ビットコインは誰が管理しているの?
最終更新日2016/05/11 公開日2016/03/04 この記事は 約2分 で読めます。
ビットコインはどこかの国やどこかの銀行やどこかの会社が管理している通貨ではありません。それだったら、一体、どこから発行され、世の中に出回っているのでしょう?
管理者がいない通貨なんて、まるで無法通貨のようで恐ろしいことになりそうですが大丈夫です。
ビットコインはコンピューターのネットワークを利用して管理
ビットコインにはブロックチェーンと呼ばれる、全てのビットコイン取引履歴を記録した元帳のようなデータベースがあります。
そこには「いつどこからどこにいくらのコインが送られたか?」という記録が残るようになっており、そのデータベースを公開しています。
そして、そのデータベース内の取引記録が正しいかどうかは、世界中に多数いるビットコイン参加者たちによって監視(分散的メンテナンス)されており、その半数以上が「不正を認める」ことをしない限り、不正はネットワークにより却下されます。
もし不正を認めてしまうと、参加者すべてが被害を受けるので不正を認める意味がないのです。
善意による多数決
このようにビットコインのネットワークは善意による多数決により、取引に不正がないかを一定期間(10分)ごとに判断して台帳(データベース)に追記されていきます。
もし中央に管理者がいるネットワークだったら、その管理者発の不正が行われたり、ネットワークに不正に侵入してデータを改ざんしたり破壊したりするクラック行為が行われる可能性がありますが、ビットコインにはそれがまずあり得ません。
ごほうびで安全が保たれる
善意で安全性が保たれているといってもボランティアではありません。
一連のチェック/追記作業は採掘(マイニング)と呼ばれ、作業はコンピューターによる膨大な計算処理で行われます。この採掘する人はマイナーと呼ばれます。
追記処理を成功させた人には、ごほうびとしてビットコインで報酬がもらえるようになっており、まさにその瞬間が新しくビットコインが発行される唯一の時なのです。
ごほうびは、50BTC/10分/1人でスタートし、およそ4年毎に半減していくシステムで供給のバランスもとられています。
2012年11月に半減して25BTCになり、2016年6月にはさらに半減して12.5BTCになる予定です。
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著者プロフィール
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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。
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