NEMはSymbolでここが新しくなる!ハーベスティング編

 最終更新日2020/06/30 公開日2020/06/26    この記事は 約4分 で読めます。

すでにSymbolの「PoS+」については「コンセンサスアルゴリズム編」で解説をしていますが、今回はその中のハーベスティングについてもう少し詳細に触れていきます。

まず、ハーベスティングに参加してブロック報酬を得る機会を作るには「10,000XYM」以上の残高をアカウントに保有させておく必要があり、インポータンススコアが高いほどブロック報酬が貰える確率が高くなります。

インポータンススコアを決定する3つのスコア

ブロック報酬が貰える確率を決めるインポータンススコアは次の3つの要素で計算されます。

ステークスコア…どれだけ通貨を保有しているか
トランザクションスコア…どれだけトランザクション手数料を支払っているか
ノードスコア…ノードを運営しているかどうか

ちなみに、どれだけの量の報酬が貰えるのか?というのはインポータンスには依存しません。当選したブロックの中にどれだけの手数料報酬が入っているかどうかは運であり、その機会は公平にあります。

Symbolでハーベスティングを行うには2種類の方法があり、それぞれに特徴があります。

ローカルハーベスティング

自身でノードを運営して行う
ノードスコアの恩恵を受け取ることができる
ネットワーク手数料シンクアカウントにブロック報酬の一部を提供できる(※2)
委任ハーベスターのブロック報酬の25%を受け取ることができる
ブロック報酬の共有設定(※1)ができる(最大25%)

※2…テクニカルリファレンスにはこのように書かれています。
パブリックネットワークにおいて、この手数料はスーパーノードプログラムの作成、ファイナライズプロセスに参加するアカウントへの報酬、またはネットワーク開発の前進に使用できます。デフォルトでは、パブリックテストネットワークはこの割合を5%に設定します。

委任(デリゲート)ハーベスティング

他者の運営するノードに接続して行う
PCやサーバなどを常時稼働させておく必要なし
ブロック報酬の25%を委任しているノードに徴収される
接続したノードの(※1)が得られる

NEMの委任ハーベスティングとの違い

NEMではノードが一時的に切断されると委任状態が解除されてしまいましたが、Symbolではノードが再接続するとまた同じノードに自動で再び接続されます。

ノードには接続を受け入れる委任ハーベスターの上限が設定してあります。NEMではノード側は委任してくるハーベスターを先着順で接続していましたが、Symbolでは委任してくるハーベスターを「インポータンスが高い順」とノードが設定することもできます。

ノードに委任されたハーベスターたちの重要度の合計が集積され、そのノード上でのブロック生成の総確率が向上することになるようですので、ノードは「インポータンスが高い順」を選ぶ方が多くなるかと思われます。

ブロック報酬

Symbolでは15秒毎に生成されるブロック内のトランザクション手数料が報酬となります。1ブロックには最大1,000のトランザクションが処理できます。

さらに、新しくインフレ報酬というものが採用され、約11.7億XYMがコアファンドから再分配される形でブロック報酬に追加されます。分配される報酬量はビットコインと同じ供給インフレーションレートが採用されますが、4年毎に半減するのではなく、四半期ごとにゆるやかに減少していきます。

インフレ報酬の分配量は最初の1-2ヶ月が最も多く、最初の18年で多くが分配されてしまい、それ以降はごく僅かになりつつ100年以上存続できる計算のようです。

NEMでは手数料報酬のみなので、1つのブロック(1分間)に全くトランザクションが発生していなければ、ハーベスティングで「当選」したとしても、報酬がまったく入っていない空のハズレブロックであることがあります。

しかし、このインフレ報酬が導入されることでハズレブロックがなくなることは大きな変化だと思われます。

Symbolのブロック報酬は、手数料報酬とインフレ報酬の2タイプとなります。

以上が、Symbolで新しくなるハーベスティングの特徴です!

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