Catapultウォレットをイジル1~モザイク発行とネームスペース変更点検証、そしてエイリアスとは?

 最終更新日2019/10/15 公開日2019/10/13    この記事は 約8分 で読めます。

次世代NEMと言うべきでしょうか、「Catapult」デスクトップウォレットのテスト版をイジってみます。テスト版なのでまだうまく機能してない部分は今後ということで。

各種手数料の値はテスト版の設定で本番と同じではないのでご注意ください。

今回は、モザイク(トークン)を発行して、ネームスペースを作って、新しい仕様となる「紐付け作業をするエイリアスとかバインドとか言う言葉が出てきます)」というところまでやってみました。現NEM(以下NIS1と呼びます)とはけっこう違っていますので、その違いを感じながら見てみてください。

モザイクを作成する

モザイクとは「NEMブロックチェーン上のデジタル資産」の総称です。何かの価値を持たせるコインにするなり、デジタル株式にするなり、投票の票にするなり、お買い物ポイントにするなり、デジタルチケットにするなり、そういったものに活用できるものです。

早速作っていきます。ゴリ簡単です。

小数点以下なし(分割の可能性)で、誰が誰とでも送受信可能(転送可能)で、総発行量は変更できず(可変供給量)、期間制限のあるモザイクを1億個作成するところです。制限可能性のところはまだ使えないっぽいのでいずれ。

期間は7884000ブロックとなっています。1ブロック=12秒なので、1095日=3年間の期限のあるモザイクになります。
(※下の説明に「最大有効期間は365日」とありますが、モザイクの設定可能上限は10年なのでタイポかと思います)

実際に作る時の手数料は期限により変動します。

作成するとモザイクリストに追加されます。ここですでにNIS1との違いに気付いた人も多いと思います。

「モザイクの名前を付けていません。」

このように、新たに作ったモザイクは英数字で構成された「ID」のみ付けられています。

じゃあどうやって名前を付けて区別するのか?それがリストの右端にある「エイリアス」というところになります。

リストの一番上にあるものは「このプラットフォームの基軸通貨のモザイク」です。NIS1で言うとXEMのことです。このテスト版ではとりあえずエイリアスにnem.xemと指定されていますが、実際のCatapultローンチ時には変わってる可能性ある点は覚えておきましょう。

エイリアスを利用するにはネームスペースが必要になります。

ネームスペースを作成する

ネームスペースとはNEMブロックチェーン上であなたの資産(モザイクやアカウント)をわかりやすく識別させるためのものです。インターネットのドメインと同じようなものです。

では、作っていきます。バリ簡単です。

wolfというルートのネームスペースを50000ブロックの期間(6日22時間40分後)までレンタルしようとしています。同じネームスペースは取得できませんので、すでに誰かがレンタルしていたら他の候補に選び直す必要があります。

有効期限の最大は365日です。
(※テストでは200日などで取得しようとするとエラーになるので、適当に50000ブロックで取得しています)
(→たぶん残高不足だった可能性。手数料がいくらになるのかまだ正しく出ないので…)

ネームスペースは最大3階層まで作ることができまして、「ルート」というのがいわゆる親で、子そして孫まで設定できます。

それを「サブネームスペース」といいます。

サブネームスペースを作成する

早速作ります。クソ簡単です。

取得済みのwolfに「token」というサブネームスペースを作ります。サブネームスペースの有効期限はルートネームスペースのそれに準じます。

永続的に使うルートの期限はしっかり管理して期限切れになって他者に取得されないよう更新していかないとですね。ちなみに、レンタル期間の更新はいつでもできるようで、残存期間を延長するような形で更新可能のようです。365日を越えて延長更新できるかは未検証です。

ネームスペースリストにはこのように出てきました。

共に同じ期間になっていますね。wolf.tokenにさらに孫ネームスペース「mago」を作った場合は、wolf.token.magoとなります。
(※しかし6日ちょっとの期間でレンタルしたのに、なぜか期間が52日になってます。バグだと思います)

NIS1ではこう

NIS1の場合、モザイクを発行したい場合はまずネームスペースをレンタルしておく必要があります。tokenというモザイクを発行したかったら、まずwolfというネームスペースをレンタルした後に、wolf:tokenというモザイクを発行する流れです。

モザイクを発行するのは名前ありきだったのが、Catapultでは名前は後からネームスペースを使って紐付けることになります。

発行したモザイクにエイリアスをバインドさせる

エイリアスをバインド…は?ですね

エイリアスは「別名や通称」、バインドは「関連付けや紐付け」という意味なので、(モザイクに)「名前を付ける」というのが一番わかりやすい表現だと思います。

ではさっそくエイリアスをバインド(笑)させてみましょう。

これは最初に作成したモザイクのリスト画面です。画像の右側のところから設定できます。

一番上のエイリアスは「nem.xem」となっています。NIS1のXEMは、

「nemというネームスペースのxemというモザイク」

だったのが、Catapultでは、

「nem.xemというサブネームスペースが紐付けられたモザイク」

というように変わります!

では、最初に取得したモザイクに「wolf.token」を紐付けしてみます。

ハイ完了。紐付けするのは「wolf」のルートネームスペースでもOKです。紐付けしたものはいつでも解除できますが、ネットワーク手数料が発生します。

さあこれでwolf.tokenというデジタル資産が出来ました。

「オレのwolfコイン、50token送ろうか?」みたいに言えばいいのかなと思います(笑)

名前を付けてわかりやすくするような使い方が特に必要ないモザイク活用であれば、モザイクIDのままで使えばいいということにはなりますね。

このエイリアスはアドレスに紐付けすることもできます。

アドレスにエイリアスをバインドする

あなたのアドレスが「Nxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxxxx-xxxx」だったとして、NIS1で「wolf」というネームスペースを取得していれば、その長ったらしいアドレスを覚えなくても、送信先に「@wolf」を指定してもらうだけで送信できます。

Catapultでは取得したネームスペースで紐付け作業をすることで同様のことができます。ひと手間増えるわけですが、利点もあります。それは後で。

ウォレット管理画面のここから設定できます。これで誰かがあなたに送金したい場合「@wolf」を宛先にするだけでOKになります。

で、NIS1にはなかったエイリアスの利点ですが、あなたが取得したネームスペースを誰かのアドレスに紐付けることもできるようです。アドレスやモザイクへの自由な紐付けと解除を応用させるといろんな用途が出てくるのかなと思います。

こんな感じに、wolf.a_taroというサブネームスペースを取得して、A太郎くんのアドレスにwolf.a_taroを紐付けることができるようです。

…と、その紐付けからの送金テストをしようとしたのですがまだ対応できてないようなので、またいずれ検証しようと思います。

今回はここまで!

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