ブロックチェーン決済システムのChoiceがNEMを通じて100万NZドルを獲得
最終更新日2018/04/20 公開日2018/04/20 この記事は 約4分 で読めます。
ちょっと前の記事ですが、以下、和訳です。
ブロックチェーンを活用したニュージーランドの決済システムであるChoiceは、NEMブロックチェーンのコミュニティファンドを通じて260万XEM(100万ニュージーランドドル)を調達することに成功したと、今日発表しました。2017年後半に設立されたChoiceは、NEM財団から非株式での資金提供を受けた初めてのニュージーランド発のプロジェクトです。
Choiceは決済ゲートウェイプラットフォームで、VisaやMastercardといった電子カードによるトランザクションを行う企業が小売店に課している、2~6パーセントのトランザクション手数料を大幅に削減することを目的としています。
消費者と小売店の間に直接的な価値移動インフラ提供することによって、Choiceはそうした小売店が節約することのできた手数料の半額を受け取り、それを消費者の選択する、あらかじめ登録された慈善事業に寄付します。
Choiceの共同創立者でブロックチェーンを管轄するOssie Amir氏は、同プロジェクトは、社会に貢献するためにブロックチェーンインフラによる法定通貨での決済トランザクションを統合する、世界初のプロジェクトだと述べました。
同時に、私たちはニュージーランドの、主に中小規模の小売店の足枷となっているトランザクション手数料の問題に取り組み、そうしたトランザクション手数料によって生まれた数十億ドルもの資金が海外に流失するのを阻止しようとしています。
ブロックチェーン技術を活用することで、私たちは、価値の交換を行う透明性のある手段を持ち、社会に貢献するために寄付をすることを選択できる、消費者と小売店が信頼することのできる決済ソリューションを構築しています。
私たちはNEM財団と提携して、ニュージーランドを、フィンテックやそれ以外の分野においてNEMブロックチェーンを活用するプロジェクトのための、世界的なインキュベーターとするサポートを行えることに感激しています。」
NEMブロックチェーンの技術的プラットフォームを使用するスタートアップの成長をサポートしている、世界的な非営利団体であるNEM財団オーストラリア・ニュージーランド支部のJason Lee氏は、Choiceはブロックチェーン技術がいかにして、より幅広い社会的影響力を及ぼすことができるかの実例となると述べました。
Choiceは自社の価値移動プロトコルにNEMプラットフォームを活用するという強い情熱と熱意を持っており、その情熱は私たちの技術の発展と重要性の向上に貢献してくれることでしょう。」
Choiceのチームは現在、ベータ版の製品を改良中で、ロールアウトは2ヵ月後にニュージーランド中の多くのサービス業に向けて行われる予定です。同社は過去6週間にわたってKiwibank Fintech Acceleratorプログラムの一環として、ウェリントンのCreative HQで開発を行っており、現在はニュージーランドの規制機関と密に協力して作業を行っています。
Choiceは、同社のプラットフォーム向けの消費者一般および小売店サポートシステムを急ピッチで構築中です。同社のチームはニュージーランドのすべての人の決済についての考え方を変え、トップダウン方式でブロックチェーンを責任を持って採用することを推奨したいと考えています。
NEMブロックチェーンのコミュニティファンドは、コミュニティの投票によって決定されます。スタートアップやビジネスのコンセプトを企業がNEMコミュニティのフォーラムに投稿し、そこでユーザーによる投票が行われます。それを通過した企業がNEM財団に紹介され、財団は資金提供を行う前にデューディリジェンスを実施します。
原文:Blockchain payment system Choice secures NZ$1 million through NEM
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