NEM財団など4社の大手グローバルブロックチェーン企業が“Blockchain for Europe”協会を設立

 最終更新日2018/12/12 公開日2018/12/12    この記事は 約4分 で読めます。

2018年12月4日、ブリュッセル―大手グローバルブロックチェーン企業4社(EMURGO/Cardano、Fetch.AI、NEM.io財団、Ripple)が共同して、ヨーロッパにおけるブロックチェーン関連企業を代表する協会を設立しました。

Blockchain for Europe

Blockchain for Europeは、ヨーロッパにおけるブロックチェーン産業の意見を集約しようという、初のしっかりとした試みです。ヨーロッパにおける政策ディベートは断片化してしまっています。ブロックチェーン分野に携わっていない部外者からの一貫性のない情報が、業界内でのコンセンサスに異議を唱えてきたからです。

今回の協会の目的は、ヨーロッパと会員となる国家機関の間で、分散型台帳とブロックチェーン技術の特性と将来性についての理解を育み、今後行われる規制がヨーロッパにおけるイノベーションを促進し加速するものとなるように尽力することです。

会員は分散型台帳とブロックチェーン技術に関連したビジネスを行っている団体となります。彼らはヨーロッパがブロックチェーン技術における世界的なパイオニアになる、というビジョンを共有しています。

Blockchain for Europeは、ヨーロッパが賢明な規制を設け、ブロックチェーンについての世界的なアジェンダを設定できるようにしたいと考えています。

同協会は11月に、欧州議会の最大の4つのグループと共にBlockchain for Europe Summitを開催し、それを成功させました。同イベントでは、世界中のステークホルダーが一堂に会し、ガバナンス、ヘルスケア、輸送、トレード、身分証明、金融市場のインフラ、トークン/暗号通貨といったテーマについて議論が行われました。

その議論の中で、政策立案者とブロックチェーン関連企業の両者が直接的かつ透明性のある方法で交流を持った場合に生まれる、両者にとっての潜在的な利点が示されました。

Rippleヨーロッパ地域規制関連業務担当者のDan Morgan氏

「RippleはBlockchain for Europeの発足メンバーに加わることが出来て嬉しく思っています。今回の一件はヨーロッパの政策立案者にとって非常に重要なものです。

なぜなら、彼らは現在ブロックチェーンとデジタルアセット両方の利点を把握したうえでの、正しい規制の枠組み作りを目指しているからです。」

NEM財団共同創始者・暫定代表のKristof Van de Reck氏

「私たちはBlockchain for Europeの発足メンバーに加われて嬉しく感じています。特にブロックチェーンのオープンで分散型のアプリケーションに関しては、バイアスのかかっていない情報が不足しています。

ビジネスの中心にブロックチェーンを据えている様々なステークホルダーと力を合わせることで、私たちは特定の機関やステークホルダーのアジェンダに偏らない洞察を提供することを目指しています。」

Fetch.AI 共同創業者でありCTOのToby Simpson氏

「今回の件は、ヨーロッパの政策を、非常に多くの人々の生活を好転させる方向に導く素晴らしいチャンスです。

機械学習、AI、分散型台帳などの技術を融合させることで、私たち全員にとって技術がより効果的に機能する世界を生み出すチャンスが得られます。」

EMURGOのCIO、Manmeet Singh氏

「Cardano の世界的な普及を促進するというEMURGOの使命の一環として、私たちは規則や規制を制定すべく、ヨーロッパの機関と共に精力的に活動しています。

そうした規則や規制によって、ブロックチェーン技術は世界的に普及し、それによって私たちの第三世代のブロックチェーンCardanoの影響力も拡大するでしょう。これらすべてはEUのガバナンスのリーダーシップの下で行われます。」

Blockchain for Europeは、政策立案者、関連企業、そして学術機関と対話の機会を持てることを楽しみにしています。共に力を合わせて貢献をすることで、ヨーロッパをブロックチェーン技術のパイオニアとすることができればと願っています。

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