プレイバックNEM~エトセトラのエピソード

 最終更新日2019/04/15 公開日2019/04/15    この記事は 約25分 で読めます。

前回の記事「プレイバックNEM~起源に迫り、未来に臨む」では、2015年のNEM誕生直後の2つの記事から抜粋した和訳と解説をお届けしました。

今回はそこには長すぎて入れきらなかった部分を並べておきます。NEMが公開されて1週間後のインタビュー記事です。ここでも誕生秘話や開発陣の思いなど、いくらかの発見があるかと思います。

本編とは直接関係ないですが、NEMには純粋なファン層が蓄積され続けてますので、ゲームアプリからNEM決済導入まで、何かしらNEMネットワークを関連させたビジネスをやって大衆に受け入れられたら、"ヒーロー"になれるチャンスがゴロゴロあると思うんです。

今は技術的な面でもCatapult待ちなので、すぐに取り掛からない方がいい面があるかもですが、その時が来た時にスタートダッシュできるよう準備した人が商機(勝機)を掴めるのかなと思います。

では読んでいきましょう。

(注)以下の和訳記事は2015年4月7日に配信されたもので、いくつか補足は入れてますが、主に技術仕様の部分で現在のNEMや今後のNEM(Catapult)とは違ってる部分もあると思います。あくまでも誕生直後の話としてお読みください。

NEM Q&A~独創的な検証済みブロックチェーンプラットフォーム、Proof-of-Importance、「世界を一変させる」テクノロジー

bitcointalk.orgでの最初の参加呼びかけから1年以上後、New Economy Movementを意味するピアツーピアのブロックチェーンプロジェクトであるNEMが2015年3月31日にローンチされました。NEMには100%オリジナルのコードベース、Proof-of-Importance(PoI)、そして70人以上の熱心な貢献者のチームがあります。

NEMはオリジナルのブロックチェーン技術プラットフォームで、ブロックチェーンコンセンサスのためにPoIアルゴリズムを使用します。PoIコンセンサスメカニズムはアカウントの重要度を、取引相手のアカウントの重要度に加えて、その残高、アカウントの活動などを考慮して算出します。

Java(*1)を使用するNEMは、Eigentrust ++レピュテーションアルゴリズム、マルチシグネチャ機能、暗号化メッセージ、さらにはシステム内部でレイヤーのカプセル化を可能にする強力なクライアントサーバーWebアーキテクチャを組み込んでいます。

*1…CatapultではC++に移行


Q:NEMはどのプラットフォームやプロトコルのフォークでもないと読んだことがあります。当初、NEMプロジェクトはNxtのコードベースをプラットフォームの基盤とすることを検討していました。

ところがその後、ゼロからコードベースを開発する決定がなされました。なぜNxtのコードベースは不適切だと考えたのでしょうか?

A:NEMが最初に始まった時、Nxtのコードは今ほどクリーンなものではありませんでした。Nxtの開発者たちはそれをクリーンなものにしようと様々な努力をし、昨年でかなり厳格な仕組みへと変えました。

私たちが最初にコードを見たときに、私たちはNEMをどんなものにしたいかについて考えました。そしてすぐに、私たちが望む機能のリストを実現するためには、Nxtのコードベースを完全に変えなければならないと気がつきました。私たちは、望む機能をサポートするために、ゼロからコードを開発する方が賢明だろうと結論付けました。

そうした機能には、クライアントサーバーWebアーキテクチャの設計、NIS(NEM Infrastructure Server)と NCC(NEM Community Client)の分離、ブレインウォレットパスフレーズの代わりとなるローカルウォレット、PoI、マルチシグアカウント、トランザクションスパムプロテクション、Eigentrust++、そして今後開発予定のいくつかの機能があります。

コードベース全体は、今後拡張して新しい機能を取り入れることができるように設計されました。そうした機能の多くはセキュリティ向上のためのものです。というのも私たちは、セキュリティこそが他のブロックチェーンシステムにおける欠点の一つだと感じているからです。

私たちが追加した、トランザクションスパムプロテクション、オンチェーンのマルチシグ、ブロックスタンプを施すためのネットワーク時間の同期などの機能の多くは暗号通貨業界で初のものです。たとえ以前に導入されていたとしても、NEMほどのユーティリティを備えたユーザーフレンドリーなシステムは誰も実現していません。

また、私たちは現在も多くの機能を開発中です。例えば、私たちはすでにコールドウォレットからのトランザクション送信の検証を始めています。これもやはり、コールドウォレットの設定とセキュリティの規格を確実に再定義することになるでしょう。

今後さらに多くの機能が導入されますが、現在のところは、新しい発表がないうちは上記の機能の開発を継続していきます。

Q:Nxtは現在もNEMの開発に影響を与えているのでしょうか?

