ネム(NEM)/ XEMとは?概要と最新情報
最終更新日2021/01/19 公開日2016/08/05 この記事は 約2分 で読めます。
主にNEM(ネム)の最新動向や基本情報、NEMの基軸通貨であるXEM(ゼム)の購入や投資/トレードの参考となる情報をまとめています。
NEMの大型アップデート版「Symbol」の特徴についてはこちらをお読みください。
目次
- 1 NEM(ネム)の概要
- 2 NEMのPoI(Proof-of-importance)の優位性
- 3 ハーベスティングとは
- 4 スーパーノードとは
- 5 NEM.io財団
- 6 NEM(ネム)の最新状況
- 7 2つのNEM公式ウォレット
- 8 Nanowalletで世界初の所有権が移転可能な証明書発行ツール「アポスティーユ」を実装
- 9 Catapult(カタパルト)とmijin
- 10 NEMの通貨XEMを購入/取引できる取引所
- 11 NEMの公式ロゴの使用について
- 12 NEM公式関連
- 13 NEM情報収集に役立つ日本語サイト
- 14 NEM関連のグッズ販売など
XEMUSDの日足チャート
※Poloniexのチャートです。
NEM(ネム)の概要
NEMはもともとNew Economy Movement(新しい経済運動)の略称として周知が始まりました。現在はその略称というよりもNEMという固有名詞としての周知へと進路を転換させる動きもあるようです。金銭的な自由、分散化、(機会の)平等主義と公平性、および連帯感の原則に基づき、新しい経済圏の創出を目標としてはじまった仮想通貨(暗号通貨)のプロジェクトです。
2014年1月19日、bitcointalk.orgのフォーラムにてutopianfutureというハンドルネームの人物により企画が持ち上がり、2015年3月31日に公開されました。
2019年1月23日に発信されたコア開発者ジャガー氏の1回目のツイートによると、2014年1月23日にはNEMがNXTの単なるコピーとして出発させられようとしていたようです。彼がその日に開発者として誘われたことによって現在の独自のNEMが誕生したと言っても過言ではないでしょう。
ちなみに最初のタイムスタンプは2015年3月29日(日本時間、同日9時6分25秒)なのでその日が"誕生日"です。
通貨名はXEM
発行される仮想通貨の単位は「XEM(ゼム)」、総発行量は8,999,999,999XEMで、およそ1,600人(※)の投資家に均等に分けられたのが最初です。
よってビットコインでいうマイニング(採掘)というものがなく新規発行はありません。ネットワーク貢献者への報酬は後述するハーベスティング(収穫)という形で分配されています。
ブロック生成間隔は約1分
ビットコインなどと比較するとブロック生成間隔が約1分というのはかなり早く、例えばNEM公式ウォレットであるNEM walletから初めてXEMを送受信した場合、そのトランザクション承認のスピードに驚かされることでしょう。
各種手数料
XEM送金:10,000XEMあたり0.05XEM(上限:1.25XEM)
メッセージ送信:32byteあたり0.05XEM(メッセージを添付する場合のみ)
モザイク送信:0.05XEM(小数点以下なしの場合100モザイクまで、上限:0.45XEM)
ネームスペース作成:100XEM(1年毎の更新)+0.15XEM
サブネームスペース作成:10XEM +0.15XEM
モザイク作成:10XEM +0.15XEM
マルチシグ変更手続き:0.05XEM
その他、モザイク供給量の変更や署名などの手数料:0.15XEM
コミュニティ投票への投票:0.05XEM
コミュニティ投票の作成:0.2XEM~
(※2017.11.3現在)
NEMのPoI(Proof-of-importance)の優位性
NEMは莫大な資金を使って採掘システムを構築するような一部の採掘者やグループに報酬が偏ってしまうことのないように設計された最初の暗号通貨になります。
アカウントにはインポータンス(重要度)というPoIスコアが付けられるようになっており、保有しているXEMの残高も重要ですが、それだけではなくPoIスコアが高いほどハーベストに成功して報酬が得られる確率が高くなるように作られています。
インポータンスを上げるには、NEMのネットワークに積極的に参加(XEMのやりとりが活発)する必要があるので、頑張った人には頑張った分だけ機会が増えるようになっています。
XEMとBTCやETHとの違いとは何か?(NEM公式/日本語)
つまりこれは、NEMネットワークを積極的に使う人が、利益を得られる仕組みになっています。この仕組みが優れているのは、富の再分配の点です。NEMのネットワークに貢献した人は誰でも基軸通貨であるXEMを手に入れることができます。誰でも平等に機会を与えているのです。主な目的は、「世間一般の人」に力を与えることなのです。
POIとは何か?
