遂にSymbolローンチ射程圏内、NEM市場は今後こうなる!

 最終更新日2020/09/01 公開日2020/08/18    この記事は 約21分 で読めます。

外界から厚い氷で閉ざされた沼底で夢を見ていた。

ところでみなさま、2017年の仮想通貨バブル、覚えてらっしゃいますか?

体感してない人ももうすでに多いのかもしれませんが、とにかく激しかったです。そして激しく過ぎ去っていった。技術的なこと、人の為になることはほぼ何も成し得てないのに。

雰囲気だけで投じてみた150万円くらいの原資が、わずか1年くらいで瞬間最大11億円の含み益にまで膨れ上がり、何もしてないのに1年後にはバッコリ減っていた。しかも何故か税金だけガッツリ納めることになるし、法定通貨は追剥にあったかのようになくなった。

あれは一体何だったんだ。

当時は「寝て起きたらお金が増えていた!」なんてパワーワードが流行ったけど、私にしてみたら「寝て起きたら寝る前と同じだった」だ。

いま、仮想通貨あらため暗号資産界隈ではDeFiがどうだでまたバブルワキワキな気配がムンムンと漂いつつありますが、またあのようなバブル、あれを超えるようなバブルが到来するのでしょうか。

そんな折り、2017年のバブルがはじまる前からNEMberの希望となっていたCatapultのメインネット搭載が、紆余曲折あり、その姿をSymbolと変え3年超の時を経て現す時が目前に迫っております。

それは果たして絶妙なタイミングとなり得るのでしょうか?遅れて正解だった!のような結果を示してくれるのでしょうか?

Symbolローンチまでの道のりをたどりつつ、市場はその都度どう反応するのかを考えてみました。まずは、最新のスケジュールから確認していきます。

Symboローンチまでの最新スケジュール

Symbolに(確定的)ファイナリティというものを実装することになり、外部調査会社によるコードチェックなどで春に公表されたスケジュールが流動的になっていましたが、その辺の解決方法が見えたようで、NGLより最新のスケジューリングが発表されました。

ファイナリティとその重要性の理解は私も完全には及んでないので、より深く知りたい場合はこちらの翻訳記事を参照するのがいいと思います。NEM/Symbolは「非分散型社会(現実社会)と分散型社会の橋渡しとなるブロックチェーンプラットフォーム」のように思っているので、この確定的ファイナリティの実装は必要だったのだろうと思っています。

ではまずその最新のスケジュールを見てみましょう。

●8月24日:オプトイン日の確認(済)
●9月15日:オプトイン開始(7日予定から変更→確定)
●9月15日:v1.0完成
●12月3日~16日:スナップショット範囲
●12月17日:メインネットローンチ

当初の計画では6月オプトイン開始、8月に1.0完成からの3ヵ月テスト、からの11月中旬から12月初旬くらいにローンチ、という感じのスケジューリングになってました。

ローンチ時期は大きな先送りにはなってないので、元々ケツの方がゆったりとられていたのが、今回の変更でケツをタイトにした感じではないかと思います。

その他の細かいところを含めたビジュアルロードマップがこちら

ではそれらを踏まえ、大半の人の興味ポイントになっているであろう、これからやってくる各イベントが価格に影響を与えるのかどうなのかを探ってみたいと思います。

オプトイン開始

これが価格に与える影響はそれなりにあるかなと思います。オプトインを開始するということは、ようやく物理的なところでSymbolローンチ(古くはCatapultローンチ)は対外的にマジなんだという証明とアピールになるからです。

国内外問わず取引所の具体的な対応内容の発表がトリガーとしては強めでしょう。

現在日本では、zaif・coincheck・GMOコイン・bitFlyerが現物取扱いをしていますが、最初の3社は何かしら対応予定であることは発表済み、より詳細な案内が待たれるところです。bitFlyerはまだXEM上場したてなのでそのうち案内があるはずです。

「XYM付与されないんじゃないか?」という不安の声もチラホラあるようですが、勝手フォークコインとは全然違いますから、どの取引所も遅かれ早かれちゃんと付与するだろうと私は激しく楽観視しています。

オプトインするのは取引所ですから、それら4所合計で17~18億XEM(2020年8月現在)が保管されており、それら規模のアドレスがオプトインをすることもまたポジティブな影響を与える可能性はあるかなと思います。

