2020年、NEM2.0の生態系はCatapultでこう変わる…SYMBOL From NEM

 最終更新日2020/02/27 公開日2019/12/31    この記事は 約4分 で読めます。

2020年4月~6月、3年以上費やしたCatapultがいよいよローンチを迎える。

これまで大きく界隈を賑わせたNEMの話題といえば、盗難事件と財団倒産誤報の2件だったが、Catapultにより本質的な部分がようやく大きな話題になるだろう。

瞬間最大風速はそれほどでもないかもしれないが、しかしそのインパクトは実際のユースケースを伴って徐々にかつ着実に界隈を震撼させていくかもしれない。

CatapultのローンチによってNEMの生態系の中心となる部分がどのように変わるのか、インフォグラフィックのようなものを作って、自分なりに簡単に整理して2019年を終えようと思う。

以下、現在の状態を「NEM」、Catpult後を「NEM2.0」と表現する。それらにサービス等を提供する企業や個人、取引所、通貨保有アカウントが集まった群をエコシステム(ビジネス生態系)とする。

NEM

現在はこのようなイメージ。

NEMのノードのコアサーバーは「NEM Infrastructure Server(NIS)」という名前である。

300万XEM以上を保有したスーパーノードにハーベスター(H)がぶら下がったグループが多数存在して分散化を形成している。
※正常に稼働していないもの、スーパーではないノードもある

そして、テックビューロ社のプライベートチェーン製品である「mijin」が存在する。mijinのバージョン2のコアはCatapultであり、それがパブリックにも搭載されようとしているのが今である。

そしてNEM2.0ではこのように進化すると思う。

NEM2.0

新しいコアサーバー「Catapult」を搭載した新しいチェーンは現在のNEMをアップデートさせることができないため、新しいチェーンが誕生することになる。

それはNEM法人ら主導により「Symbol(Y)」というブランド名で主としてエンタープライズ(大企業)へのアプローチを高めるブランディングが行われていく。

しかし、中小企業やベンチャーや個人であっても使って行けばいいし、我々はその層に広くアプローチしていけばいい。

Symbolではスーパーノードが三層に分かれる。100万~200万~300万以上という通貨保有条件だ。これらノードグループを3つの大きさで表した。

もう一つのノードグループ(薄い紫)はスーパーではないノードである。新しい報酬及び評価システム(インフレ報酬やノード運営報酬など)が生まれるのでそういったノードも増えてくる可能性がある。

Symbolのスーパーノード報酬はNEMより少なくなった上、段階的に減っていき6年後には消滅するが、新設のインフレ報酬に織り込まれている形になっているので悲観する必要は全くない。

移行で施されるトークノミクスでは、スーパーノード報酬制度がなくともノード運用するメリットが発生するよう設計されている。

インフォグラフィックでは、Catapultの大きな特徴の1つにプライベートチェーンと連携可能なハイブリッドチェーンという部分があるので、Symbolとmijin間に連結表現を加えた。この部分が実際にどのように適用されるかも注目ポイントだろう。

現時点ではイマイチぼんやりしているのが現NEMである。直近ではノード数は減る可能性があるが消滅することはない。Catapult後にNISを当面は存続させるための期間限定のノード報酬システムもある。

NEMはクローズドソースであることが欠点と言われてきた(現にCoinbaseがそれで上場拒否した事例もある)が、Catapultローンチ以降にオープンソースになる可能性もある。そうなると、どこかの誰かの働きかけにより存在価値がキープあるいは向上していく可能性は残される。

ざっとこんなイメージだ。

最後に、ここで我々は思い出すことが1つある。

NEMというブロックチェーンプラットフォームが、パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーン、双方の利点を提供する強力なブロックチェーンソリューションになることは、もうずっと目指され続けてきたことでそこは変わっていないこと。

"すべての現人類にブロックチェーンの力を与える"には、パブリックだけプライベートだけでは行き届かないことをNEMは知っていたのだ。

どのようにどれだけ使われていくか、2020年から注目を高める以外の選択肢はない。

だ。

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