NEMブロックチェーン上でImportance(重要度)を上げるにはどうすればよいか?(翻訳)
PoIスコアを上昇させるには
既得バランスが10000XEM以上のユーザーからの入金
30日以内(43200ブロック以内)の取引である
という条件があります。
尚、例えば、送金を同じアドレス宛に何度も繰り返しすなどのズルをやっても意味がないようにも設計されているので、変な事やっても意味がないか効果が小さいので諦めた方が効率的です。
ハーベスティングとは
NEMではビットコインなどでいうマイニング(採掘)は、ハーベスティング(収穫)と呼ばれており、より多くの人が気軽に参加できるようになっています。
トランザクションをブロックにまとめてブロックチェーンに記録するとまとめたトランザクションが払った手数料がもらえる。
それができる人はおよそ1分に1回Importanceを元にランダムで決まる。
ハーベスティングとは
ウォレット内の残高だけでなく、トランザクション(入出金)の頻度などからPoIスコア(あなたの重要性)が計算されるので、財力のみに偏ってない点に好感が持てるかもしれません。
アカウントの質が重要視されることから、Googleのページランク(←現在ではあまり意味ない)や検索結果の順位を決めるアルゴリズムと似たような部分がある感じがします。
ハーベスティングには、PCを立ち上げたままで行うローカルハーベスティングと、PCの電源を落としてもよい委任(デリゲート)型のハーベスティングがあります。委任とはスーパーノードと呼ばれる任意の上位ノードにハーベスティングを委任することでハーベスト報酬を得られるものです。
ハーベスティングをするには1万XEM以上の残高が必要で、さらに日を追うごとに少しづつ上昇していく「既得バランス」が1万XEMを超えてからようやくハーベスティングに参加できる資格を得ます。
なぜ委任ハーベスティングはPC電源オフでも可能なのか?
デリゲートハーベスティングでは、実際にハーベスティングを始める前に、NEMブロックチェーン上にトランザクションを送信します。このトランザクションは、自分自身のアカウント(以降、「本体アカウント」)が保有するImportanceを「代理アカウント」にマッピングします。これにより、代理アカウントは本体アカウントが保有するImportanceを利用して、ハーベスティングに参加することができるようになります。
スーパーノードとは
スーパーノード(SN)とは、通常ノードの上位版のような考え方で良いと思います。
但し、スーパーノードになるには、300万XEM以上の保有や常にチェーンが同期されていること、最低秒間2000回繰り返しでハッシュ可能であること、NISのバージョンが最新であること、などが条件となっており、1日に4回のチェックにパスすると報酬をもらうことができます。
もしあなたがスーパーノードになった場合、自分に委任ハーベスティングする形になりますので、通常のハーベスト報酬を得ることもできます。
報酬は山分け方式で、Sustainability Fundというファンドの一部から、2016年6月1日の開始時は70,000XEM/日、2016年9月からは140,000XEM/日の報酬が割り当てられています。2017年7月現在では300XEM前半くらいが毎日支払われています。山分けなので、スーパーノードの数が多いほど1SNあたりの報酬額は少なくなります。
スーパーノードはNEMネットワークの中核を担うノードでもあり、例えば委任ハーベストの委任を受ける側になる存在であることから、運用者はセキュリティ面を含め監視・管理する意識があるべき存在だと思われます。
スーパーノード報酬が枯渇したら?
