NEMはSymbolでここが新しくなる!コンセンサスアルゴリズム編

 最終更新日2020/06/29 公開日2020/06/29    この記事は 約3分 で読めます。

コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを生成する際の合意形成アルゴリズムのことで、あなたがどのパブリックブロックチェーンを支持するかの指標にもなる重要な核となる部分です。

中央集権的である会社に勤めるのって、自分の生活を維持/向上するための報酬と引き換えに労働力を提供していますよね。

それと同じようにして、中央のいない非中央集権型(自律分散型)の世界での活動を支え続ける人にも報酬が必要で、それはどんなルールで支払われるようになっているのか?というのがコンセンサスアルゴリズムへの理解で良いと思います。

その場合の報酬は、XEMやXYMを送金するときに発生するトランザクション手数料などを支持者に分配することで自律的な仕組みを成り立たせようとしています。

NEMのコンセンサスアルゴリズムはPoS(Proof of Stake)が改良されたPoI(Proof of Importance)というものですが、Symbolではそれがさらに改良されたPoS+(Proof of Stake Plus)になります。

PoSは「通貨をより多く保有している支持者」がもっとも報酬が得られる確率が高く、これは富めるものがより富めるだけなのが弱点です。

支持者というのは、ネットワークをつないで支えるノードを運営したり、ハーベスティングに参加する人のことを言います。

PoS+では通貨の保有量の重みは大きいものの、保有数が少なくてもネットワークを頻繁に利用する人(手数料を多く払う人)にも報酬が得られる実力主義的な部分も評価することで、PoSの弱点「富めるものがより富める」問題を軽減しています。

報酬が得られる機会は確率

PoS+では3つの要素に基づいてインポータンス(重要度)というスコアが各アカウントに付けられます。そのスコアが高いほど報酬が得られる(これをハーベスティングという)確率も高くなります。

1. ステークスコア…どれだけ通貨を保有しているか
2. トランザクションスコア…どれだけトランザクション手数料を支払っているか
3. ノードスコア…ノードを運営しているかどうか

2番目の要素は、少額保有者にとっては重要で、およそ20万XYM以上の保有者には加算されなくなるように調整されています。

これは「少額保有者ほどお金を使おう!」ということでは決してなく、少額アカウントでも、例えば、発行したモザイクを多数のユーザーと頻繁にやりとりするようなサービスを展開する(モザイク送信時に手数料発生する)ことなどで、高いスコアが得られると考えるべきでしょう。

SYmbolでは15秒毎に1つのブロックが確定しますが、その15秒のブロックの中に詰まったトランザクション手数料が、ハーベスティングに「当選」したアカウントの報酬となります。

上記3つの要素で計算されたインポータンスが高いほど、ハーベスティングに当選する確率が上がるのは、自律分散型のネットワークの持続可能性を高めるために、より公平な機会を提供していると言えるのではないでしょうか。

以上が、Symbolで新しくなるコンセンサスアルゴリズムの特徴です!

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