A:いえ、私たちは完全にNxtからは独立しています。実際のところは、私たちは業界全体から大きな影響を受けており、一貫した戦略を立てるために全体のトレンドを把握しようと試みています。


Q:NEMプロジェクトは大変大胆な声明を発表しています。例えば、プラットフォームがローンチされた目的として「経済の問題を是正するため」、「今日の世界をより良いものに変えるため」、そして「政府、企業、コミュニティ、個人が経済を変革する手助けをするため」といったことが挙げられています。

こうした内容は注目を集めるでしょうが、しかし具体的にNEMはどのように世界を変えるのでしょうか?

A:他の暗号通貨のプロジェクトでも同じことが可能だと主張することは可能かもしれませんが、私たちは自分たちのエコシステムが世界の問題を軽減することのできる唯一無二のソリューションであると主張するつもりはありません。

ブロックチェーンプロジェクトとして、NEMが現在の実世界における金融と組織構造上の問題の多くを是正することは間違いありません。私たちが言っているのはそういうことです。

NEMについて特に重要で興味深いこととしては、NEMのソリューションをより大きな取り組みに向けた基礎的要素として扱うための柔軟性を開発者やプログラマーに与えるために、NEMのプラットフォームは可能な限りオープンな仕組みになるように構築(*2)されている、ということがあります。

私たちは、実世界で役立つサービスを提供するために利用可能な、ブロックチェーン技術に向けた基礎的要素を提供することのできる、包括的なプラットフォームソリューションになることを目的としています。

例えば、投票システムがあります。ソフトウェア開発者は私たちのプラットフォームを利用して、簡単にそれを実施することができます。

その他にはメッセージ送信があります。今のところ送れるデータの総量は256バイト文字(*3)に制限されていますが、送信可能なデータの種類は多くのトランザクションにとっては十分なものです。

データ量の制限がある代わりに、この機能はSMSメッセージと同様に連結することが可能です。メッセージ送信によって、クライアントは、データを使用して何かに役立てたい操作者に情報を送信することが可能になります。

従来型のソリューションとこのソリューションの基本的な違いは、データがブロックチェーンに保存され、操作者は実際にステルスモードで作業をすることができる、という点です。つまり、操作者はデータを入力するためにウェブサイトを公開する必要がなく、そのためハッキングやDDoS攻撃などにあう危険性がないということです。

今後のリリースでは、私たちのソリューションによって、政府が法定通貨をブロックチェーン上で発行するプロセスはシンプルなものとなり、それを彼らの金融政策の一環として使用することが可能になります。

当然これは金融システム全体を変えることになるでしょう。すべての銀行を利用できない人々は、一晩であっという間に銀行口座を持つことが可能になります。その銀行口座はユーザーが直接管理するウォレットアカウントだからです。

最後に、これを否定する人々もいるかもしれませんが、私たちにはリバタリアン的な政治思想を押し付けるつもりはありません。私たちの目的は、個人に力を与えるためにブロックチェーン技術を推進することです。

したがって、私たちはどちらの極端な政治思想にも偏ってはいません。さらに重要なことに、このスタンスのおかげで、どちらの政治的な思想の持ち主であっても、彼らがそれを望めば、互いに干渉せずにNEMエコシステムに参加することができるのです。

そうした柔軟性を根拠として、私たちは、現在の世界を本当に一変させるような、大規模な普及が達成可能であると見越しています。

*2…NIS(NEM Infrastructure Server)はクローズドソースで非公開ですが、CatapultからNEMは完全なオープンソースプロジェクトになります。
*3…現在は1024バイト


Q:NEMが提供するような、価値の譲渡や情報に対する直接的なコントロールを人々に与えることができると主張する他のブロックチェーンプラットフォームは存在しないのですか?