残高こそスナップショットまで変動猶予はありますが、増えることはあっても著しく減ることはあまり考えらえれません。

Symbolローンチを現実的なものだと再アピールできる第1歩がここになるかと思います。

2020年8月25日追記

オプトインの開始日が2020年9月15日に確定公式発表)しました。NEMデスクトップウォレットとNEMモバイルウォレット(Android)からオプトイン可能になり、iOSは幾分か遅れて可能になるとのこと。

マルチシグアカウントのオプトインはデスクトップウォレット経由のみ可能。詳細な方法は同日に公開されます。規約の理解と動意が必要になるようです。

取引所の対応は取引所からの案内を待つ必要がありますが、もしかしたら取引所に預けている各ユーザも規約への同意を求められることになるかもしれないですね。

スナップショット前にオプトインすることで、Symbolローンチと同時にスナップショット時のXEM保有数と同数のXYMを得ることができるようになります。また、オプトインしたアカウントがレンタル中のネームスペース(親のみ)とハーベスティングキーも移行対象になります。

微妙な付与タイミング

NEM Walletから自前でオプトインする人は、Symbolがローンチしたとほぼ同時にXYMが付与されるので市場価格が付随してないため取得原価はゼロ。XYMを売った後に税金については心配すればいいです。

では、取引所に保管して付与を待つ人はどうなるでしょう?付与されるとしても自前でやった人よりもだいぶ後に付与される可能性はなきにしもあらずでしょう。ここはちょっと微妙な点があるので、専門家の見解を待つべきですが私の考えるところを書いておきます。

例えば、100万XEM保有してる人がA取引所で付与を待ってたら、B所が先に付与と上場をクリアして価格がついた。B所で1XYM=1円の時にA所で付与を受けたら…100万円の所得認識となってしまうのか?という疑問が浮上しました。

そんな嫌な感じのシナリオを払拭するとしたら、

取引所AもBも事前オプトインしてるならば、Symbolローンチと同時にXYMは取引所の管理するアドレスに付与される

取引所は顧客の資産を1つか2つかのアドレスで保管してるだけ

よって顧客にいつ個別付与されようが、どこかで価格が付いていようが、XYM資産はすべて取得原価ゼロでOK

ということかなと思います。全取引所が一斉に顧客へ同時付与/上場ではないでしょうから、私はこれを信じたいなと思いますね。

もし事後オプトインだったら

例えば、A・B・C所は事前オプトインを済ませたが、D所は事前オプトインをせず事後オプトイン(Symbolローンチと同時ではなく、任意のタイミングでXYM付与を受けること)をしたとしましょう。

で、ABCは顧客への付与もXYM上場も済ませて、だいたい1XYM=10円くらいになってたところで、D所が事後オプトインをして顧客に付与した場合、D所のユーザーは「XYM保有数×10円」で所得認識となってしまう可能性がある問題です。

100万XYMの付与を受けたら、売ってもないのに1000万円の所得を得たとして申告しないといけないクソパターンですね。いつまでも具体的な対応内容を公表しないとか、事後オプトイン形式をとる取引所には預けない方が良さそうです。

取引所がいつどのような対応をするかという具体的な案内を待つのがいいですが、上記のような取引所任せにすることをリスクだと思うならば自前でオプトインするのがよりよい手段だと思います。

v1.0完成とテストネット開始

Symbolのバージョン1.0が完成すること、3年以上待たされた思いがまず結実するのがここでしょう。テストネットが稼働し、本格的なテストがはじまるのもここ。

ビジネス実装(社会実装)に向け、ずっと待っていたエンジニアさんらが本気になれるのもここから。準備をしっかり続けて来た人々はだいたい結果が出せるものです。

頑張ってください!(そしていち早く儲かってください)

で、価格はここらが第1ピークになると思われます。どのくらいの価格になるのか?というのはここでは予測しませんが、第1ピークにならないとおかしいです。そしてここから価格はしばし落ち着いてくのかなと思います。

ここから3ヵ月ほどはテストネットでのテスト稼働となりますが、より多くの人がテストネットで本番さながらの送受金などを行うことでテストの精度も上がると思うので、ぜひ参加してもらいたいところです。

テスト期間中に発覚したバグの問題の大きさによっては、このあとに控えるスナップショットとローンチの時期が多少再延期となる影響を与えることになります。これは視野に入れておいた方がいいでしょう。

よって、スケジュールに影響するバグがテストネットで発覚することはメインネットを見据えるとポジティブですが、ローンチが先送りになる(越年の可能性もある)ことで、そうなると価格はいったんネガティブにターンする可能性があります。

そして、テストを順調にクリアすることになれば、スナップショットの時期(ブロック高)が正式に発表されるかと思います。

6週間前くらいからが見ものか?

