追記アリ:Catapult(カタパルト)のロードマップを見ての備忘録

 最終更新日2019/04/07 公開日2019/04/03    この記事は 約11分 で読めます。

2019年3月29日、期待されていたCatapultのロードマップがNEM財団より発表されました。

そのロードマップは「NEM財団がどのようにカタパルトのコアプロジェクトに貢献をする計画かを説明するもの」ということで、技術に関わる内容が網羅されたロードマップは改めて近日公開される、となっています。

その内容について、フィードバック受付時のDaokaさんの意見なども参考に、個人的に特に気になったところを主観を交えてピックアップしておこうと思います。ロードマップの内容は随時更新されるということなので、一応該当部分のキャプチャも残しておきます。

P4 POS+のコンセンサスアルゴリズム

Catapultへの移行で最も気になっている部分です。この点については前回の記事のここで詳細を書いてますので読んでおいてください。

PoS+のプラスαとなるハーベスト報酬のボーナス部分について、目指せ北海道さんのnemlog記事でコメントをしたのですが、

1:ハーベスト報酬とは別で設定された「ボーナス」が得られる仕組み
2:単純にハーベスト報酬が得られる確率にボーナス「値」が加算される

このどっちになるのかまだよくわかってないです。

1であればボーナスをNEMの休眠ファンドから引っ張ってくるのか?それならば有限なのでアルゴリズムとしてイケてるとは言い難いなど考えるので、2が本筋なのかな?と思っています。

Daoka's Voice

PoIの重要度を上げるには「1000XEM以上の送金」という1つの壁があります。この1000XEMというのは低くしすぎるとそれはそれで良くない問題も増えるので、低くすればOKな問題ではなかったりします。

その設定額は将来の大きなボラティリティまで意識されて設定されたものではないと思うのですが、実際これまでNEM経済圏が動いてきた中、市場価格変動の物理的・心理的影響を無視できるものではないことは、多くのハーベスターが体感しているものと思われます。

PoS+では「モザイクの転送や少額の送金も評価されるようになる」可能性があるということで、そうであればNEMのコンセプトというか基本理念である、

NEMネットワークを積極的に使う人が、利益を得られる仕組み
世間一般の人に力を与えるため、平等に機会を与えること

がもう少しリアルになりそうな仕様変更となる点からも、大きな改善であることが期待できます。

P4-5 改良版ハーベスティングのクライアントサポート

委任ハーベストする時はスーパーノード(SN)にぶら下がる形になりますが、この仕様によってSNは自分にぶら下がる委任ハーベスターが増えることによる何らかのメリットができるのかな?と考えさせられました。

そこで「あらかじめ割り当てた量のリワード報酬」というのがナゾポイントなのですが、

1:SNが委任ハーベスターのハーベスト確率に干渉できるようになるのか
2:あらたな報酬枠が発生するのか

どっちなのか?というのが思い浮かびました。

1だと、SNの裁量でそこに介入しちゃってもいいものなのか?という疑問が浮かびます。

2は、SN報酬でもハーベスト報酬でもない新たなリワード報酬枠が設定され、それらがSNに割り当てられ、ぶら下がった委任ハーベスターに「お礼」のような形で、分配することができるのかな?と想像します。

この点、もっと詳細が知りたいです。

Daoka's Voice

どこかどうなのかまだ不明確な点ですが、委任ハーベスターの報酬からその一部を委任手数料として得る形は、ノード運営メリットがSN報酬制度に頼らざるを得ない現状ですので、その制度に頼らず純粋なNEMネットワーク内だけで循環させるための補助策としては良い提案かなと思っています。

P5 エイリアスのクライアントサポート

エイリアスとは「あだ名」のようなものです。要約すると、クソ長いアドレスを指定しなくともエイリアスというあだ名を指定して送信できるということです。

本来なら、
NAXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX-XXXX
と指定するのを
nekochan
と指定して送信できるというもの

ただ、これは現在の仕様でも出来るので、どこがどう新機能なのかわかりませんでした。

現在でもあなたが「nekochan」というネームスペースをレンタルし取得してたら、相手が「nekochan」と指定して送金できます。

どゆこと?

Daoka's Voice

これまでは自分でネームスペースをレンタルして、自分の固有アドレスにエイリアスを付けることしかできなかったのが、第三者が取得したネームスペースを自分の固有アドレスにエイリアスとして付けてもらうこともできるようになる、ということです。

またそれにより、アドレスに複数の異なるエイリアスが付けれるようにもなります。

エイリアスの自由度が高まることで、どのようなことが実現できるようになるか追って考えていきたいと思います。

P5 手数料やトークノミックスのアップデート

手数料体系が変わってくるのですね。要チェックポイントです。

Daoka's Voice

その通りだと思います。その複雑なトランザクションが多発するNEMネットワークにしていきたいです。

P5 スーパーノード

SN報酬制度は、NEMのトランザクションが潤沢になるまでノードを運営してくれる人への有限の報酬制度です。専用ファンドにプールされた報酬が、1日4回の審査にパスできたSNで山分けされて1日1度報酬が支払われています。

そのプールされている報酬は2020年8月頃に枯渇する予定です。今の状態ではまだハーベスト報酬だけでノード運営が賄えるほどネットワークが潤沢でない(トランザクションが少ない)ので、枯渇期を前に延長前提で他のファンドより補充が検討されています。

その量や期間、あるいは制度の内容も変わるのかどうか、そこに注目しています。

最後に「2020年以降」の枠で書かれていた点です。おそらくこの部分については特に詳細が計画されておらず、「こういうのできたらいいね、やっていこうね」レベルの案件だと思います。

P6 ステーブルコイン

これだけではさっぱり何なのかわからなかったので、フォーラムにて尋ねてみました。これは次の3つのうちどれなのか?と。

1:NEM財団がステーブルコインをNEMで発行する
2:NEM財団がNEMでステーブルコインを発行したい誰かをサポートする
3:NEMにステーブルコインが発行しやすい機能を追加する

「1」だとちょっとちゃうんじゃないのかい!と思っていたのですが(某メディアが「ステーブルコイン発行」と勝手に報じており…w)、どうやら財団が考えているのは「2」だそうで想定内の回答を得ました。それだと全然良いと思います。そのための財団でもあるので。

ただ、「1じゃないですよね?」という念押しの再質問には今のところまだ未回答です。

1ではないようです。

P6 IPFS

これが実現できると、もしかしたら前回の記事のアグリゲートトランザクションの項目で書いたクラウドソーシングの事例なども実現できるんじゃないかと思いましたし、いろいろと活用の幅も広がると思います。

プロトコルと連携するとのことですがこれはProximaXなのかどうか、そこがいろんな意味で気になっています(笑)

Daoka's Voice

そして最後にこちら。CatapultがNEMの大型アップデートといわれる所以です。

以上、次の進展を楽しみにして参りましょう。

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  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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