A:ビットコインとブロックチェーン技術が注目を浴びた際に、ビットコインは現在の金融業界に存在するような仲介者は必要としないと言われていました。しかし、これは正確には正しくありません。

ビットコインは、ブロックチェーンとトランザクションを行うための、よりシンプルで素早い手段を提供する仲介者を経由することなしに、独自に稼働することはできません。そのため、ユーザーは自分のウォレットに加えてブロックチェーンデータを活用する必要があり、それなしではユーザーは直接トランザクションを行うことはできません。

ブロックチェーンデータを立ち上げて同期するという作業は実用的ではなく、スマートフォンで使用することは不可能です。このように、すべてではないにしろ、ほとんどの暗号通貨プロジェクトは仲介者や第三者に頼ることで、速度は向上しているものの、そのブロックチェーンが提供可能なものよりも必ずしも優れているとは言えないシステムを提供しているのです。

暗号通貨業界全体、特にビットコインにおけるマルチシグとオンラインウォレットは第三者によって、つまりは仲介者によって提供されているのです。

NEMでは「直接的なコントロール」という表現には微妙なニュアンスがあります。例えば、CoinbaseやBitpayのようなところに暗号通貨を預けておくことは直接的なコントロールと言えるでしょうか?NEMのエコシステムにはCoinbaseやBitpayは必要ありません。

それらが行う法定通貨への両替サービスを除けば、NEMそれ自体がCoinbaseやBitpayの役割も果たします。つまり、「暗号通貨銀行」に預金をする必要はないのです。

NEMプラットフォームは、ユーザーが自分の銀行を持つことを可能にしてくれます。クライアントソリューションにプログラミングを行うことで、誰でもそれを素晴らしいスタンドアローンのCoinbaseやBitpayのようなソリューションへと変えることができます。

NEMには「内蔵」ウォレットがあり、つまりは、マルチシグを実行する際にも第三者のウォレットを必要とせず、その性質上、ブロックチェーンと直接通信するシンクライアントとなります(スマートフォンデバイスで十分使えるほど軽量)

ウォレットのプロバイダーのほとんどは、自身の中央集権的な仲介ソリューションを使用しています。この仕組みは直接的なコントロールではなく、ブロックチェーンへの直接的な記帳ではありません。このように、NEMは直接的なコントロールという言葉の本当の意味を再定義しているのです。


Q:世界を変えると主張したり、様々なアプリケーション(フィンテック、スマートコントラクト、公証、スマートプロパティ、レコードアーカイブ、メッセージング、ソーシャルネットワークなど)を取り入れているコイン、プラットフォーム、フォークは他にもあります。

NEMは具体的にどのような分散型アプリケーションに向けたプラットフォームなのでしょうか?

A:まず最初に、NEMが一体どんなシステムなのかをよりよく理解してもらうために、例え話をしたいと思います。

Javaはプログラミング言語です。しかし、あらゆるシステムにとって最高のプログラミング言語というわけではありません。Javaは多くの用途にとって非常に役立ちますが、すべてにとって有効ではありません。

NEMの暗号通貨業界での立ち位置も同様のものです。例えば、NEMは分散型ストレージや分散型VPNソリューションの用途に使用することはできません。そのため、NEMは一般的なプラットフォームソリューションとみなすことができます。つまり、NEMは、より大きな取り組みに向けた基礎的要素としてそれを使いたいと希望する開発者に向けた、ビルディングブロックなのです。

この目的のために、NEMは「上記のアプリケーションの多く」を実行可能ですが、もっとも重要なことは、それを容易に実行可能であることと、他のブロックチェーンに頼っていないという事実です。

NEMを支える技術は、すぐには理解できないかもしれませんが、NEMをシンプルかつ柔軟に使うことを可能にしています。

そこには、マルチシグ(オンチェーンとしては初のもので、ブロックチェーンのマルチシグによって多要素認証が初めて現実的な可能性を帯びてきます)、アンチトランザクションスパム、スマートプロパティタイル、Webアーキテクチャの設計、短くて一定のブロックタイム、ネットワークへのアクセスの容易さなどの機能が含まれています。

