ProximaXはNEMを基盤とした分散型アプリケーションプラットフォーム

 最終更新日2018/03/25 公開日2018/03/25    この記事は 約15分 で読めます。

NEMブロックチェーンを利用した新しいプラットフォーム「ProximaX」が発表されました。前半ではリリース記事の和訳、後半にProximaXのホワイトペーパーに「進行中のプロジェクト」というのがありましたので、その部分をすべて和訳しました。

尚、このProximaXはICOを行う予定なのですが、残念なことに法的観点から日本国居住の日本人は参加できないようです。

国は「イノベーションは阻害しないようICO含む仮想通貨政策に取り組む」と言いつつ、現時点では交換業のないものがICOできず普通に阻害される形になってると思いますし、仮想通貨同士の交換に課税するなども同様阻害となってる部分もあるので困ったものです…。

話しが反れましたが、本題の和訳です。

ProximaXが分散型アプリケーションプラットフォームとICOの計画を発表

新しいブロックチェーンプラットフォームとそれをサポートするユーティリティトークンにより、NEMブロックチェーンのプロトコルを基盤とした、新世代のピアツーピアのDappストレージの開発とメディア配信を支援します。

シンガポール、2018年3月22日(GLOBE NEWSWIRE)
ProximaX LtdはNEMブロックチェーンの技術を基盤とした、ProximaXと呼ばれる新しいプラットフォームをローンチする予定であると発表しました。

ProximaX(プロクシマ エックスと読みます)はNEM財団のロン・ウォン氏の指揮の下で開発された、ブロックチェーンを基盤とする分散型プラットフォームで、NEMのソリューションに欠けている重要な要素を補うという目的を持ちます。

そうした要素とは、サービスレイヤー、つまり分散型ドキュメント証明とストレージ、メッセージング、ストリーミングによるコンテンツ配信機能を備えた強化型プラットフォームソリューションです。そのプラットフォームはユーティリティトークンであるXPXによりサポートされ、XPXは近いうちにICOを通じて市場に分配されます。

ProximaX自体はピアツーピアのインターネットプロトコルプラットフォームで、APIを活用したアーキテクチャの統合をスムーズ化するように設計されており、Dappの開発者と企業が自身のソリューションを手軽にデプロイして管理を行うことができるようになります。

ProximaXのプロトコルはDappの開発者に、コスト効率的で、耐障害性(fault-tolerant)があり、マルチレイヤ―を備えたピアツーピアのクラウドサービスを提供することを目的とします。その機能はブロックチェーンを基盤としたピアツーピアのストレージ、マルチメディアのストリーミング、帯域幅を含みますが、それにとどまりません。

「私たちはしばしば、ブロックチェーン技術を使って、価値の転送やトランザクションにとどまらないその他の様々な分野での応用に取り組むためには、どのような方法を取るべきかと尋ねられることがあります。Dappとそれをサポートするトークンとして、ProximaXとXPXは、NEMブロックチェーンとCatapult を含むNEM分散型エコシステムをさらに補完することになります。」

とNEMの代表でありProximaXを主導しているロン・ウォン氏は言いました。

革新的Dappsを生み出す原動力

2017年8月に開始した今回のプロジェクトは、ProximaXを基盤として開発を行おうとしている多くの関係者から注目を浴びてきました。ProximaXの予想では、この開発者のコミュニティが、多くの革新的アプリケーションを生み出すための原動力になるとされています。

そうしたアプリケーションには、顧客確認、医療記録、土地登録、貿易金融の書類作成、証明書、タイムスタンプと時間証明、身分証明書類、モノのインターネット(IoT)などが含まれます。

ProximaXは、耐障害性と分散型データベースを備えたピアツーピアのクラウドストレージとストリーミングアーキテクチャ上に構築され、中央集権を排除して、すべてのサーバー(つまりノード)をメッシュネットワークの中で接続します。

メッシュ内のある単一の要素が障害を起こしても、そのことがシステム全体のパフォーマンスに及ぼす影響は最小限に抑えられます。システムは暗号化されシャーディングされたピアツーピアのストレージ上に構築されているため、これまで頻繁に起こっていたセキュリティやプライバシーの侵害への耐性があります。

