LuxTagがNEMブロックチェーンを採用する理由

 最終更新日2018/11/20 公開日2018/11/20    この記事は 約5分 で読めます。

現時点では多くのブロックチェーンソリューションが存在します。そのそれぞれが何らかの革命的な「キラー」機能を提供するとうたっています。そのため、私たちのニーズに応じてそれらの機能を評価することが重要です。

以下にあげるポイントは、当社のCTOであるジェフ・マクドナルドによる一連のインタビューに基づいています。このシリーズはすべてこちらでご覧いただけます。また、私たちのYouTubeチャンネルでは似た内容のコンテンツがより多く閲覧可能です。

このインタビューは2018年の初旬に撮影されたものです。それ以降、素晴らしいブロックチェーンプロジェクトが数多く発表されました。しかし、ここで提示されている基礎的な原則はいまだに有効です。

なぜNEMなのか?

NEMは他のブロックチェーンとは異なるアーキテクチャを採用しています。

例えば、イーサリアムを見てみましょう。イーサリアムはEthereum Virtual Machine(EVM)を備えた素晴らしいブロックチェーンソリューションです。

イーサリアムにおける基本的なコンセプトは、あらゆるスマートコントラクトはEVM内で稼働しなければならないというものです。この仕組みが好都合な場面もありますが、書類と公証の作業を行う場合はそうではありません。

イーサリアムを使う場合に、たいていの人が行うこといえば、ブロックチェーン上でドキュメントへのフィンガープリント(デジタルコンテンツの同一性を確認するために使用される値)を施す作業です。

全体としてのドキュメントそのものではありません。より複雑なものを構築する際には、高額な費用がかかるEVM上で行わなければなりません。

LuxTagでは、新しい言語でスマートコントラクトを書く必要のない、よりコスト効率的なシステムを用意しています。

私たちはNEMの提供するSDKsやAPIsなどを活用して、ブロックチェーンに接続しています。そのような仕組みでiOSやAndroid上のアプリは稼働しています。

それぞれのアプリは一からスタックを再構築する必要はありません。アプリの開発者はモバイルアプリケーションのエコシステムが提供するツールを使うことで、より素早くコードを書き上げることが可能です。

同様に、私たちはNEMブロックチェーンの既存のツールを活用して、より効率的なLuxTagのアプリを開発しています。

LuxTagはどのようにNEMを活用しているか

NEMは、それぞれのアイテムに対して独自の識別子を作ることのできる唯一のブロックチェーンです(2018年初頭の時点で)

他のブロックチェーンでは、証書にフィンガープリントを施し、それをブロックチェーン上に保存することになります。そうすれば元々の証書を破損や紛失しても、盗まれても問題ありません。

「どのようにしてフィンガープリントをアップデートするのですか?どのようにしてフィンガープリントの所有権を譲渡しますか?」

ほとんどの場合では、メッセージを保存する新しいフィンガープリントを発行するでしょう。そうしたケースに対処するためにEVM上で新しいコントラクトを書くこともあるでしょう。しかし、そうした方法はすべて、アーキテクチャを複雑にし、開発プロセスを妨げます

LuxTagでは、私たちは個別の証明書をブロックチェーン上に保存しています。それぞれの証明書は固有のものとして識別可能で、その仕組みによってその証明書に新しい情報を加えることが可能になります。

例えば、あなたが車や時計、もしくはその他の高級品についてのLuxTag証明書を手に入れたのであれば、あらゆる詳細な情報をNEMブロックチェーン上で閲覧することができます。

あなたがそれを修理に出せば、それはNEMブロックチェーンに記録されます。その商品を売却した場合も同様です。製造会社がリコールを行った場合にも、それは記録され検証することが可能です。

NEMのマルチシグネチャーアカウント

「マルチシグネチャーアカウントはNEMブロックチェーンにおける主要な機能であり、LuxTagはそれを活用してアセットの安全性を確保しています。」

アカウントを他者に譲渡する作業は、イーサリアムではデフォルトの機能として行えるわけではありません、アーキテクチャの設計方法を検討してみましょう。

ビットコインでは、マルチシグネチャーのコントラクトを作る場合には、アカウントA、B、Cを使って、それらを第三者のウォレット内で統合して、マルチシグネチャーアカウントであるアカウントMを作ることになります。

このマルチシグネチャーアカウントには実装方法に左右される多くの制限があり、ビットコインの一般的なシングルシグネチャーアカウントの持つメリットをフルに活用することはできません。

NEMでは、アカウントMを作成し、アカウントA、B、CをアカウントMの所有者として任命することができます。この作業はすべてNEMブロックチェーン上で行うことができます。その後、アカウントMは、更新・拡張・譲渡が可能なスマートアセットとして機能します。

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  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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