NEMロシアがアブハジア共和国を訪問
最終更新日2018/09/19 公開日2018/09/19 この記事は 約7分 で読めます。
NEMロシアがアブハジア共和国を訪問
アブハジア共和国への最初の訪問は、6月26日に行われ、State Investment Agency(※)とNEM財団との会議が開かれました。
会議中に、以下の将来性豊かな協力分野が話し合われました。
● NEMブロックチェーン技術についてのレビュー講義を行う。
● アブハジア共和国においてデジタル卒業証明書を発行するためのブロックチェーン技術の活用。
● 土地登録のユースケースに取り組み、Landsteadプロジェクトの研究を行う。
会議にはNEMロシア代表のKlim Geran氏、アブハジア共和国経済省次官Gulia Z.A氏およびTarba B.D氏、State Investment AgencyのディレクターであるGitsba IA氏、同社のディレクター補佐Simon Agrba氏が参加しました。
アブハジアにおいて新技術の開発を行うことで、情報の障壁を乗り越え、新規の投資家を呼び込み、それによってブロックチェーン技術の普及を進めることが可能になります。
アブハジアはブロックチェーン技術の採用に興味を示し、同国とNEM財団との協力は、アブハジアにおいてプロジェクトを立ち上げるための第一歩です。
New Economy Movementの頭文字であるNEMは、ブロックチェーンを基盤として、企業が来たるべき経済の管理を行うソリューションを提供するプラットフォームです。同団体は2015年にローンチし、シンガポールに登記されています。
NEMは暗号通貨XEMを含む、一連の金融商品(原文ママ)を提供しています。
2.プライベートネットワークであるMijin
3.テストネットワークであるTestnet
NEMの5つの主要機能
2.ネームスペース
3.モザイク
4.SWIFTメッセージの送信
5.投票機能
NEMロシアは学術界のみならず、情報技術、ビジネス、ビジネスプロセス、取引、国際マネジメントの分野における幅広い経験を持っています。
NEMロシアの目的とは、国際規模であらゆる産業や機関に向けてNEMブロックチェーンの使用方法の研修や宣伝を行うことを含めて、NEMブロックチェーンの紹介を行うことです。
近い将来の共同作業プラン
新技術を適用する際の問題を解決するために、NEMとState Investment Agencyは以下のような方向性で協力を行います。
● ブロックチェーン技術の使用についての研修、セミナー、会合、プレゼンなどを含めた、人材の研修と再研修を行う機関。さらに、関係各所は共同イノベーションプロジェクトを発足し、共同研究を行うことに合意しました。
2018年8月15日、スフミ市において、State Investment AgencyとNEM財団との間の協力覚書が交わされました。State Investment Agency 側はInar Gitsba 氏(@gosinvestagentstvo)、NEM財団はNEMロシア代表のKlim Geran氏 (@klimgeran)が代理を務めました。
同覚書はブロックチェーン技術の研究おいて、協力関係を発展させることを目的としています。
2018年8月16日、スフミ市において、アブハジア政府の協力の下で、文化慈善団体のAshana(@fondashana)とNEM財団(Klim Geran氏、@klimgeran)の代表者会議が開かれ、独自のプロジェクトが開始しました。
Ginjolia Maktina氏、Medical Programs and Social Assistance for Children(子どもたちのための医療プログラムと社会扶助)のプロジェクトマネージャーであるSaida Khutaba氏、そしてNEMロシアチームが患者を訪問し、Nicoleという名前の少女に出会いました。
彼らはNicoleにいくつかプレゼントを持ってきており、彼女は明らかにそれを喜んでいました。チームはNicoleの健康状態を追い続け、プロジェクトに関する最新情報を定期的に届けていきます。
NEMとAshanaは2018年10月に覚書に署名
文化的慈善団体であるAshanaは、2008年にスフミ市に法人として登録を行っている非営利組織です。
Fund Ashanaの目的
―活発で才能豊かな、教育を受けた若者の潜在能力こそが、アブハジア社会の最も将来有望なリソースであることを認識する。
―教育、文化、芸術などの分野で、若者の精神的な発達を促進することを目的とした、チャリティプログラムやイベントを開催する。
―社会文化的、科学的、教育的、そしてその他の要素を持つチャリティプログラムやプロジェクトなどを実施する。
相互合意に基づく最初の活動は、文化的慈善団体であるAshanaと共同で行う、社会貢献を目指したプロジェクトになるでしょう。
そうした意図の枠組み内で、英語によるインターネットリソースが、暗号通貨で資金を調達する目的で構築される予定です。一般的なお金と同様に、暗号通貨もまた慈善目的で使用可能で、世界のあらゆる地域にいる病気の子供を救うことにも使うことができるのです。
今回のプロジェクトは、暗号通貨がNEMプラットフォームの力を借りてチャリティ支援のツールとなる、世界で初めてのケースです。
State Investment AgencyとNEMの間の覚書の内容実施の展望に話を戻せば、私たちは、今回の結果として、検証済みの製品を獲得することになると期待しています。
そうした製品は長期的な視点で考えれば、アブハジア共和国における金融分野、行政機関、教育、医療、そしてその他の生活のあり方を強化し近代化するための、さらなるツールとして機能することになるでしょう。
著者プロフィール
お忙しいところ、貴重なお時間の中での当サイトへのご訪問ありがとうございます。
WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。
今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。
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