分散型ファイルストレージについては、ProximaXはIPFSプロトコルを使用します。マルチメディアストリーミングとメッセージング機能においては、現在PeerStream, Inc(※1)が開発中のPeerStreamプロトコル(PSP)を使用します。

Catapultを利用

ProximaXはNEMのCatapultテクノロジーを利用して、いずれはパブリックブロックチェーンとして稼働し、誰もがネットワークに参加できるよう設計されています。Dappの開発者は適合性のある経済モデルを通じて、自身の収益化モデルを設計することのできる自由と柔軟性を手にすることができるでしょう。

ProximaXはさらに、Dapp開発者に対して使いやすいSDKを提供します。SDKはProximaXのプロトコルレイヤーから、様々な独自のDappプロトコルを持つことのできるダイナミックレイヤーを作り出し、さらに中央集権的なポイントを排除していきます。

ProximaXのノード、Dapp開発者、そしてコンテンツクリエイターは、プラットフォーム上での活動に応じてXPXユーティリティトークンで報酬を受け取ることになります。

XPXトークン

XPXトークンはNEMのスマートアセットソリューションであるモザイクを通じて発行されることになります。XPXの発行総量は最大で90億トークンとなっています。コンセンサスプロトコルの二次レイヤーは拡張されて、ストレージと帯域幅への貢献を測定して、それに対して報酬が与えられることになります。

ICO後には、NEM財団に似たProximaX財団が発足し、XPXトークンの販売によって得た資金を使い、さらなる機能向上が図られます。

そうした使い道には、Proof-of-StorageとProof-of-Bandwidthのコンセンサスプロトコル、新しいメディアおよびコンテンツ配信機能、メッセージングのフォールトトレランスとスケーラビリティ、他のアプリケーションやプロジェクト、そして他の運営コストや取り組みなどが含まれます。

ProximaXのプラットフォームとXPXユーティリティトークンについての詳細はhttps://proximax.ioをご覧ください。

ProximaX Ltd.

ProximaXは、ブロックチェーンと分散型台帳技術(DLT)を、機能が豊富なサービスやプロトコルによって高度に拡張した、ProximaXプラットフォームの初期開発のマネジメントをするために設立された組織です。

NEMから着想を得たブロックチェーンレイヤーを核として、IPFSによる分散型ストレージレイヤーや、PeerStreamプロトコル(PSP)を使用したピアツーピアのマルチメディアストリーミングとメッセージングレイヤーを活用することで、ProximaXは、業界を横断する幅広い活用と分散型アプリケーションの開発に向けた、豊かなオールインワンのプラットフォームを実現します。

開発者のコミュニティは多くの革新的なアプリケーションの開発を支援します。そうした中には、顧客確認、医療記録、土地登録、貿易金融の書類作成、証明書、タイムスタンプと時間証明、身分証明書類、モノのインターネット(IoT)が含まれますが、それだけにとどまりません。

NEM財団

NEM財団は、NEMブロックチェーン技術を全世界に普及させるために設立されたNPOです。NEMは現在、暗号通貨業界でもっとも資金が潤沢で成功しているブロックチェーンプロジェクトの1つです。その技術は現在、様々な金融機関や産業に活用されています。

続いて、ProximaXのホワイトペーパーからの抜粋です。どのようなプロジェクトが進行中なのか1つづつ確認してみましょう。

5.5.進行中のプロジェクト

5.5.1.ProximaX KYC

ProximaX KYCは抽象型の顧客確認ソリューションで、ProximaXのピアツーピアストレージソリューションをバックエンドのデータストレージとして活用して、革新的な機能を提供します。

5.5.2.Bankorus

Bankorusは世界初のAIを基盤とする私有財産管理プロトコルです。NEMブロックチェーンを基盤としており、ProximaX KYCソリューションを統合してクライアントの新規加入の際に利用することを検討しています。

5.5.3.NEM取引所の統合

NEM取引所(NEMex)は現在開発中のソリューションで、NEMモザイクをXEMや他のモザイク、さらにはビットコインやイーサリアムと交換することを可能にするものです(※2)