Elrondってプロジェクトをご存知でしょうか?私は知りませんw

去年の7月が初上場だったみたいで、歴史も実績もNEMよりは小さいことだけはわかります。

しかし、このチャートをちょっと見てください。

8月1日にメインネットがローンチしたそうなんですが、それに向けて短期でクソ上昇していますね。どうやら、その6週間前くらいからキャンペーンを行ったそうなんです。内容の詳細は知らないですが。
(※2020年9月1日追記:ElrondのERDはメインネット始動でeGold(eGLD)に1000:1でスワップされるとのことでERDは8/31に上場廃止、eGLDが9/3に上場する運びとなるようです)

逆算するとそれがちょうど6月22日前後にあたるんですが、価格は0.56円、24時間の出来高は20億円ちょっと、その出来高、今のNEMと同じくらいなんですよね笑

で、メインネットローンチを目前にした7月28日にピークを迎えてるわけですが、価格は2.84円、出来高は160億円にまで到達しています。

世界って広いな…あの程度の出来高ならどこからでもトレンド起せそう。

1ヶ月ちょいで市場価格は5倍出来高は8倍にまで跳ね上がっており、チャートだけを見ると2017年の仮想通貨バブル絶頂期を連想させてくれます。

で、これがNEMそのものと何の関係があるかというと、何もありません。どうやらElrond率いるチームのボスはNEMローンチ前後時期にNEMのマーケティングなどをやってたようなのですが、それは偶然で何も関係ありません。

でも、マーケットメイクには関係してくる可能性があるのです。詳細なことは有料記事(クリプトシグナル)のこの2本の記事をお読みいただければと思います。

、概要だけセルフお漏らし(お漏らしはだいたいセルフやろ)すると、今、NGL主導でNEM HUBってのをやって国内外で情報拡散戦略がジワジワと展開されておりますよね。ソーシャルマイニングって独自の切り口をもって。そのプラットフォーム開発したりでソリューションを提供してるのがDAO Makerってとこ。

つまり、さっきのElrondもな、DAO Makerの世話になっとるのです。

でな、どうやらNEMサイドでも何かそれっぽいキャンペーンを仕掛ける方向でいるとことなのです。私が当事者らから直接聞いたのは計画があるということまでなので、具体的な展開は知らないです。

スナップショットの1-2ヶ月前くらい…10月の中頃くらいからは、そういった視点で注目してみるのも面白いかなというお話です。

スナップショット

ここがXEM価格がクライマックスを迎える部分になるかと思います。スナップショットというのは、NEMのあるブロック高における全アドレスのXEM残高が記録されることを言います。

写真におけるスナップショットとは被写体をそのままの状態で早撮りすることを言いますので、実際に写真を撮るわけではないのですがそんな理解イメージで良いと思います。

NEMのブロックは1分毎に生成されますので、今のスケジュールだと「12月〇日〇時〇分」に生成されたブロック高の時点で記録されたXEM残高と同数のXYMが得られる権利が確定することになります。

今はまだ「12月3日~16日」とスナップショットが行われる範囲の目途しか発表されていませんが、テストネットが順調でメインネットを走らせても良さそうな段階になれば、具体的なスナップショットのブロック高が発表されるのかなと思います。
(本記事執筆時点でのブロック高が2,810,350なので、4ヵ月後…2,970,000ブロック近辺かな??)

その発表時にXEM買いの最終的な駆け込み需要がバンと発生するかなと思います。

そのブロック高を過ぎてしまえばもうXYMが貰えることは確定されますので、ここでXEMの売りがそれなりに発生し下降線をたどることになるかと思われますが、0円になることはないでしょう。

先日行ったツイッター投票ではこのような結果が出ました。


1,039票中484票が「スナップショット後にXEMを当面は売るつもりがない」と答えています。一方で、「スナップショット後からSymbolローンチまでになる早でXEMを全て売りたい」とする票は447票で、ほぼ半々に意思が分かれているようです。

この時期のイベントとしてもう1つ注目したいのが、XYMの取引所への上場情報です。

当初の計画では、ローンチにあたり取引所への上場もセットで展開していくということだったので、スナップショットからローンチまではあまり間隔を空けないようにもする方針もあり、国内外の取引所から上場予定の話が公表されてくるかもしれません。

