきました。

遅れが出ている理由は、Catapultには他のブロックチェーンが備えていない技術が多く含まれているからなのです。

私は光栄なことにCatapultをテストする立場を預かりましたが、Catapult開発のこれまでの進捗状況に関しては非常に満足しています。私たちはCatapultにこれまで存在しなかった機能を多く導入しようと考えています。

特に私が素晴らしいと感じているのは、ワンタイムユース(使い切り)のスマートコントラクトと、同じくリリース予定の新しいスマート署名システムです。他のブロックチェーンでは実現不可能な、開発者にとって便利なツールも多く実装されます。

他のプラットフォームと比べて、NEMが優れている点とは何ですか?

ジェフ氏
NEMのプラットフォームの素晴らしい点は、実用的だということです。

企業が高度なアプリケーションを他のプラットフォーム上で開発しながらも、それをシステムに組み込むことが非常に困難だと後になって気がつくということが多々ありました。

そうした企業は新規の開発者を雇わなければならず、開発者たちは新しい言語を習得し、複雑なスマートコントラクトを書かなければなりませんでした。そうしたコントラクトは、ブロックチェーン上にリリースした後には、編集や変更を行うことができませんでした。

NEMのアプローチは、それとは大きく異なります。私たちは開発者に、JSONやRailsなどのAPIを数多く提供します。さらにソフトウェア開発キットの提供も行っています。私たちのプラットフォームの特徴として、例えば、アセットがプログラム可能なスマートアセットであることが挙げられます。

そうしたアセットは、他のブロックチェーンでは見られないような多くの機能と利便性を備えています。私たちのアセットでは、譲渡の可否を設定することができます。

譲渡可能に設定すれば、トークンやお金を扱う際に便利です。譲渡不可能に設定すれば、身分、アカウントや市民権を記録する際に好都合です。私たちのアセット(モザイク)には、徴収システムも内蔵されています。そのためクリエイターは、自身のトークンが使用されるたびに使用料を得ることができます

どのプラットフォームよりも高度なネームスペース(ドメイン)、メッセージ機能、マルチシグのコントラクトといった機能もあります。こうした機能のすべてを1つのアプリケーションプラットフォームに組み込んだ時に、Luxtagや、ゲーム用のXarcadeといった技術的に高度な機能を持つ製品を短期間で開発することが可能になるのです。

こうしたプログラムが開発されていくのを見るのは、とても興味深い経験です。他のブロックチェーンを見回してみましたが、現実的なプロジェクトを実行したいと考える企業は、NEMブロックチェーンで開発を行えば、たいていの場合は最短の時間で開発を行うことができ、もっとも安全で確実なソリューションを手にすることが可能です。

NEM(XEM)は現在、時価総額で第5位の暗号通貨です。この件についてコメントはありますか?

ジェフ氏
個人的には時価総額にはあまり関心がありません。もちろん時価総額も大切です。しかし、あくまで憶測ですが、現在の価格は過大評価だと言えるのかもしれません

私たちは現在、新規の製品開発を行っており、それによって人々がNEMの真価を正確に理解できるようになると私は考えています。

今月中に新しいウェブサイトをリリースします。そこには素晴らしい情報が多く含まれており、その情報を発表して、人々が理解できる伝え方をすることができれば、私たちの認知度は高まり、ビジネスにおけるイニシアチブも強まると私は考えています。

つい最近、NEM財団はNEM専用の暗号通貨取引所を開設すると発表しました。この決断をした理由とは何ですか?

ジェフ氏
ICOをサポートしているプラットフォームは数多くありますが、そうしたICOの多くは立派なものとは言えず、既存のビジネスに対応していません。

そうした企業がICOをしたがる理由の1つは、彼らが取引所内に作ったプラットフォームなどを使った場合には、取引所はそのトークンを簡単に追加することができるからです。

NEM取引所は、NEMブロックチェーンのプロトコルを使って発行された暗号通貨を追加したいと考える取引所からの支持を、まだ十分に集められていません。また、私たちはまだ自身の取引所を追加したいとは思いません。なぜなら、それによって誰もが即座にあらゆるアセットを作って、それを販売することが可能になってしまうからです。

私たちはNEMのプロトコル、経済やエコシステムの信頼性を保ち、参加者に好意的なものにしていたいと考えています。私たち独自の取引所を開設することで、NEMプロトコルを使う人々が発行したアセットや通貨を上場することができます。そうすることで初日から、ユーザー間で彼らのプロジェクトが取引されることになります。

NEM財団は今月、ブロックチェーン・グローバルと協力して、マレーシアのクアラルンプールにBlockchain Centerを開設する予定になっています。日時はもう正式決定しているのでしょうか?主にどの分野に注力していくのでしょうか?