ProximaXのピアツーピアストレージソリューション上に保存されたホワイトリストのアドレスを使用した、アカウント管理システムと引き出しプロセスを持つことになります。そのほかにも、NEMexは最終的にはProximaX KYCを統合して、クライアントの新規受付の際に活用することを検討しています。

5.5.4.Neutrinos Automobile

自動車向けのNeutoは、世界初の特許を取得したスマート水素ドライクリーニングシステムです。固体メタンハイドライドのボンベに保存された純度の高いドライ水素ガスを使って、効率的に車のエンジンの状態を診断して修理法を判断したり、状態の監視や清掃を行うことができます。

彼らの製品は、最新型のIoT機器とデータ分析技術を活用する、包括的な自動車修理プロセスを持ちます。Neutoは、あらゆる自動車分析データを保存するオンプレミスのプライベート化されたピアツーピアストレージソリューションを持つことを希望した最初の顧客の1つです。

5.5.5.DarcMatter

ニューヨークに本社を持つDarcMatterは、全世界のオルタナティブ投資の業界に存在する不透明性と非効率性を改善するために、ブロックチェーンを基盤とする分散型台帳を開発しています。そのような事業を行っているため、投資家の新規受付、書類発行者の確認やプライバシーの確保の際に使う、顧客確認のユースケースが必要不可欠になります。

5.5.6.Guard Global

Guard Globalはコンサルディングとコンピュータ開発を行う企業で、持続可能な開発に特化しています。NEMの分散型ブロックチェーンを、中央のデータ台帳のシステムへと統合しました。

5.5.7.Techracers

Techracersはブロックチェーンソリューションのプロバイダーで、イノベーションの新時代において企業が世界を変革する支援を行っています。

私たちの使命は、革新的なエンドツーエンドのカスタマイズされたソリューションを、ブロックチェーンのあらゆる分野において提供することです。その対象には小売業界、医療サービス提供者、金融機関、企業間取引を行う企業、そしてブロックチェーンと暗号通貨関連のスタートアップなどがあります。

5.5.8.Bluenumber

Bluenumberは独自の方法で、地球上のあらゆる人々や機関、場所やモノの特定確認を行うプロジェクトです。中立的な世界的IDを提供することを目標としています。それによって、地球上のあらゆる人々がデジタルの身分情報を持つことが可能になり、他のシステムや機関に接続して、認証してもらい、サービスにアクセスしたり利益を得ることができます。

5.5.9.Thedocyard

Thedocyardは開始から終了までを扱う、単一のトランザクション管理ソリューションです。このプロジェクトは、スマートな取引のワークフローによって、データルームを次の次元に導きます。顧客はあらゆる取引書類を参照して、取引をまとめることができます。

技術的に高度で安全性の高い、企業向けアプリケーションのアーキテクチャを活用することで、Thedocyardは同プロジェクトにとって最重要であるセキュリティや信頼性を提供するブロックチェーン技術を獲得することができます。

5.5.10.Policy Street(NEMWILL)

Policy Streetは、消費者が自分の愛する人々、大切にするもの、所属するコミュニティなどへの保険を、これまでよりもシンプルかつ容易で、さらには安価な方法で獲得することを支援しています。

5.5.11.CopyrightBank

CopyrightBankのビジョンは、あなたが著作権を持つ作品を、ブロックチェーンを基盤とした動的なアセットへと変換することです。デジタル作品はブロックチェーン上に登録され、デジタルフィンガープリントの作業によって保護されます。

5.5.12.MHub

MHubは資産売却サイクルにおけるギャップを埋めてくれるプラットフォームです。MHubは資産売却チーム、不動産代理店、銀行を直接接続します。リアルタイムのリスティング、クレジットチェック、ローン状態のチェックが3つの主要な機能です。

以上、ProximaXはわからないところが混在してますが(笑)、「NEMでガッツリ何かしたい開発者のためのプラットフォーム」という印象です。また続報が出たら追っていきます。

ProximaX公式サイト

プロモーションムービー(英語)

 - NEM(ネム) ,

  著者プロフィール

お忙しいところ、貴重なお時間の中での当サイトへのご訪問ありがとうございます。

WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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