NEMはSymbolでここが新しくなる!アグリゲートトランザクション編

 最終更新日2020/06/29 公開日2020/06/26    この記事は 約4分 で読めます。

Symbolで新しく導入されるアグリゲート(複合)トランザクションは複数のトランザクションを1つにまとめることで、トラストレス(第三者機関不要)で高度な取引がより効率的に「使い捨てのスマートコントラクト」の形で実現できるものです。

Symbolの新しい機能としては最も有用なものの1つで、多くのトランザクション手数料発生が期待され、1つのブロック報酬が高まり得るものにもなることでも期待されています。

アグリゲートトランザクションの基本

Symbolでは1つのアグリゲートトランザクションに、

最大1,000の取引を内包することができる
最大25人の連署者を参加させることができる

また、

連署者が必要な場合は10XYMが保証金としてロックされる
有効期限は2日間
期限内に署名が揃わなければ保証金はブロック報酬として分配される

というルールがあります。

イマイチわからない?

では、それらを踏まえて、実際にどのようなことができるのか例をだして解説します。

複数に同時配布


クルヨはカレーパンの引換券をモザイクで発行しました。申し込みのあった複数のお客さんに同時に配布することができました。

「最大1000のトランザクションを内容できる」ので、1000人(アドレス)に同時に一気にモザイクを配布することもできますね。

それだけ手数料も多くなりますので、1ブロックあたりの報酬(ハーベスト報酬)も大きくなることが期待されます。

同時交換


コボンはオボンのデジタルアートを5000coin.jpy(モザイクベースの日本円ステーブルコイン)で購入しました。

料金の支払いを確認したオボンはトランザクションに署名することで料金を受け取るのと同時に商品(デジタルアートのダウンロードキーが含まれたモザイク)を渡すことができました。

上の例の場合、アグリゲートトランザクションを作ってるのは購入者であるコボンになりますので、保証金の10XYMは購入者が負担する形になっています。またトランザクション手数料もコボンが支払う形になってるかと思います。

これでもし販売者のオボンが2日以内に署名しなければ取引は不成立となり、客は10XYMを損してしまいますね。

販売者がアグリゲートトランザクションを発行した方がいいような気もするのですが、もしイタズラ注文(購入者が署名しない)が頻発したらば、販売者は保証金10XYMをひたすらネットワークに分配するだけになるのでそれも考え物です。

しかしながら、第三者を通さず、トラストレスに商取引が完結できるこの仕組みは有用性が高いでしょう。

手数料の肩代わり


デジタルアート交換アプリ「YOSHIMOTO」はSymbolパブリックチェーンを利用し、ポイントやデジタルアートの所有権やアプリでの閲覧権をモザイクベースで提供しています。

何かしらのアクションでポイントを貯めたカンペイは憧れのアーティスト・ハナコの作品と交換をしたいと思います。

本来なら、この両者間での交換によりパブリックチェーンを使う際の手数料が発生するのですが、彼らはXYMを持っていませんし、買いたいとも思いませんし、それ以前にブロックチェーンのことさえも知りません。

しかし何の問題もありません。

運営元がアグリゲートトランザクションを発行することで、彼らの手数料を肩代わりしてこの取引が成立できるようにしているからです。

この「YOSHIMOTO」は爆発的な人気を誇り、運営元アカウントは大量のトランザクションを生成することでネットワークに貢献しており、Symbolのトランザクションスコアの高い恩恵を受けハーベスティング報酬もそれなりに得ています。

という感じであなたの理解が少しでも深まればと思います。

以上が、Symbolで新しく実装されるアグリゲートトランザクションの特徴です!

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