もしそれがスナップショット前に公表されるようなことがあれば、一層の価格引き上げになると思われます。

すでにXEMを取り扱ってる取引所の場合、なんの前触れもなく「XYM上場しました!」という形式の可能性は小さいような気はします。

個人的には、NEMの一部はクローズドソースで非公開ということを理由にCoinbaseに上場できなかったという苦い過去の事実があり、Symbolは完全なオープンソースになりますので、再審査されCoinbase proに上場できることを願っています。

あと最近は最も出来高をもっているバイナンスへのXYM上場情報(BTCペアだけでなくUSDTペアも)も必要な要素かなと思います。

あ、スナップショット後のアナウンスはXYMに期待値がいくだけなので、XEM市場にはほぼ影響ないでしょう。

NIS1の処遇

確か…去年の12月くらいにNIS1(既存のNEMのこと、そのコアサーバー名)をどう維持させてくのか?というコミュニティ投票が行われる予定でした。NIS1トークノミクスという名目で。

しかし当時の仕切りだったNEM財団が解体され、MGLに主体が移ってからはまともに議論されたことはまだない気がします。というのも、Symbolの完成が最優先タスクだとされたからです。当然ですね。

また、NIS1をオープンソース化するという話も出ています。確定なのか未確定なのか曖昧なのですが、仮にそうなった場合でもならなかった場合でも、Symbolローンチ以降もコア開発者らがどれだけ面倒を見て行くつもりなのかどうか、ここも議論されるのでしょうか。

NIS1のサーバーを最長1年半まで維持した人にはXYMでボーナスが得られるなどの維持キャンペーン案もありますが、今のところNIS1維持へのケアはそれくらいのように思います。

今後、NIS1をどのようにして活かすつもりなのか、それがスナップショット前までに打ち出されることで、多少はXEMの投げ売りが底堅くなる可能性はあるのかなと思います。

Symbolメインネットローンチ

Symbolの最初のブロックが生成され、XYMが発行されます。事前にオプトインした人はこれでXYMを手にすることができます。

XEMの価格はどうなっているでしょうね。スナップショットでピークを迎えた価格がどれだけ下降しているのかしていないのか、もはやあまり話題はなくなっており、期待値はSymbolのXYMにほとんど移っているかもしれません。

なんせ何年も待ったクソ重大イベントですから。

話題性としてはビットコイン半減期以上、イーサリアム2.0メインネット始動以下くらいのインパクトあると思いますよ?

そして、XYMの上場となるわけですが、私の希望としては、ピークを折り返した頃のXEM価格くらいからスタートしてくれたらありがたいかなあと、今はそう思うことしかできません。この域に関しては、完全に希望的観測の話しかできません…。

私が考える今後の流れをイメージ化しました。こんな風になればいいかなと思います。

これまでビジネス層の「Symbol待ち」という声が幾度か上がってきましたが、彼らがSymbolを採用するという具体的な情報がローンチ前にいくつか出ていたら御の字でしょうか。

ローンチをゴールとされるのも何かとアレなので、NGLにはSymbolへの期待が増す隠し玉ニュースを準備してもらいたいものです。この辺りのタイミングでデカく具体性のある話を打ち出せれば、XYMの市場価値はさらに月を目指すことになるでしょう。

実は最も重要なのはその頃ではないかと思っています。スナップショット時にXEM価格がどれだけ上がっているかよりも、XYMに期待値が移って着実に上に走らせることができるか、なので。

ICOにありがちだった上場ゴールのような売りさばきモードに入る可能性もなきにしもあらずですが、すでにプロダクトは出来上がっているわけですから、あとは社会実装が増えるのを待つだけ。

だったらエンタープライズ向けにと動いてきたNGLが本領を発揮すべきところになるかと思います。おなしゃすよ?

さいごに

いよいよ、12月17日か。

すぐやってくるぞ。

「Catapultはよ」「Symbolはよ」

それらが完全に死語になるんだぞ。笑える。

どこでどんな風にどんな感情でその瞬間を迎えてるんだろうか?

きっと私はいつものように真顔でクソツイ連発してるだけだと思うけどね。

沼底から猛浮上して氷を叩き割る夢、ではなく現実を目撃したい。

 - Symbol(シンボル), NEM(ネム) ,

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