ジェフ氏
はい、私たちは今月にBlockchain Centerを開設すると発表したばかりです。マレーシアの首都であるクアラルンプール都心部に新しくできたモールに、床面積1000㎡のスペースを借りました。

まだリノベーションは済んでおらず、設備も設置していないので、完成までには少し時間がかかります。完成すれば、そこにラボを開くことができます。

NEM財団は来年に4000万ドルを支出して、世界進出プログラムを行おうとしています。最初にどこの国々に進出していく予定なのですか?

ジェフ氏
おっしゃる通り、私たちは事業の拡大を行うために4000万ドルの予算を確保しています。

私たちが重点的に進出活動を行うのは、センター・オブ・エクセレンス(中核的研究拠点)を構築中であるヨーロッパ、Blockchain Centerを開設するマレーシア、従業員を追加で雇用して事業を拡大していくアメリカです。

最近、財団は事業拡大の手助けをしてもらうために、合計で約18人をアジア、ヨーロッパ、アメリカといった地域で追加雇用しました。

Kchain (kchain.kr)と、韓国におけるその目的について少しお話いただけますか?

ジェフ氏
韓国のKchainは、私も携わっているプロジェクトで、韓国におけるブロックチェーンアプリケーションの開発を支援するものです。

現在までのところ、韓国における主要なブロックチェーンプラットフォームはビットコインであり、ひょっとするとそこにイーサリアムも含まれます。その二者は注目を集め、多くの報道もされてきました。しかし、韓国では現在に至るまで、実世界のプロジェクトはあまりローンチされていません。

Kchainを活用すれば、そうしたプロジェクトをローンチして実現することで、人々が日常の実生活においてブロックチェーンを実際に使い始めることになると私は考えています。

その他には今年、どのような世界的な発表があると考えて良いのでしょうか?

ジェフ氏
2017年8月、つまり今月末に、私たちはマレーシアで極めて大規模な会議を開きます。

その際に、クアラルンプール都心部の新しいBlockchain Centerを視察します。最低でも20人が会議に出席予定で、世界戦略の最終決定を行います。

世界中の従業員たちに運営を継続してもらいます。今月中に、新しいウェブサイトをリリース予定です。幸運にも公開前のものを見ることができましたが、非常に美しいものでした。

日本ではCOMSAのICOも予定されています。COMSAは実に興味深いプロジェクトです。

(ICOしたい企業や団体・個人が単独で)ホワイトペーパーをリリースして、インターネット上で人々から(直接)お金を募るのではなく、実際に顧客を持つ実在の企業とCOMSAが契約をしてICOを行います。そうした企業は、すでに日本や海外の株式市場で一般に株式が取引されている企業もあります。

テックビューロとZaifが運営するCOMSAは、日本の金融規則によって規制されることになり、これはとても重要なことです。なぜなら、既存の規制の要件内で、企業によって行われたICOはこれまでほとんど存在しなかったからです。

これからCatapultについてのニュースを皆さんにもっとお届けすることになります。可能であれば、一部のコミュニティメンバーにテストを行ってもらいたいと考えています。

さいごに

以上でジェフさんへのインタビューは終わりです。

そこでNEM財団代表のロンさんの2017年1月終盤の言葉を読み返してみました。

私は今年、いくつかの大きなプロジェクトを成功させる自信があります。私たちのプロジェクトはその使用用途が多岐にわたり、それゆえにビジネスの幅広い領域をカバーできるのです。NEM.io財団の最初の代表として、2017年をNEMプロジェクトの真価が試される年にしたいと考えています。

2017年、これまでのNEMを振り返ってて、口先だけでなくガッツリ行動して形にしていることを再確認できました。2017年はすでに半分以上終わってしまいましたが、カタパルト(まずmijinそして来年とかにNEMへ)、NEM取引所、COMSAなどとNEMネットワークが活発になるであろう大きなイベントは、まだスタートラインに立つ前なんですよね。

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  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

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