TravelbyBit:満員御礼のNEMイベントとリカルド氏インタビュー

 最終更新日2018/03/28    この記事は 約13分 で読めます。

TravelbyBitは先日NEMコミュニティファンド投票で可決を得たプロジェクトで、「観光事業やオンライン決済事業において、XEMが認識、採用、使用されるように支援することを目的」とするものです。

それに関する記事があったので和訳しました。

和訳記事

ちょうど昨晩、私たちは最新のイベントである“Blockchain, Cryptocurrency, and the NEM Network”を、フォーティテュード・ヴァリー(オーストラリア)の自社スペースで開催し、満員御礼となる150人以上のゲストを迎えました。

本当に素晴らしい夜でした!

ゲストたちはフィンテックとブロックチェーン産業の著名人たちと話す機会を得ることができました。Danielle Szetho氏 (FinTech AustraliaのCEO)、Caleb Yeoh氏 (TravelbyBitの共同創立者)、そしてリカルド氏 (NEM財団のオーストラリア・香港における提携推進ディレクター)などです。

イベントの間、無料のビールを飲みながら様々な食べ物をつまみ(もちろん暗号通貨で購入可能でした)、さらにはイベントのために用意された暗号通貨ATMを試しながら、誰もビジュアルや音楽、匂いや美食を楽しみました!

TravelbyBit のCEOであるCaleb氏は、近々行われるNEMプロポーザルについて話しました。TravelbyBitは、XEM決済を旅行や観光に導入するために、NEMとの提携を模索しています。

暗号通貨は主要分野にまで浸透しつつあり、私たちのゲストはビットコインATMを楽しんで使っていました!ゲストはATMを使って、わずか数回のボタン操作で暗号通貨を購入し、初めての投資を行うことができました。一番右のコインは白塗りになっていますが、ひょっとしてNEMのために空けてあるのでしょうか?

この大規模なイベントの後には、オーストラリア初のNEMバーがオープンしました。Nom Nom(ムシャムシャ)というお店がNEM NEMに改名し、その夜にはすべてのゲストが飲み物をNEMで購入することが可能でした。

イベントの前に、私たちは幸運にもリカルド氏と席を共にして、手短なインタビューを行うことができました。その中で彼は、ブロックチェーン業界に入った経緯、TravelbyBitが現在行っているNEMコミュニティプロポーザル、そしてオーストラリアにおける技術分野の未来予想について話してくれました。

インタビュー

TravelbyBit:リカルド、私たちはあなたが多様な経歴を持つと聞きました。技術産業、金融産業、さらにはメディア、マーケティング、音楽にまで携わっていたそうですね!

リカルド:はい、その通りです。私は友人と、スペイン北部の音楽フェスティバルに携わりました。私はそのイベントのウェブサイトを作り、インタビューを行い、フェスティバルのプロモーションも行いました。それが今から約12~13年前のことで、その当時はFacebookや他のソーシャルメディアのプラットフォームは存在しませんでした。

実際には、デジタル通貨というアイディアはある程度昔から、つまりソーシャルメディアが流行りだしたちょうどその頃から存在していました。セカンドライフというゲームのことを覚えているでしょう。2007年のことでした。セカンドライフはオンラインゲームで、自分のキャラクターがコミュニティで生活して、デジタル通貨を使ってリソースを購入することができました。

島を所有したり、ビルを建てることもできました。バーや学校、なんでも好きなものを作ることができ、ゲームをプレイしていく中で、衣服やキャラクターを改良するためのアイテムを購入することもできました。それは1つの経済体系でした。そしてニュースメディアはその当時ですら、「これが未来の姿です」と言っていました。

TBB:とても興味深いお話です。ビットコインが発明される数年前から暗号通貨が誕生する兆しがあったということですね。あなたはトークンでアイテムを購入したり、デジタル形式で価値を譲渡していて、それが未来を暗示していたと。

その時にデジタル通貨のことを初めて耳にしたのですか?

リカルド:その時にデジタル通貨のことを聞きましたが、興味は持ちませんでした。実際のところ、デジタル通貨のことをあまり評価していませんでした。2、3年後には、よく人々が私に話しかけてきて、ビットコインを持っているかを尋ねてきたものです。

しかし私は持っていませんでした。自分の仕事やその他様々なことに集中していたのです。面白いものです。もし私がその当時ビットコインに投資をしていたら、そんなに長く持たずに売却していたでしょうし、ひょっとしたらパスワードを忘れてしまっていたと思います!

TBB:ハハ!確かに当時のことを考えてみると、ビットコインのことを聞いていながら無視していたことを覚えています。「そのうちね」か「投資する価値はないよ」と言っていました。

そして2018年の今、あなたはXEMを使ったプロジェクトをローンチしました。そしてホテルの宿泊費もXEMで支払ったのですよね?

リカルド:はい、ホテル代を暗号通貨で支払ったのはこれが初めてです。

TBB:それは素晴らしいことですね!XEMは日本で2番目に使われている暗号通貨と言われていますが、それについてはどうお考えですか?

リカルド:その理由は日本の人々はそれを決済に使うだけでなく、購入もしており、さらには多くの企業がXEMを活用しているからでしょう。日本のNEMコミュニティは非常に大きなものです。そしてNEMを作った人の一部は日本人です。また、日本人はブロックチェーンに対してオープンであり、NEM(mijin)を採用する大手企業も数社存在します。

TBB:実世界におけるNEMの素晴らしいユースケースはいくつか知られていますが、私たちの読者のために、いくつかお気に入りのものを教えていただけますか?

