Symbolサブチェーンに関する妄想話

 最終更新日2021/08/21 公開日2021/08/21    この記事は 約8分 で読めます。

今回この話を書こうと思った理由はいくつかあって(オチまで読めばわかる人にはわかる件)、それはさておき、まずSymbolのサブチェーンというのがどういうものなのか説明しておくとこうです。

NEMからSymbolが出来ることで2つのブロックチェーンが出来ました。Symbolは元々Catapultという名のもとに開発されてきましたけど紆余曲折あって、NEMをCatapultに塗り替えるのではなく2つのブロックチェーンを存在させざるを得ないことになりました。

これは敵対的ハードフォークとかではないから、コア開発者陣もおのずと2つのブロックチェーンの面倒を見る必要が出来てしまったということです。

それで、新しく出来たSymbolをメインチェーンとし、これまでのNEMをサブチェーンとしてメインチェーンを補完するための存在にしようということになったのがここまでの経緯。

サブチェーンとしてのNEMの役割はコア開発者陣から公表された公文書ではこう説明されてます。

Symbolに登場する最初のサブチェーンとして計画されているのが、NIS1とそのネイティブトークンであるXEMです。NIS1には新たにロイヤリティとタックスという新たな概念が導入されます。ロイヤリティとは、レヴィ機能を応用したもので、あるトークンの販売額の一定割合をアカウントに振り分けることができ、タックスは、送金に加えて追加料金を支払うものです。

はい、よくわからないですね?笑、はい、砕きましょう。

今話題沸騰中のNFTを作ったとしましょう。それを欲しいとするAに原作者が1万円で譲ったとします。NFTというのは基本的にそのブロックチェーン上で唯一無二のデジタルデータですから、何かしらのバイアスが発生し市場で高値が付いたりして持ち主が変わっていくことが起こります。

AがBに2万円で譲り、BがCに3万円で譲り…というやつ。

本来の世界ではその持ち主が変わることで原作者には直接的なメリットがなかったのですが、サブチェーンとなったNEMを介すことで持ち主が変わるたびに原作者に販売額の一定割合がXEMで勝手に入ってくるシステムを成り立たせるってことです。特にわずらわしい手続きなど必要なく二次流通から原作者が利益を得られる仕組みですね。

で、メインチェーンであるSymbolにどのような恩恵があるのかというと、

流動性提供ノードでXEMをXYMと交換することができます。

ということ。は?、砕きます。

ここはまだ仕組みとして私もよくわかってない部分あるのですが、

「SymbolメインチェーンでNFTを発行し、この仕組みを使って二次流通報酬を受け取りたかったら、NEMサブチェーンの機能を使いなさい。二次流通報酬はXEMになるけどXYMが欲しかったら流動性提供ノードというものを介してXYMにすることできるよ!」

ってことなのかなと。

そういう仕組みがなければ、利用者は1つのサービスを使うのにXYMとXEMの通貨を所有/管理、また換金作業や経理処理とかしないといけないリスクや手間が発生してしまいますね。なのでスワップ機能を用意することでそこを軽減しますよってことでしょうたぶん。

ただ…ノードを通じて自動的に通貨を交換するっての行為が日本のクソ税制においては、トークン同士の交換となることから、申告と納税の義務が発生してしまうかもしれないリスクが潜みそうではあります。

なもんで、その辺りはそのリスクのない国々の人たちに活用して頂いて、我々はリスクがあればスワップを諦めるってことになるかもですが。

ここはSymbolを改良すればSymbolだけで実現可能な仕組みだとは思いますが、サブチェーン構想は、NEMを生かす必要があるからこそ後付けで生まれた施策であると理解しておけばいいと思います。

と、これがSymbolメインチェーンとサブチェーンの関係です。

その他には分散型ストレージのためのサブチェーン…画像などのデータを保存するためのサブチェーンとか、動画専用のサブチェーンなどが案として挙げられてます。

このサブチェーンというのはたぶん、コア開発陣発だけでなく、外部の企業や団体やチームなどがSymbolコピーチェーンを使ったサブチェーンとしてこの経済圏に参加してくる形もあると思います。

そしてここからが私の妄想かつ本題

今後コア開発者側が例えば分散型ストレージなどのサブチェーン開発するとして、その新トークン分配方式をNEM → Symbol のケースと同様の分配(ある時点で保有してるXEM同数とXYMを貰えるもの/申請式)で行うと仮定しましょう。

その際、NEMトラスト(XEM及びXYMのコア資金と呼ばれる巨額の資金管理を行う初期投資家グループ)が管理するコア資金アドレスには付与せず、サブチェーンのインフレ報酬や開発ファンドなど「民のため」に全て充てるようにしたらいいのではないでしょうか?

いくつかの理由があるのですが、今後コア開発者による主体的サブチェーンがいくつか開発されると仮定したら、その度にわずか数人の一部得体の知れない人々で構成されるNEMトラストが管理する資金範囲と資金量が大きくなっていくのはリスクが高いと考えるんですよ。

そうするとコア開発者陣営がコア資金を管理することになると思いますが、それが必ずしも公平な結果(資金利用法)に結びつくかどうかは保証できないものの、得体の知れない普段何をやってるかわからない人々が大金の鍵を握ってるよりはマシかもしれないと考えました。

私が考える1つの非中央集権的な状況っていうのは、そういった一部の人がコントロールするネイティブな資金がなくなって(割合がより小さくなって)、基軸トークンが広く分散所有された状況です。これを短期間で一気にバラまいちゃうのはリスクが高いので、時間を掛けて計画的に、できればよりシステマチックに分配されていけばいいと思っています。

サブチェーン構想はまだ全く足元定まってないからなんとも言えませんが、こんな現象も考えられそうです。

コア開発者発のいわゆる「公式サブチェーン」が増えるたびに新トークンがSymbolと同じ形式で付与されるとしたら、同一経済圏の中に通貨が増えることにより価値が分散し、1つ1つの価値の天井ポテンシャルが低くなる可能性があるかもしれないことです。

SymbolだけならXYM100だったものが、XYM70:XEM30だったり。これでサブチェーンが増えると、XYM40:XEM20:SubA20:SubB20だったり。これはあくまでもイメージですからね、そして決してネガティブなイメージではありませんので注意してください。

Symbolチェーン1本でXYM=100だった場合の高値マックスが100円だったかもしれないのが、割合が「XYM40:XEM20:SubA20:SubB20」になちゃうとしても、サブチェーン群との価値連携による恩恵で「XYM=200円:XEM=100円:SubA=100円:SubB=100円」と底上げするかもしれないですからね笑→メダルラッシュ

しかしながら、全然うまくいかないサブチェーンが出てくることもあるでしょう。これはコア開発者の人も言ってましたね。

何より、前述したコア資金が肥大するのを抑えるために、サブチェーントークンはNEMトラストが管理するコア資金には初期分配しないという方針にすることで、メインとサブのチェーンで構成されるNEM経済圏全体から、中央集権的にコントロールされる資金の肥大化が抑えられるメリットも生まれるかなと。

それがオチです笑

コミュニティの士気を上げるための壮大な海賊ポエムや不安を煽る匂わせGIFもいいのですが、技術的な面やお金的な面を考えて、5年計画でも10年計画でもいいので、より具体的な非分散型経済圏の構築プランを見せて欲しいなと思います。

親愛なるコア開発者のみなさん、私のこの他愛もない妄想話が1つのヒントになれば幸いです。感情では問題の先延ばしはできても根本的な解決はできませんよっ

 - Symbol(シンボル), NEM(ネム) , ,

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