NEMコミュニティ投票:Ethyl、モノのインターネットの未来像

 最終更新日2018/01/11    この記事は 約13分 で読めます。

新しい提案に対するNEMコミュニティ投票がはじまっています。調達希望額は3つのフェーズに分けて総額42.5万XEM、1XEM=170円なら約7200万円ほどになってます。

投票は、最新版など2.0系のNanoWalletからはまだ投票ができないので、1.41などの古いバージョンから投票するか、文末のYes or No アドレスに0XEMを投票するかになります。

以下、その詳細の全文和訳です。早速読んでみて投票してみましょう!

Ethyl、モノのインターネットの未来像

モノのインターネットはあまりに中央集権的です。1つのメーカーから販売されているあらゆるデバイスが、しばしば単一障害点に接続しています。そのうち、メーカーは販売から年数が経過したことを理由に、何の問題もなく機能しているデバイスのサポートを打ち切りたいと考えるかもしれません。

電気は通っているにも関わらず、1つのサービスがストップしただけで、家から明かりが消えてしまう可能性があります。さらに悪いケースとして、そうしたサービスがハックされることもあります(実行不可能なことはなく、しばしば起こります)。

同時に、モノのインターネットはあまりに分散化されてしまっています。複数のメーカーからデバイスを購入することはほとんど不可能です。あらゆる新しいプロトコルが、家に設置する新しいハブをそれぞれ必要とします。それが新たな障害点となります。

要約:モノのインターネットは非常に重要な社会的変化ですが、「素早く行動し、現状を打破せよ」といった非常に危険な方法で行われているのです。

幸運なことに、この問題を解決するために、今日すでに存在するすべてのデバイスを交換する必要はありません。

解決策

Ethylはモノのインターネットを、NEMブロックチェーンを使って分散化します。あらゆる建物や家屋が単一のハブを導入し、それが分散型のサーバーとしても機能します。

その建物や家屋に電気が通っている限り、IoTデバイスはインターネットアクセスや中央集権的なサーバーに頼る必要なく稼働し続けます。(もちろん、チェーンの機能が他のデバイスからのデータと通信を行ったり、それを読み込む必要がある場合は除きます)

Ethylは様々なメーカーの製品をサポートします。既存のスマートホームデバイスに向けたIPベースのAPIだけでなく、Z-Wave、ZigBee、general RFなどのオープン規格にも対応します。

Ethylは第一にブロックチェーンを基盤としてはいますが、ほとんどの通信は日常的な使用の際の手数料を排除するために、オフチェーンで行われるということにご注意ください。

価値

言うまでもなく、ほとんどの人々はブロックチェーンをお金儲けの手段と考え、その実用的なユースケースを見落としています。そのような事情から、Ethylをブロックチェーンのプラットフォームとしてマーケティングするのは、良い考えとは言えないでしょう。

Ethylは利益を追求するのではなく、プライバシーとセキュリティをモノのインターネットのユーザーに提供するのです。多くの企業が繰り返し、データを販売したり悪用してきました。

ブロックチェーンを、大部分のコミュニケーションを担うローカルネットワーク(ファイヤーウォールとNATを回避する必要のある「ダム(dumb)」サーバーだけを使用します)と暗号化されたデータストアとして活用することで、モノのインターネットのプライバシー問題は大幅に改善されます。

アメリカでは、93%の大人が、誰が自分の情報を入手するかを管理できることが重要だと考えており、そのうち74%は「非常に重要」、19%は「やや重要」だと感じています。(Pew Research)

Googleのような企業が自身のデータを安全に管理しているかについて、「非常に信頼している」と答えた大人は2%しかいませんでした。(Pew Research)

そして、さらに人々は自身の家のことになると非常に神経質になります。

アメリカに暮らす人々は、仕事で顔認証を使って監視されるよりも、スマート・サーモスタットが情報を共有していることを気にします。状況はどこでも似たようなもので、89%のヨーロッパ人が自身の電話やメッセージを、より安全に、より高度に暗号化してほしいと望んでいます。

なぜIOTAを活用しないのか?

1.3進法の使用:コンピューターは2進法と呼ばれるシステムを採用しています(10100010のような形式)。IOTAは3進法(202001002)を使用しています。そのため、IOTAで何かを実行しようとするたびに、IOTデバイスは2進法と3進法を往復しなければなりません(これにより、あらゆる処理の速度が低下します)。

2.PoWの使用:それも良いでしょう。しかし、彼らは私たちとは異なり、IoTデバイスについてproof of workを要求します(小型で出力の少ないIoTデバイスに対してです)。Ethylでは日常使用に対する手数料も発生せず、proof of workも存在しません。

3.独自の暗号法:暗号法の専門家は口を揃えて「独自の暗号法を作り出してはいけない」と言います。3進法を使用しているため、IOTAは新しく独自の、そして潜在的には危険性のある暗号法を開発しなければならなかったのです。

4.毒されたオープンソース:IOTAのソースコードは後追いの模倣プロジェクトを防ぐために、あえて脆弱性を含んでいます。このようなコミュニティに対する明白な裏切り行為を見れば、IOTAが良いプロジェクトとして人に紹介できるようなものではないことは明らかです。

