NEM直近の世界の動きまとめと、マレーシアデジタルエコノミー社の訪問
最終更新日2017/09/20 公開日2017/09/20 この記事は 約6分 で読めます。
目次
まずNEMに関する各国の動き
ちょっとざっとまとめておきます。
NEMに関連する直近の世界的な動きは、まず日本のテックビューロが10/2よりトークンセールを行うCOMSA、次いで11月にオーストラリアではブロックチェーングローバル社と組んだNEM経済圏を直接支援するためのオーダーメイドの暗号通貨取引所がオープン予定です。
リトアニアではNEM財団が欧州議会議員Antanas Guoga氏と手を組んだり、プロバスケチームのスポンサーになったり、ジェフ氏が大入りの会場で演説したり活発さが目立ってきました。
ちなみに、先日プレICOが無事終了し10月半ばに本ICOを控えた「ブロックチェーン時代の銀行」をキャッチフレーズとするBankera(バンクエラ)にはGuoga議員やギリシャの欧州議会議員Eva Kaili氏(元TVニュースキャスターの美人議員としても名を馳せた)もアドバイザーに就任してます。
NEM投票でNEM財団からの資金調達に成功したLuxtagは、10月からスペインで手作り高級時計メーカーと共同でパイロットプロジェクトを開始する予定だそうです。時計は詳しくないですが「BALENCIAGA」とか「Pita Barcelona」とかですかね?わからんですが。
その他に韓国ではジェフ氏が携わるKchainというプロジェクトが動いており、タイやイギリスなどでもミートアップが行われてします。
去年を思い出すとこんなに活発なのがウソみたいに思えてきますが(笑)、中でも最も注目なのはやはり、ブロックチェーンセンターが建設中だったりするマレーシアでしょうか。
そのマレーシアでの出来事について、和訳しましたので早速読んでみましょう。
NEMがマレーシアデジタルエコノミー社を訪問
この訪問は、2017年8月21~25日に開催された、NEM財団の第1回リーダーシップ・戦略サミットの一環として行われたものです。
マレーシアデジタルエコノミー社とは?
マレーシアデジタルエコノミー社(MDEC)は、マレーシアのデジタル経済をけん引している主要企業です。MDECの役割は、活気あるデジタル経済を構築し、マレーシアが世界的なデジタル革命において、主要な役割が果たせるようにすることです。
MDECは主に、デジタル経済への認知度を向上させ、その産業に向けた信頼のおける人材を育成し、一般の人々や企業へのデジタル技術の普及を推進するために活動と努力を行っています。MDECは、中小企業(SMEs)を含むマレーシアの技術産業の成長を促進する役割を任された機関でもあります。
世界に向けた窓口として、MDECはマレーシアが、世界中で起こっているデジタル革命において、必要不可欠な役割を果たせるように尽力する職務を担っています。その一方でMDECは、グローバルICT企業を誘致して、マレーシア国内で、最先端の創造的なデジタルソリューションへの投資や、その開発を行ってもらうように働きかけています。
マレーシアのデジタルハブ計画
私たちは、Growth Ecosystem Development社のヴァイスプレジデントであるHizam Abdul Kadir氏と時間を共にする機会を得ることができました。
Growth Ecosystem Development社は、成長過程のスタートアップがエコシステムと共存して、次なる革新的なアイデアをはぐくむための場として機能する、マレーシアのデジタルハブ計画の一端を担っている企業です。
マレーシアのデジタルハブは、ビジネスをデジタル経済のエコシステムに接続するための機会を提供します。まさにここマレーシアにおいてです!NEMマレーシアはMDECのチーム、特にRafe、Syafiq、Leowと協働して、こうした開発をサポートしてきました。
Hizam氏のチームに加え、マレーシアにおけるフィンテック産業の発展と、ブロックチェーンと暗号通貨の機会拡大にも携わっているフィンテックのチームも参加しました。フィンテックのハブは、今年の末にその他世界中のエコシステムのパートナーと共同で、ローンチされる予定です。
NEMのブロックチェーンセンター
訪問が組まれた主な理由の1つは、NEMのブロックチェーンセンターがローンチされるためです。ブロックチェーンセンターは10,000平方メートルの面積を持つ施設で、マレーシアのクアラルンプールにオープン予定です。
ブロックチェーンセンターはインキュベーター、アクセラレーター、さらにはコワーキングスペースとしても機能します。ブロックチェーンセンターは、NEMプラットフォームを自身のITインフラ内で活用することに関心を持つ組織への地域的サポートを行うだけでなく、NEMブロックチェーンイノベーションラボや研究開発の本部がそこに入居することになります。
そうした活動の一環として、NEMのブロックチェーンセンターを、マレーシアのデジタルハブの特権を利用できる状態でオープンさせる計画があります。
そうした特権には、免税措置、海外からの人材に向けたビザ発行、民間企業や政府機関からの支援など様々なものが含まれます。会議では、マレーシア経済のための企業向けソリューションを開発するために、NEM財団がどのようにして自身のネットワークと技術を活用することができるかについて、意見の交換が行われました。
MDECとNEM財団の協力関係
MDECは、様々な踊り手が一緒に踊れるように取り計らうダンスフロアのファシリテーター(調整役)になぞらえられました。派手なパーティになりそうです!
MDECは、マレーシアにおけるデジタル自由貿易地域(DFTZ)にも取り組んでいます。DFTZは、インターネット経済や国際的なeコマース活動の急速な発展を利用したり、それらを複合的に活用しようという取り組みです。
DFTZはスムーズな国際貿易を支援して、地元企業が自身の商品をeコマースに向けて優先的に輸出することを可能にするために設置されました。
まとめると、会議を行った結果として、NEM財団とMDEC間の協力分野は拡大し、私たちは協力関係を強化する機会を得ることができました。
原文:写真もありますよ→NEM visits the Malaysia Digital Economy Corporation
著者プロフィール
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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。
今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。
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