NEMが完全に稼働すれば、スマートコントラクト(私たちはこれをスマートビジネスルールと呼ぶことが適切だと考えています)だけでなく、システム内での固有の条件や価値を持つことのできる機能を使うことで、スマートプロパティタイルを使用するアプリケーションも実行可能になるでしょう。

簡単に言えば、そうしたタイルプロパティは以下のような任意の固有特性を備えることが可能です。

1.メッセージ
2.スマートビジネスルール
3.基本通貨を含む、他のタイルの採用
4.フィードバック/レピュテーション(評価)

プロパティタイルに何も加えなければ、ただの標準的なカラードコインと同じになります。そこに固有の特性を加えることで、創造性の及ぶ範囲の膨大な数のアプリケーションが実現します。

スマートプロパティタイルは、自律分散型企業(DAC)、公証、タイムスタンプ、アセット管理、モノのインターネット、そしてレピュテーション管理などの用途に使うことが可能です。

このように、私たちは現在スマートプロパティタイルの開発に取り組んでいます。実現は不可能ではないはずですが、未知の領域に進むにつれて、実装上の課題に直面するかもしれません。

スマートプロパティタイルとは何だろう…。モザイクのことかな??

Q:Eigentrust ++レピュテーションアルゴリズムは、PoIとNEMプラットフォームの機能において、どのような点で重要なのでしょうか?

A:Eigentrust ++はPoIとは完全に分離しています。PoIがブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムである一方で、Eigentrust ++はノードのピアツーピアネットワークのレピュテーションシステムです。Eigentrust++は、意図的に不正なデータや無効なデータを送ってくる悪意のあるノードの攻撃からネットワークを保護してくれます。

PoIはアカウントレベルで機能しますが、Eigentrust++はネットワークノードのレベルで機能します。PoIはハーベスティングの権利を生みますが、Eigentrust++はネットワークの各ノードの評価をする際に使用されます。

以上のように、悪意のあるノードは、それを使うアカウントの機能に悪影響を与え、ハーベスティングの機会を奪います。ある意味では、ハーベスティングに関して言えばアカウントの機能に影響を与えるとも言えますが、PoIには影響しません。

Eigentrust++のノードスコアは近隣のノードコミュニティにのみ関係するもので、信頼スコアは全体向けのものではありません。


Q:他の仕組み(Nxt、Ethereum、Rippleや、CounterpartyやOmniなどの様々なビットコインプロトコル)と比べて、NEMプラットフォームはどの程度安全なのでしょうか?

A:セキュリティは相対的であり主観的なものです。暗号法それ自体は実証済みの技術です。ブロックチェーンに使用されている暗号法は、暗号法の新しい応用分野です。

8年間存在していることを考えれば、ブロックチェーンが変更不可能で不可逆な仕組みだと証明されたことは間違いないでしょう。それに基づいて、NEMは基礎を再発明しようとしているのではなく、その基礎を使ってイノベーションを起こそうとしています。技術的な話をすれば(そうでないと証明されない限りは)、NEMはブロックチェーンの仕組みそのものと同様に安全なものです。

ブロックチェーンのフォークの面でのセキュリティは、9か月以上にわたって厳しく検証されてきました。その堅牢性を示し、証明するための他の根拠として、私たちが行っているユニットテストの量が挙げられます。

NEMは間違いなく、今日もっとも厳密に検証されている暗号通貨イニシアチブの一つです(テストネットワークで200万回以上のトランザクションを行っています)。その点では、NEMは業界でももっとも安全性の高いソリューションの一つだと言って良いでしょう。

ハーベスティングの手段としての、私たちのProof-of-Importanceアルゴリズムもまた、抜け穴を見つける大会を開催するなどの集中的な検証を受けました。検証でも大会でも欠陥は見つかっていません。

最後に、スパムを行うにはコストがかかるため可能性は低いとは思いますが、トランザクションアンチスパムのメカニズムもソリューションに設計として組み込みました。

全体として、設計チームは結果に大変満足しています。


Q:開発者、参加者、国の観点から言うと、NEMコミュニティはどれほどの規模がありますか?

