ペトロのデビュー:ベネズエラの最新の暗号通貨事情

 最終更新日2018/02/22 公開日2018/02/22    この記事は 約7分 で読めます。

ペトロに関する記事の和訳です。内容はともあれ(笑)、政府公認通貨にNEMチェーンが何かしら選択されたことは歴史的事実としては素晴らしいことなのかなと思います。

また、NEM財団はペトロ発行については一切関与しておらず、NEMチェーンを選択するのは選択側の自由(当然のこと)というニュアンスで説明しています。

一部では、これでNEMを批判する人々の声もあり意味がわからないのですが、もしNEMが打診された挙句利用を拒否して採用されなかったとしたら、それはそれでNEMは中央集権だーとなるわけですよね。

最後に、NEM財団代表のロンさん、Inside NEMのツイートの和訳も掲載しておきます。読んでみましょう。

ペトロのデビュー:ベネズエラの最新の暗号通貨事情

ベネズエラの政府は火曜日に、“ペトロ(petro)”と呼ばれる暗号通貨のプレセールに対応する、いくつかの案内を公表しました。

ベネズエラ政府は石油を担保としたトークンであるペトロを、税金や手数料さらにはその他のニーズの高いサービスへの支払いに使うことのできる法定通貨とすると発表し、専用に開設した新しいウェブサイトの中で、その計画とペトロが果たすことになる役割の概要を示しました。

ペトロは今日プレセールを開始しました。ウェブサイトはベネズエラの大学教育・科学技術庁(MPPEUCT)によって運営されています。

政府のウェブサイトによれば、ペトロの価格はベネズエラ産の石油1バレルあたりの前日価格によって決定されます。

先月発表されたプレセールは、CoinDeskが報道したように火曜日の朝に開始されました。最終的には1億ペトロ以上がリリースされる見込みですが、最初は8,240万ペトロのみが分配されます。

ペトロは連邦政府によって発行される初のデジタル通貨ですが、その取り組みは長い間、国内外の議員などから批判を浴びてきました。ペトロの構想は12月の初旬にベネズエラ大統領ニコラ・マドゥロによって公表されました。

購入マニュアルには、ユーザーがデジタルウォレットをセットアップしてトークンを購入する方法が書かれており、それに加えてウォレットのセキュリティに関する注意喚起も行われています。

トークンの仕組み全体に関する詳細については、政府は完全版のホワイトペーパーをリリースしています(ベネズエラ政府がつい一月前に、彼らが主張するところの偽の詳細情報を否定していたという事実を考えれば、これは注目すべきリリースと言えます)。

3番目のドキュメントのタイトルは「マネーロンダリングおよびテロ組織への資金提供防止に向けた内部管理マニュアルへの指針」となっていたものの、完全版のファイルはコンテンツの一覧だけで、ベネズエラ政府が施行する予定の実際のガイドラインは含まれてはいません。

NEM or ETH?

ドキュメントのリリースにより、新しい主要な詳細情報の考察をすることができます。つまり、ペトロトークンはどのブロックチェーンを決済システムとして使用するかというものです。実際のところ、ホワイトペーパーでは最初に、ペトロはERC20トークン規格に従ってイーサリアムを基盤として稼働することになると確認されています。

「プレセールは2018年2月20日に開始し、イーサリアムブロックチェーンのプラットフォーム上で、ERC20トークンの発行と販売が行われます。このプロセスにより、その後に行われるペトロのイニシャルオファーリングの需要が高まり、その需要が保証されます
とホワイトペーパーにはあります。

しかし注目すべきこととして、購入マニュアルによれば、プレセール中には「PTRトークンはNEMブロックチェーン上で稼働します」とされており、2015年にローンチされたブロックチェーンネットワークであるNEMの名前を挙げています。NEMに関しては1月に、5億ドル以上に相当する暗号通貨が取引所プラットフォームであるCoincheckから盗まれる事件が起こっています。

購入マニュアルによれば、「NEMという技術的プラットフォームにはウォレットとプログラムの要素が備わっています」とされています。

ホワイトペーパーと購入マニュアルの記述になぜ相違があるのかは完全に明確にはなっていません。実際にペトロがNEMネットワーク上で構築されて、セールが本格化した後にERC20を基盤としたネットワークに移行するという可能性もあります。

もしくは、ベネズエラが何かしらのXEM由来のコードを活用して、まったく新しい台帳の基盤とすることも考えられます。NEM財団の代表者は、コメントを求めても即座に返答はありませんでした。

今後の動き

セールが始まれば、それがどのような関心を呼ぶのかを落ち着いて見極めなければならないでしょう。

ペトロのウェブサイトに掲載されているロードマップによれば、ベネズエラはペトロ向けの取引所を来月ローンチすることになっており、その際にペトロのプライベートセールも開始する予定です。

政府は3月末までにネットワークに必要となる調整を済ませるという目標も持っており、4月にトークンのすべての機能が使用可能になると見込まれています。

しかし、以前にも述べたようにペトロは賛否両論を巻き起こしており、ベネズエラの野党が多数派を占めている議会の議員といった、一定の反対派も存在します。メディアに対する過去のコメントの中で、ある議員はペトロを「非合法」だとして、それが腐敗の温床になると批判しました。

アメリカの幹部クラスの議員の中には、ペトロがベネズエラに課されている経済制裁を回避するために使われることを懸念しているものもいます。上院議員のマルコ・ルビオ(R.-Fl)とボブ・メネンデス(D.-NJ)は1月に、アメリカ財務省に対してペトロトークンを監視して規制するように要請しました。

NEM財団代表 Lon Wong

「NEM財団は自社の技術を産業全体に向けて発信しています。そのプロモーションの過程で、私たちはシステムインテグレーターと機関に対して、プラットフォーム上でプログラミングを行う方法をレクチャーしています。NEMテクノロジーは使いやすく、アプリケーションの開発に適したものです。

相応の技術力を持った人であれば、1日もあればNEMプラットフォームを使って作業ができるようになるでしょう。NEMテクノロジーの使用方法を学ぶのにそんなに多くの時間はかかりません。

したがって、それを応用することで、ベネズエラ政府はNEM財団の支援なしに、NEMテクノロジーを活用したサービスの実装を行うことができます。」

Inside NEM

「ペトロプロジェクトに関してですが、NEMはオープンソースであるため、NEM上で構築されたいかなるプロジェクトも私たちの管理下にはありません。明確にしておくと、NEM財団は今回のプロジェクトには直接関わってはいませんし、いかなるオープンソースのプロジェクトを管理する立場にもありません。」

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  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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