初心者でも絶対に理解できる!NEM Symbolのオプトイン→スナップショット→ローンチまでを図解!
最終更新日2021/02/23 公開日2020/08/28 この記事は 約7分 で読めます。
これで理解できなければ私はもうギブアップです。
NEM Symbolのオプトインからスナップショット、ローンチまでに起こること、その理解を深めるため図解チャレンジしてみました。
目次
基礎知識を確認
ガチ初心者の方々は、念のためこの基礎知識だけ確認しておきましょう。
XEMの総発行量は8,999,999,999XEM、それらはすべて発行済みで、それ以上増えることはありません。
1万XEM以上を保有するアドレスは2020年8月28日現在14,405アドレスあります(参照)。1万XEM以下のものを合せるとさらに増えるでしょう。
アドレスの数が何万そして何十万にも増えようが、各アドレスのXEM保有量の分布は変わっても8,999,999,999XEMの量は増えません。
話を簡単にする
まず最初に、これから説明するにあたって、話をわかりやすくするために次のように設定変更します。
XEMの総発行数は100XEMで、これは二度と増えません。そしてアドレスは5人が5つ所有しているだけだとします。
NEMberの紹介
その5人はクセの強いこの人たちです。
ある時点ではそれぞれ図のようにXEMを保有しています。合計で100XEMですね。この合計は変わることがありません。
この人たちは全員オプトインをしてSymbolのXYMを貰う意思があるようです。しかし、エミリオだけはスナップショットの前にはオプトインをしないことにしました。
オプトインには二種類ある
スナップショットの前にオプトインをするというのは、「Symbolローンチと同時にXYMを貰いますよ」という申し込みのようなものです。
それをしてなくても、Symbolがローンチした後にオプトインをすることでXYMを貰うことができます。期限はローンチから6年後くらいまでです。
ブロック高っちゃ何ね?
オプトインした後はスナップショットを待つことになるのですが、「スナップショットはブロック高3,105,500、2021年3月12日0:50UTC(日本時間同日9:50)頃」という日程になってます。
It's confirmed. Snapshot and pre-launch opt-in closes on 12 March. #Symbol mainnet launch is on 15 March.
🚀🚀🚀#NEM #Symbolplatform #mainnet #launch #snapshot #optin $XEM $XYM pic.twitter.com/ZQa42WAwE6— NEM (@NEMofficial) February 23, 2021
ブロック高って何なの?って思ってそのままにしてる人は続きを見てください。
ブロックチェーンはこんな風にブロックが連鎖するものですね。で、ブロック1つ1つに連番のようについてるのがブロック高(Block Height)です。はい理解完了。
NEMは1分毎にブロックが生成され、1つのブロックには「アドレスAからアドレスBに10XEM送られた」などという、トランザクション(tx)記録が最大120個収納できます。
ちなみに、Symbolでは15秒毎に1ブロック、1つのブロックには最大1000txも収納できる予定(最終的には設定値が変わる可能性はあります)となっています。
ブロックエクスプローラーをガン見する
このブロック高が何番なのかとか、ブロックの中にどんな取引が収納されていて、手数料報酬はどのくらいになっているのかなどは、ブロックエクスプローラーを見ることで誰にでも確認できます。これがいわゆる透明性です。スケスケです。
スナップショットが近づくにつれ、エクスプローラーを多くの人がガン見し、その瞬間を迎えるべく息を呑むことになるでしょう。いま想像するだけでもワクワクしてきます。
オプトインしたあと
スナップショットが「ある時のブロック高」で行われることはわかりました。
では、スナップショットでは何が行われるのかということを知ってみましょう。
結論から言うと、「あるブロック高の時の全員の残高を記録する」ということです。
このように5人のブロック高10の時のXEM保有分布はこんな感じだったとします。で、次のブロック高11ではアーノルドがデボラに10XEM送り、エミリオがクリスに3XEM恵んだという取引記録が収納されます。
このブロック高では5人中4人のXEM保有残高が変化しました。もちろん、合計100XEMというのは変わりません。
そして、いよいよスナップショットがブロック高1000で行われることが決まりました。
スナップショット発動!
いよいよその時を迎えます。
エミリオ以外は事前にオプトインを済ませており、ここまでの間になんだかんだXEMの送受信があって、ブロック高1000の時の5人の残高状況が上の図です。
これで5人がXYMを貰える量が確定しました。
5人が貰えるXYM
こうなりますね。
Oh…ブリジット…たぶん彼女は何かを勘違いしているんだと思います。オプトインした時は残高30XEMだったのですが、それで30XYMを貰えると勘違いしてすべて他の4人の誰かに売ってしまったのかもしれません。
でもどうやら彼女はまだそれに気付いていないようです。
スナップショットを過ぎた後に、全員から大量にXEMを買い取っています。
心配になってきましたね。スナップショットまだだと思っているのでしょうか…。
そしていよいよクライマックス!
Symbolローンチの日を迎えます!!
お豆知識
この図の例だと、XEMの総発行量=XYMの総発行量となるワケですが、実際はちょっと違います。総発行量自体は同じなのですが、ローンチ時には約11.7億XYM少ない7,832,975,000XYMが初回供給量となります。約11.7億XYMはインフレーショントークンとなり、ブロック報酬として時間を掛けて分配されていくことになります。興味ある方はこちらを参照ください。
Symbolローンチ!
キターーーーーーー!!!
アーノルドとデボラとクリスはスナップショットされた時のXEM残高と同じ量のXYMを無事に受け取ることができました!
ブリジットは0XYMです…oh…
エミリオはオプトインしてないので、ここではまだ貰えません。
Symbolローンチ後にオプトイン
それから3年後、Symbolのブロック高にしておよそ630万ブロックの時くらいに彼はオプトインをします。
彼はNEMのブロック高1000の時にスナップショットで記録された30XEMと同量のXYMを得ることができました。
実はオレ…
アーノルドは取引所でした。
スナップショット時、彼のアドレスには30XEMあり、Symbolローンチ時に30XYMを得ることができました。しかし、彼は図のように他の10人のXEMを業務的にまとめて預かっていただけです。
なので他の10人はアーノルドから付与を受けるのを待つ必要があります。
後日談
XYMを貰い損ねてガッカリしてるだろうと、ブリジットに話を聞いてみたところ、
よかったですね笑
ならなぜオプトインしたブリジット
著者プロフィール
お忙しいところ、貴重なお時間の中での当サイトへのご訪問ありがとうございます。
WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。
今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEM Symbolをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年以上のトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。
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