リカルド:私のお気に入りの1つに、NEMを使ってドキュメントにスタンプを押して、それをデジタル形式で公証するというものがあります。

例えば、大学の卒業証書や公式な書類などです。医師免許を壁に飾っている医者を想像してください。あなたにはそれが公式のものかどうかはわかりません。しかし、今ではそれを、NEMを使ってブロックチェーンに取り込むことができます。

そうすることで、あなたは自分がその書類やサービスの公式の所有者であることを証明することができます。自分が所有者、公式な著者、さらには映画製作者であることを証明して、それをブロックチェーンに組み込むことができるのです。

次に、NEMの投票システムも非常に強力です。投票を不正に操作することはできません。多くの国々で、従来的なシステムを通じて投票を操作することが可能です。

しかし、NEMでは投票は即時反映され、リアルタイムで投票の様子を見ることができます。もちろん、私たちもNEMプロポーザルプログラムで、この機能をすでに使っています。

TBB:では、企業がNEMブロックチェーンを採用する場合、それはプライベートチェーンとなるのでしょうか?

リカルド:はい、企業の中には共有したくない機密データを持つものもあります。従業員名簿や雇用関係の書類などです。そうした企業はそのようなデータについてブロックチェーンを活用したがっており、私たちは解決策を提示することができます。

そして、私たちのシステムは企業にとって非常に使いやすいものです。NEMの大きなメリットの1つに、APIsを使用しているということがあります。一般的には、ブロックチェーン内に自分のビジネスを実装したい場合には、ブロックチェーンの中に組み込むように開発を行わなければなりません。

しかし、NEMを使えば自分のアプリケーションにだけ集中すればよいのです。後からAPIを使って自分のアプリケーションをブロックチェーンに移行することができます。したがって、開発者にとっては多大な時間とお金の節約になるのです。

TBB:NEMがその他の様々なブロックチェーン技術と比べて特別優れている点とはなんですか?

リカルド:APIです。それを使うことでブロックチェーン内への実装を非常に容易に行うことができます。さらにトークンや、あなたが望むものを何でも作り出すことができます。

処理速度が速く、巨大なコミュニティもあります。私たちは世界中に展開しています。とてもオープンなコミュニティで、私たちは互いをサポートしあっています。

TBB:その通りですね。NEMコミュニティに携わっている間にそれは感じていました。まるで家族のような感覚でした。ただファンたちが世界中に散らばっているだけのように感じる他のブロックチェーンの組織と比べて、なぜNEMコミュニティはそれほど緊密なのでしょうか?

リカルド:誰もが、特に様々なコミュニティプロジェクトへの支援に熱心だからです。他のコミュニティではそのようなことは考えられません。その理由の1つは、私たちが国際的なチームだからだと思います。

メンバーには日本、オーストラリア、アメリカなど様々な国から人が集まっています。メンバーたちはこのような国際的なコミュニティを気に入っています。

TBB:そこに携わることができて光栄です。もちろん誰もが知っての通り、NEMの主要機能の1つに高速の決済ソリューションとして機能するというものがあります。

Living Room of Satoshiを使ってあらゆる請求書の支払いを行える機能を持つこと、もしくはTravelbyBitを通じてブリスベン国際空港でXEMを使うという選択肢が増えるということは、NEMコミュニティにとって何を意味するのでしょうか?

リカルド:オーストラリアはフィンテック産業をけん引しています。国内の産業は巨大で、Living Room of Satoshi やTravelbyBitといった暗号通貨を普及させようと活動している企業にはとても感銘を受けました。

市場は新しいアイディアに対してオープンなので、人々はそうしたサービスを気に入るはずです。普及は他の国々よりも速いペースで進むことになるでしょう。

TBB:そうですね、オーストラリアの暗号通貨コミュニティは本当に盛り上がっているように感じます。誰もがとてもわくわくしています!私たちは、暗号通貨だけを使ってオーストラリア国内全体を旅できるような、旅行ルートの計画も行っています。

ホテル、レストラン、民間の交通機関、すべてを1つのパッケージとして提供することができます。そしてオーストラリアはそうしたことに熱心に取り組んできました。

リカルド:ええ、オーストラリアは大きな国ですが、市場は小さいため、ニュースは素早く広がり、誰もが物事について素早く知識を得ることができます。TravelbyBitがChannel 7 Newsに登場した時もそうでした。私はあなた方のようなことを行っている企業を他には知りません。

TBB:旅行業界に限ったことではありません。電子商取引のプラットフォームを備えている企業も他に存在しますが、私たちには直接的なセットアップシステムがあります。

では、最後の質問です。あなたにとってブロックチェーンはなぜそんなにも重要なのですか?

リカルド:ブロックチェーン技術が最も重要な理由は、それが今後も残っていくものだからです。それは産業を現在変革しており、今後も変革し続けるでしょう。暗号通貨は将来残らないかもしれませんが、ブロックチェーンは残ります。だから私たちは暗号通貨の取引ではなく、技術に集中していきたいのです。

インタビューとイベントに協力してくれたことに対して、リカルドにはとても感謝しています。イベントに参加してくれた皆さま、ありがとうございました。また次回お会いできることを楽しみにしています。

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  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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