XarbonがNEMブロックチェーンを活用してカーボンアセット(炭素資産)をデジタル化

 最終更新日2018/08/17 公開日2018/08/17    この記事は 約7分 で読めます。

背景の整理:カーボンアセットという新しいコモディティ

カーボンアセットのデジタル化についての議論を行う前に、この新しいコモディティがどのようにして生まれたのかを遡って説明させてください。

1997年、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の下で、ある合意がなされました。その内容とは、各国が二酸化炭素とその他5つの温室効果ガス(GHG)の排出削減に努めるか、そうしたガスの排出量を維持したり増加させる場合には排出取引を行うように要請するというものでした。この合意は京都議定書と呼ばれています。

京都議定書に批准した国々は、排出量の削減や制限の目標値を受け入れました。この画期的な合意の特徴の1つは、京都議定書の17条にもあるように、国々が排出取引を行うことを許可しているということです。

排出取引とは、国々が使用可能な排出ユニットを持っているか、排出を許可されているものの、まだ枠を「未使用」である場合に、その余剰のキャパシティを、排出目標を超えてしまった国々に取引によって譲渡する、という経済活動です。

このように、新しいコモディティが、排出の削減や停止といった形式で誕生したのです。二酸化炭素は最も主要な温室効果ガスであるため、人々は炭素での取引を話題にします。いまでは炭素は、他のコモディティと同様に、移動が記録され、取引が行われています。

そうした排出の超過分のことをカーボンアセットと呼びます。それらは、ある国やプロジェクトが生み出した温室効果ガスの超過ユニットを表す経済的な「アセット」です。

オフセット、認証排出削減量、排出許可などのカーボンクレジットは、カーボンアセットであると考えられています。

Xarbon、テクノロジーによってサステナビリティを実現


炭素市場や炭素取引を背景としてXarbonは誕生しました。

「カーボン」と発音される同社は、持続可能な技術を扱う企業で、様々なサステナビリティプロジェクトに参加しています。概算で、Xarbonはおよそ2億トンの炭素を空気中から削減し、50万ヘクタール以上の熱帯雨林を保護してきました。

現在、サステナビリティ企業としての彼らの取り組みのほとんどは、パプアニューギニアの様々な地域の熱帯雨林をあらゆる悪化から保護することに向けられています。

そうした熱帯雨林は二酸化炭素吸収源のような働きし、炭素を含有する化学混合物を貯蔵し蓄積する天然の保存庫であるため、Xarbonは大量のカーボンアセットを獲得することに成功しました。

そうしたアセットを汚染の原因となっている機関や市場の買い手に直接売却する代わりに、彼らはそれを自社に蓄えて保有しています。その理由とは、そうしたアセットをNEMブロックチェーンに移行することでデジタル化し、透明性、効率性、そして炭素市場の流動性を向上させるためです。

Xarbonは持続可能性の確保に尽力しています。インタビューの中で、Xarbonの共同創立者でありCOOを務めるJeffery Liu氏は、Xarbonの目標について明確に答えてくれました。

「大枠で見れば、2018年そして2019年の初めまでに、3つの主な目標があります。まず5億トンの登録可能な二酸化炭素の権利を獲得することです。現在私たちは2億トン分を保有しています。

その量を5億トンにまで増やしたいと考えています。今後半年間で達成したいと考えている第2のマイルストーンは、1日あたり取引量を5000万ドルにまで増加させることです。

最後に、Xarbon Sustainability Limitedが、少なくとも10社の多国籍企業と提携を結び、カーボンニュートラルな製品やサービスを開発するという目標があります。」

実際に、彼らはテクノロジーを通じて持続可能性を達成することによって注目を集めつつあります。

何を基盤とするか:NEM、完璧なプラットフォーム


すでに述べたように、Xarbonは登録可能な炭素削減ユニットを、NEMブロックチェーンを活用することでデジタル化しています。

NEMはオープンソースで分散型の情報システムで、高い透明性と改ざん不可能な性質を持つブロックチェーンアーキテクチャを基盤として構築されているため、Xarbonにとっての理想的なプラットフォームです。

NEMブロックチェーンのおかげで、Xarbonをシステムで活用しようと望む第三者が、Xarbonを統合する作業も非常にシンプルなものになります。

プラットフォームにNEMを採用した理由を尋ねられた際に、Liu氏は次のように答えました。

「どのプラットフォームを活用してデジタルXarbonユニットを構築しようか考えている時、私はERC20とNEMモザイクで悩んでいました。BitsharesやWavesなどの選択肢もありました。結局NEMを選んだのにはいくつか理由があります。

1つには、もちろん使いやすさがあります。私たちは具体的で非常に技術的な機能を必要としていました。例えば、私たちは小数点で分割可能なデジタルアセットを作ることのできるブロックチェーンを必要としていました。

これを実現できるプラットフォームはそんなに多くはありません。そうしたことや、他の様々な理由によって、私たちはNEMを選んだのです。

主に、マイナーな技術的理由を含めて、NEMは私たちのデジタルXarbonアセットが必要としている機能を兼ね備えていたのです。」

具体的な用途を持つ技術的で実用的な機能を備えているため、NEMは間違いなく完璧なプラットフォームです。

概して言えば、この新しいコモディティへの需要と、持続可能性とテクノロジーにおける目標が、今回のXarbonとNEMの提携で1つになったのです。しかし、さらに知っておくべき重要なことがあります。

カーボンアセットのデジタル化の背景には現実が存在し、そしておそらくは、よりクリーンで持続可能な世界への希望があるということです。誰が利益を受けるか?私たち全員です。

XARBONについて

Xarbon Sustainability Limited(通称XSL)は持続可能なテクノロジーを追求する企業で、香港で登記され、香港の法律に準拠しています。XSLの中心となる経営チームは、国連が設けた24の取引アカウントのうちの1つを管理しているメンバーで構成されています。

このアカウントによって、私たちは森林プロジェクトをUNFCCCに提案して、様々な炭素削減ユニットを獲得することができるのです。

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  著者プロフィール

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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。

今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。

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