NEMが好発進、Catapultモバイルウォレットのチュートリアルを発表
最終更新日2019/02/23 公開日2019/02/23 この記事は 約5分 で読めます。
価格下落トレンドに乗るかのようにしてデマやFUDに邪魔されフン詰まり感のあるNEMですが(笑)、実態そのものは成長する努力が続けられており、Catapult(NEM2)のパブリックチェーン移行準備も着々と進んでいます。
2018年初頭以来、暗号通貨全体でショートがトレンドになってるので、いずれロングのターンになればネガティブなガヤもポジティブなガヤに変わる(それが世の常)ので、プラットフォームが生きてる限り、生かそうとする力が働いている限り、楽観しておいていいのではないでしょうか。
以下、和訳です。
※原文ではNEMとXEMとNEM財団の言葉の使いどころがおかしかったので調整しています。ブロックチェーンプラットフォームであるNEMと、その普及活動を促進するNEM財団は別のもの(相互影響力がないという意味ではありません)です。
NEM財団の資金調達要請に関する提案2019をリリースした後、NEM財団はユーザーの信頼を獲得しようと試みています。NEM財団は、NEMエコシステム(注:全体ではなくNEM財団絡みの部分)内でいくつかの財政的な問題が起こっていることを認めました。
2018年はほとんどの暗号通貨にとって悲惨な年でしたが、その弱気市場を生き抜いた暗号通貨は、成功するために組織として活動しています。
NEM財団は様々な問題を解決し、NEMを他のネットワークに容易に組み込むことができる多目的ネットワーク(※新機能であるクロスチェーンスワップなどがその辺り)として広めたいと考えています。
NEM財団は資金調達要請(※賛成多数で可決されました)の中で、今後の戦略についての詳細を提示し、NEMコミュニティはそのことを好意的に受けとめているようです。
現在多くの問題を抱えてはいるものの、NEM財団は一般向け(パブリックチェーン)の普及を推進したいと考えられており、(資金要請のトコミュニティ投票に向けて)好意的な反応を期待していました。そのために、NEM財団は3つの主柱に焦点を絞り、NEMテクノロジーの普及を実現させようと試みています。
その3つとは、
・Catapultをユーザーが使いやすく、アクセスしやすいものにすること
・NEMのグローバルサービスパートナーネットワーク(NEMsp)を通じて普及を促進すること
です。
NEM財団は公式のお知らせ(NEM Foundation Update)で、Catapultモバイルウォレットのチュートリアルを発表しましたが、NEM財団は収益を重視するプロダクト特化型の組織になろうと努力しています。彼らは、そのお知らせで、NEM財団がコミュニティのためにより貢献する手段の一例になることを祈っています。
SDK、開発ツール、ユーザーと提携企業による世界規模のエコシステムの構築、アプリケーションのサポートなどを含む、Catapultのローンチを控えて、NEM財団の暫定CTOであるジェフ・マクドナルド氏が、一時的にNEM財団の技術開発サポート全体を監督しています。
開発者たちはCatapultウォレットに取り組み、可能な限り改善を加えたいと考え、sig-clientとして知られるNEM2slackチャンネルへの加入を検討しています。
アプリの設計は完了していますが、すべき作業がまだ少し残っています。開発チームはその問題に取り組み、URI、QR、ウォレットのシード規格などをさらに明確化する必要があり、その後にテストへと進みます。
こうした発展はすべて、NEM財団が責任を感じ、彼らがNEMエコシステムの成長のために本気で取り組んでいることを示しています。だからNEMコミュニティはNEMに信頼を置いているのです。
困難はどんな組織にも訪れます。しかし大切なことは、そうした困難に忍耐強く手際よく対処することです。そうすることでネットワークの有能さが実証されると同時に、チームワークも必要とされてきます。現在、NEMは順調に活動しているようです。
NEM財団が取った上記のような策は功を奏し、市場のほとんどが不況であるにも関わらず、NEM(XEM)の価格は大きく上昇しています。この記事の発表の時点で、NEMは6.72%も上昇しており、取引価格は約0.0418ドル、市場総額は3億7600ドル、取引高は1200万ドルとなっています。
著者プロフィール
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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。
今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEM Symbolをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年以上のトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。
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