ブロックチェーンはあなたのビジネスにとって適切ですか?

 最終更新日2018/10/10 公開日2018/10/10    この記事は 約8分 で読めます。

技術変化と革新の時代において、どの技術を採用するかの決定は困難なものかもしれません。企業は競合他社に後れと取りたくはありませんが、失敗に終わったり将来的に重要でなくなる技術にリソースを割きたくもありません。

1995年、企業は、将来的に世界を変えると私たちが知っていた技術を、こぞって実装しました。それがインターネットです。

今日、企業はブロックチェーンを次世代のビジネスソリューションとして注目しています。

ブロックチェーンとは何か、どのような変化をもたらすのか?

ほとんどの人々は、ビットコインやイーサリアムのような暗号通貨を通じてブロックチェーンを知るようになりました。しかし、その言葉はいまだに比較的新しいもので、しばしば暗号のように難解です。

ブロックチェーンは現在も、素人には分からない技術業界のニッチな話題とみなされており、最近になってようやく非技術系企業や一般の人々も、ブロックチェーンアプリケーションの性能を認識するようになりました。

このような現在の認識によって謎は深まり、このテーマはしばしば複雑なコンセプトに触れる事なしには議論することが困難です。私たちは、ブロックチェーン技術の実装について説明をする最もシンプルな方法は、それが解決する問題を説明することだと考えています。

以下にいくつか問題を紹介します。

透明性

データ操作や不正が横行している時代においては、消費者はますます企業の透明性に関心を抱くようになっています。

ビジネスの世界における秘密の厳守はかつては成功の秘訣でしたが、eBay、Airbnb、Uberのような企業は、彼らの行っている相互の評価システムのような、一般公開による情報の共有と収集を促進する新しいシステムを導入しました。

こうした情報は取り組みを調整し、人々に他人に対して責任を持つようにしてもらうために利用することが可能です。

一方で、過度な情報は企業内での判断決定を阻害する可能性もあります。しかし、ブロックチェーンを応用したシステムを開発することで、公開情報と非公開情報の適切なバランスをとることができます。

NEMのようなプラットフォームを利用することで、企業は使いやすいインターフェースから両方の台帳をデプロイすることができます。

企業内には、透明性の向上によって大きな利益を得るセクターが存在します。例えば、サプライチェーン、身分証明、データ管理などです。

プライバシー

データの漏洩や、ハッカーが数百万人の個人情報を盗むといった事件が日々増加を続けています。データ提供者はハッカー、バグ、人的ミスの被害を受けやすいのです。

データベースに侵入されてしまうと、侵入者がサーバー上の全データへのアクセスを手に入れてしまうかもしれません。ブロックチェーンによって、個人が、意図に反して個人情報をさらしてしまうリスクなしにデジタル証明書を検証し交換することが可能になります。

ブロックチェーン上で保存された情報は、たいていの企業が魅力的に感じる最新の暗号法と同レベルのセキュリティによって保護されています。

中央集権化

分散型のシステムでは、小規模な構成要素がローカルな情報を処理し、全体的なタスクを行っています。一方で、中集権的なシステムでは、中心的な権力が組織内の小規模なレベルの構成要素を完全にコントロールしています。

自律的にシステムを構成する機能によって、分散型のシステムは中央集権的なシステムと比較して大きなアドバンテージを持ちます。自然界にもアリの巣のような分散型システムは存在します。

直接他のアリにえさの場所を指示されるのではなく、アリたちは直接的もしくは間接的な情報と知覚システムを利用して、集合的に全体的なタスクをこなしているのです。

ほとんどのブロックチェーンはその性質として分散型で、その実装によって、互換性の欠如、助長性、単一障害点などの中央集権的システムの欠点を改善することができます。

私のビジネスはブロックチェーンの恩恵を受けることができますか?

ブロックチェーンを応用することで大きな展望が開けますが、その応用は限定的で維持が困難な場合もあります。

企業には自社が管理を行うプライベートブロックチェーン、もしくは自社では管理を行わないパブリックブロックチェーンのどちらをローンチするかという選択肢があります。つまり、そうしたシステムには信頼の要素が常に存在するのです。

あらゆるビジネスがブロックチェーンをローンチするべきだというわけではありません。しかし、暗号通貨やICOのローンチ以外にも、ブロックチェーンのシステムを実装することで大きな恩恵を受けるであろう、様々な応用分野、産業、企業が存在します。

金融

ブロックチェーンと分散型台帳の影響をもっとも強く受けるのはこの業界でしょう。21世紀に銀行を使ったことがあれば、銀行業界の非効率性を直接経験したことがあるはずです。

ブロックチェーンは即時のP2P決済を可能にするだけでなく、スマートコントラクトを活用することで自律的な商取引や契約をも可能にします。

取引をエスクローする仲介業者にかかる追加のコストを排除することで、ブロックチェーンとスマートコントラクトはビジネスにおける取引方法を変えることになります。

金融業界におけるブロックチェーンシステムのユースケースには、ガバナンス、送金、株式取引、デジタルアセット、決済と清算、会計と監査などがあります。

物流

グローバル化の影響で、物流管理は地域的な業務から、驚くほど複雑な業務へと変貌しました。消費者が自分の購入しようとしている商品の本当の価値を知ることは非常に困難です。

さらに、現在のシステムは、商品の出所や、それを取り扱った仲介業者の情報についての透明性の欠如を生み出しています。そうした非効率性は、サプライヤーと小売業者という二点を繋ごうとした際に明らかになります。

パブリックブロックチェーンは、複数のノード間でデータを記録することができます。一度データが記録されると、改ざんを行ったり削除することは不可能です。

加えて、適切な取引情報を持つ人間であれば、誰でも簡単に追跡をすることが可能です。それによって、パブリックブロックチェーンは非常に透明性が高く、高度に分散型のシステムとなっています。

つまりは、ブロックチェーンのシステムはあらゆるサプライチェーンの効率性と透明性を向上させることができるのです。

物流におけるブロックチェーンのユースケースには、ガバナンス、監査、規制とコンプライアンス、商品追跡、サプライチェーンの管理などがあります。

医療

ブロックチェーンについて話をする際に、医療は最初に頭に浮かぶものではありませんが、非効率性に悩まされている業界です。もっとも明らかな問題点はセキュリティの欠如です。

数日前の2018年9月13日、ランサムウェアアタックによってハワイの四万人以上の患者の記録が漏洩しました。医療分野はハッカーにとって格好のターゲットであり続けています。

医療記録の保存、同意の管理、マイクロペイメントの清算を目的として、企業分野に向けてブロックチェーンを活用したシステムを開発することができます。

ブロックチェーンは権限をユーザーの手に戻し、自身のデータについての完全な管理を可能にします。さらには患者が受ける治療のレベル向上にも貢献できる可能性があります。

さらに、ブロックチェーンを使う場合には、一度の漏洩で他人のデータまでさらされてしまうリスクが低くなります。

医療分野でのブロックチェーンシステムのユースケースには、遺伝子プロファイル、人口統計的データ、過去の治療履歴などの医療記録の追跡管理があります。

他にもブロックチェーンを活用した身元管理を行い、治療を受けたり決済を行う際に、患者に高レベルのプライバシーを提供することができます。

 - NEM(ネム) ,

  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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