マイルストーン

要約

1.プログラマーが使いやすいようにする。
2.プログラマー以外が使いやすく、同時に技術愛好者にも使いやすくする。
3.新しいゲームコンソールやパソコンがセットアップできるレベルまで使いやすくする。

マイルストーン1「基礎」(2018年 第1四半期) 150,000 XEM

・プロジェクトのシステム/テクニカルリファレンスのリリース
・アポスティーユのツールのリリース
・コアライブラリの開発
・Amazon Echoとの互換性を確保
・MQTTとの互換性を確保
・Z-Waveとの互換性を確保
・互換性の検証
・プロトコル・ドキュメンテーションのリリース

マイルストーン2「ラフカット」(2018年 第2-3四半期) 135,000 XEM

・ラズベリーパイOSのリリース
・RPi 315/433Mhzのサポートをリリース
・RPi Z-Waveをリリース
・RPi ZigBeeをリリース
・HomeAssistantのミドルウェア
・コアからすべての機能を実装
・技術愛好者向け部品キットの開発および販売
・セットアップを適切に簡素化する
 (フラッシュSDカード、プラグイン、コンフィグファイルの編集)
・時間が許せば、他のボードコンピュータへの将来的なサポート
・ベアボーンのAndroid + iOSの開発と検証

マイルストーン3「ファイナルカット」(2018年 第4四半期) 140,000 XEM

・ユーザーインターフェースの開発と改善
・OpenHABのミドルウェア
・セットアップの簡易化
 (プラグインカード、壁コンセント、GUIコンフィグツール)
・この段階での製品はすべて、妥当なデフォルト値を持つGUIツールです。
・フルAndroid + iOSへのサポート

資金調達の目的

・給与(チームメンバーは全員他の収入源を持っており、適切な期間の間売却をしないことに同意しています)

・私たちはデバイスをチェーンに無料で接続しています。そのためには、チェーンへ手数料として還元するXEMが必要です(これによりアクティビティが増加するため、NEMエコシステムのすべてのユーザーだけでなく、ハーベスターも利益を得ることができます)。私たちはこれを可能な限り長い期間続けたいと思っています。

・ネームスペース/モザイク関連のコスト…Catapultがリリースされた際には、いくつかの新しい機能は、ネームスペースやモザイクと組み合わせたときに最高のユーザーエクスペリエンスを発揮するでしょう。直接XEMを使うのではなく、そうしたモザイクをローカルグリッド上でのエナジークレジットにするといったことも可能です。

・ウェブサイト/ソフトウェア/ホスティングなどのコストは、月当たり500ドルを超えない範囲とします。

・ハードウェアのコスト。私たちの地元のコンピュータショップのマネージャーとの合意があるため、許可されるのであれば、ハードウェアをXEMで購入することが可能です。主要なIoT製品との互換性を確保することは、私たちの第一優先事項であり、そのためにはテスト用のIoTデバイスの購入が必要になります。

実際には、調達した資金の多くがブロックチェーン手数料という形式でハーベスターへ還元されます。その他の資金についても、(前述のものほど多額ではありませんが)ネットワーク内にとどまります。ビジネスの支出をカバーするために(不本意にも)法定通貨へ変えざるを得ない資金は、厳しく制限されています。

未来の計画(2019年 第1四半期以降)

・マイルストーンを達成すれば、Ethylはkickstarterのようなページを開設し、実用可能なIoTキットの販売を開始する準備をします。

・(すべてがNEMブロックチェーンを基盤とする)スマートな製品の確固としたエコシステムを実現するための、主要なIoTメーカーとの提携

NEMにどのような利益があるか?

すでに少し触れてはいますが、このセクションでは当プロジェクトがどのようにしてNEMエコシステムに利益をもたらすかを、簡潔にまとめてみたいと思います。

1.オープンソースのアプリケーション/プロトコル:誰もがコードを閲覧し、それを使って非商業向けの実装を行うことができます。

2.NEMのマーケティング:私たちのプロジェクトは世界最高のブロックチェーンプラットフォームであるNEMを基盤としており、それを誇りに思っています。

3.トランザクション量の増加:空のブロックが減った分、ネットワークのトランザクションが増加します。

4.提携:Ethylの登場によってIoTメーカー、政府、建築業者などが私たちのプラットフォームを使うようになるため、NEMのエコシステムがさらに活性化します。

5.ケーススタディ:私たちはブロックチェーンによるIoTプラットフォームを開発しています。

投票

賛成に投じる場合は次のアドレスに0 XEMのトランザクションを行ってください。
NA53GN-TZYEQZ-NOZDEA-TQXJZI-EHNGHT-JJ7IIK-MFYT

反対に投じる場合は次のアドレスに0XEMのトランザクションを行ってください。
NDUMQFLIHYVP44VZJI6TTUGQMDI5QUDXF6QE4UJZ

※投票先のアドレスは必ず原文の方のアドレスを参照ください。

フィードバック

ブロックチェーンIoTで実現してほしい製品についてのフォードバックを募集しています。私たちのtelegram chatでご意見をお聞かせください。

原文:Ethyl - The Future of the Internet of Things

 - NEM(ネム) ,

  著者プロフィール

お忙しいところ、貴重なお時間の中での当サイトへのご訪問ありがとうございます。

WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。