NEMがイーサリアムよりもすでに優れている理由

 最終更新日2018/07/14 公開日2018/07/14    この記事は 約6分 で読めます。


(以下、価格に関する部分は記事執筆当時のものです)
デジタル通貨の比較を行う際に、多くの人々が様々なリストを参照して、現在の価格や成功の度合い、ランクによって判断を行います。しかし、誰もが時として最も大切な事実を1つ忘れてしまっています。

それは、これまで達成したものではなく、通貨が実際に持っている将来性を念頭に置いて考えなければならない、ということです。イーサリアム(ETH)とNEM(XEM)の比較を行う際には、その点に着目しなければなりません。

NEMは他のあらゆる暗号通貨と同様に、過去半年間に大きな影響を受けた通貨です。市場が弱気になると、NEMのランクは10位まで下降し、それ以来さらにランクを下げてしまっています。

現在、NEMはCoinMarketCapのリストでは15位にランクされています。しかし、それは同通貨の将来性が下がったことを意味するのではありません。

実際に、NEMはすでに将来性では第2位のデジタル通貨であるイーサリアムを上回っていると考える専門家もいます

NEMには市場の数値比較では見えない価値がある

NEMの価格($0.188905)とイーサリアムの価格($466.53)を比較しても、NEMがイーサリアムに迫るチャンスがあるとは思えないでしょう。

市場総額を比較した場合にも状況は同じです。NEMの市場総額は20億ドルなのに対して、イーサリアムは460億ドルを上回っています。

NEMの将来性の大きさを証明するには、さらに掘り下げて市場の舞台裏も検討する必要があります。

技術面

まずは技術を検討してみましょう。イーサリアムの技術はすでによく知られており、スタートアップだけでなく多くの一流企業にも採用されています。

それを考えると、NEMを運営する企業も自身で技術開発を行っており、その事情は多くの点でイーサリアムと似ています。一見すると、完全に類似した技術に見えますが、よく検討すると、実際にはそうではないことがわかります。

両者の最初の違いは中央集権化の問題です。イーサリアムは完全に分散化されており、真に暗号通貨とみなさせるためには受け入れる必要のある規格に準拠しています。

一方で、NEMの技術は一部が中央集権的なものになっています。しかし、このことはNEMが、暗号通貨の採用を検討している企業の既存の技術に、素早く簡単に統合することがより容易であることも意味します。

今回の比較を行う目的を考えて、これ以上の詳細には触れないことにします。そうした情報は少しGoogle検索をすれば簡単に手に入るものだからです。

しかし、そうした技術的な違いによって、NEMはそうした企業のビジネス運営方法に向けた新しいプラグインとして機能し、貴重な新しい選択肢となります。

一方で、イーサリアムは様々な企業の技術の完全なオーバーホールを必要とします。そのようなことを最大の理由として、NEMは導入のしやすさの点で、はるかに優れたソリューションだと言えるのです。

ブロックチェーンの性質

次に、2つの通貨のブロックチェーンの性質を検討していきます。

NEMのブロックチェーン技術はプライベートだけでなくパブリックなブロックチェーンも提供しています。NEMはMijinと呼ばれるプラットフォームによってそれを達成しています。これは、多くの企業がプライバシーを重視し、会社の機密を保持しようとしていることを考えれば、非常に重要です。

しかし、イーサリアムのプラットフォームは、真の分散化の精神を尊重して、完全な透明性を提供しています。

それによって、企業が保管しているデータやアセットについては、基本的に何も隠すことができません。そのようなアプローチは尊いものですが、実世界で使用する際には、明らかにNEMに軍配が上がります

それに加えて、NEMが基本的にあらゆるプログラミング言語に対応している一方で、イーサリアムがSolidityと呼ばれる独自言語にしか対応していないことを考えれば、NEMはここでも明確にイーサリアムを上回っています。

それは、ブロックチェーン技術を採用しようとしている企業は利便性を求めているという事実があるためです。イーサリアムを採用することになれば、そうした企業はすでにSolidityに精通した開発者を雇用するか、もっと手間がかかるケースでは、既存の社員にそれの使い方を教育する必要があります。

それは何を意味するのか?

誰も暗号通貨業界におけるイーサリアムの重要性を否定したり、そのブロックチェーンと暗号通貨がこれまで達成してきた偉業を軽んじようとはしないでしょう。しかし、それでもNEMがETHよりも、はるかに利便性が高く統合が容易なシステムであると言えそうです。

イーサリアムがNEMに勝つことができるとすれば、採用を検討している企業が、既存の社内技術について元々イーサリアムを想定してスタートしている場合です。

イーサリアムブロックチェーンへ移行を検討する企業は、長期間にわたる複雑なプロセスを経る必要がありますが、NEMはまさに一晩で導入することが可能で、簡単に使用することができます。

NEMは、自社ビジネスのこれまでの運営方法が、ブロックチェーン上でどのように機能するかを観察したい企業に向けた、テスト用ブロックチェーンとして使用することもできます。

その固有の性質として、NEMは踏み石、つまりテスト運用向けのブロックチェーンとして使うことができます。しかし、それを実際に体験して、その利便性とメリットに気が付いてしまえば、企業は必ずNEMのブロックチェーンをそのまま使用し続けるはずです。

それゆえに、NEMの将来性は非常に大きなものです。市場における数値は現在そのことを示してはいませんが、NEMは実用的なユースケースという点では、間違いなくイーサリアムに比肩するか、それを上回る存在となります。

 - NEM(ネム)

  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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