A:NEMイニシアチブは、固定数発行(マイニングが行われたのではなく、コインは発行されたのでプレマインとは呼びません)の時点で最大のステークホルダーを抱えていました。

当初は3000人のステークホルダーがいましたが、数は半減しました。今日の最終的な数はおよそ1500人ほどで、それでも非常によく分散した数字です。

グローバルなイニシアチブなので、世界中から参加者が集まっています。NEMに携わる人々の数は70人近くで、その多くがマーケティング、検証、翻訳の業務を行ったり技術的な貢献を行っています。

私たちには素晴らしいプログラマーがおり、彼らには昼間の仕事があるにも関わらず、「フルタイム」でソリューションの開発に取り組んでいます。そうした開発者の中には世界レベルの者がおり、そのことは彼らが書いたコードや、ドキュメンテーションを含む、実行したユニットテストによって実証済みです。

2019年4月15日時点で、1万XEM以上を保有しているアカウントの数は1万6,000アカウント以上存在します。これは取引所に保管している個々のユーザー数は含まれません。

日本では2017年から各地で勉強会やイベントなどのいわゆる普及活動がほぼ自発的に行われ、この動きはコア開発者のJaguar氏にも「日本には素晴らしい相互支援の輪が確かに存在する」として評価されています。

実際にNEMネットワークに貢献してるアプリやサービスはまだ数えるほどしかありませんが、投資家や技術者の垣根を越え、NEMを普段の生活に馴染ませ密着させようとする希望が、「暗号通貨の冬」という時代に突入しても消えることなく今もなお広がり続けており、Catapultを乗せて進化したNEM2になった時にはさらに力強く燃え盛るのではないかと思います。

よって、まだ経済圏と言えるほどの勢力が備わってるわけではないので、これはまだ誰にでも何かしらの達成感を得られるチャンス(特にBtoCやCtoCビジネス面で)がある段階だろうと思います。


Q:ローンチが終わったばかりですが、次の段階とは何ですか?

A:スマートプロパティタイルの開発、プラットフォーム統合のためのAPIs、スマートビジネスルールの開発、分散型アセット取引所の開発です。

NEMの固有通貨はXEMです。ローンチの際に8,999,999,999 XEMが発行され、およそ1500人に分配されました。XEMの一部は様々な目的のために保管されました。

例えば、将来的な発展に対して報酬を与えるため、自律分散型組織(DAO)の立ち上げ、マーケティング、NEMの設立メンバーに限定シルバーXEMコインを与えるというシルバーコインプロジェクトの企画、XEMが法定通貨と両替されなくなるような、持続可能な循環構造の構築などです。NEMのチームによれば、余剰の資金がNEMの開発者や主要メンバーのボーナスに使われることはありません。

しかしNEMチームにとっては、NISとNCCの両者が分散型ブロックチェーンプラットフォームの中心的要素であるため、XEMはNEMエコシステムの付随的要素にすぎません。将来的なリリースには確実に、スマートプロパティタイル、分散型アセット取引所、スマートコントラクト、そしてNEMのコアブロックチェーン技術を活用したさらなるアプリケーションが含まれることになるでしょう。

プラットフォームの別の重要な機能としては、NEMのアーキテクチャによって、NEMの遠隔NIS機能を活用した"シンクライアント"の使用が可能になることが挙げられます。

この機能によって、仲介を行う第三者を必要とせずに、NEMエコシステムの機能性を格安のコストで、携帯電話などの低パワーのデバイス上でフルに発揮することで、幅広いデバイスが利用可能になり、より多くのユーザーがNEMにアクセスできるようになります。

NEMのチームは、プラットフォームはシンプルなシステム統合が可能になるように設計されていると述べます。

その特徴のおかげで、高頻度の為替取引、株式、デリバティブ、オプション取引、FXトレードなどを含む実世界の金融サービスへの統合、ソーシャルメディアとソーシャルネットワーキング、ユーザーフレンドリーなモバイルアプリケーションの質の向上などを含む、その他多くのアプリケーションなどが実現します。

当時とは状況が大きく変わっている部分もありますが、目指すものはそう変わりがないのかなと感じました。

以上、プレイバックNEMでした!

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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