心配する必要は全くありません。枯渇問題はきちんと議論されています。
A:(枯渇するであろう時期の)2020年を過ぎてもまだネットワークがスーパーノードを必要とするのであれば、(報酬付与する)期間を延長するでしょう。私たちにはそのファンドがあります。
NEM.io財団
NEMのコミュニティ2016年12月に国際的な親組織とするべく、シンガポールに保証有限責任会社であるNEM.io Foundation Ltd(NEM財団)を設立し、各国や地域に支部を作っていくことになりました。
国々の支部は、シンガポールの財団が定めた慣習に従う義務があります。支部の構成員は集まってコミュニティを組織するだけにとどまらず、ビジネス、学問的研究や地域の政府などに携わり、その地域での教育的イベントやワークショップを開催していく方向です。
2019年、新しい財団に生まれ変わり再スタート
2018年12月に組織改革のための選挙が行われ、新たにアレックス・ティンスマン氏(米)が代表に選ばれました。彼女は2017年6月から「Inside NEM」という番組をYouTubeで配信していました。
新しい組織では、これまでマーケティングや教育中心だった方針から大きく方向転換し、コミュニティ中心主義かつプロダクト特化型となります。そうすることでNEMネットワークの根幹である技術開発により力が集約され、実需を増やす(ビジネス採用やトランザクションの増加)ことに直結していくので、大きな期待が寄せられています。
尚、NEM財団はNEMの普及や採用を促す独立した組織であり、NEMというブロックチェーンプラットフォームの開発に直接関わっている組織ではありません。
NEM(ネム)の最新状況
NEM投資の参考に
当サイトによる公式ブログや海外ニュース記事などの和訳、すべてをじっくり読めば投資判断の参考になるはずです。最新10件、随時追加。過去のすべてのNEM関連記事はこちらのカテゴリ一覧から。
- 私たちは何に熱狂し何に投資しているのか?NEM Symbol、人類に与えられた新しい選択肢と世界観
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- 初心者でも絶対に理解できる!NEM Symbolのオプトイン→スナップショット→ローンチまでを図解!
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- NEMはSymbolでここが新しくなる!クロスチェーンスワップ編
- NEMはSymbolでここが新しくなる!マルチシグアカウント編
- NEMはSymbolでここが新しくなる!コンセンサスアルゴリズム編
- NEMはSymbolでここが新しくなる!モザイク編
- NEMはSymbolでここが新しくなる!ネームスペース編
- NEMはSymbolでここが新しくなる!アグリゲートトランザクション編
2つのNEM公式ウォレット
次に紹介するウォレットは
からダウンロードできます。
・モバイルウォレット → Mobile Wallet
独自トークン発行、投票、アポスティーユ発行なら「NEM Wallet」
NEM walletは、NEMとmijinとの両方で使用できるオープンソースとして公開されたマルチプラットフォームのウォレットアプリケーションです。これがNEMの主流ウォレットになります。ハーベスティングは委任ハーベスティングのみ可能です。
MAC版、WINDOWS版、LINUX版とあり、ブラウザで使うタイプのUNIVERSAL CLIENTがあります。
※画像はNano Wallet BETA 1.3.0
NEM walletはサーバーからPC、モバイル端末と環境を問わず稼働するため、様々な種類のアプリケーション開発に使用できます。また、同ウォレットはあらゆるOSのクライアントPCにウェブサーバーを実行して起動できるため、ソースコードを監査した上で、安全なローカル環境でサービス利用可能です。
「テックビューロとNEMが、所有権が移転可能な世界初のブロックチェーン証明書発行ツール『アポスティーユ』を無償公開」より(一部加筆)
利用するにはその場でNEMのアドレス(アカウント)が作成可能だが、証明書の発行にはネットワーク手数料として暗号通貨XEMが必要
NEM上のドメイン「ネームスペース」と独自通貨「モザイク」発行
NEMのネームスペースとモザイクって何なのか?
NEM Walletインストールからネームスペースとモザイクの取得までを解説(全3回/バージョン1.2)
誰でも作成可能なコミュニティ投票
サービス→Voting→Pollsより、コミュニティ投票に参加したり自由に投票を作ることができます。NEMにはコミュニティファンドというものがあり、あるプロジェクトがそこから資金調達すべく、コミュニティ意思を確認するための投票などが行われたりします。
PoI投票とも呼ばれ、単純にYes票が多いかNo票が多いかだけではなく投票者のPoIスコアも加味されます。CopyrightBankというプロジェクトの資金調達のため行われた投票では、可決には3%以上の加重スコアと65%以上の賛成票が必要でした。
また、この投票はホワイトリストを作成する(作成時に投票タイプをPoIからWhite Listにする)と、任意のアカウントアドレスだけが投票に参加できるように設定可能です。
NEMコミュニティファンドDAO
NEMにはコミュニティファンドというものがあります。規定の手順や条件にそって申請し、コミュニティ投票で可決、コミュニティファンド委員会投票で可決すると、マイルストーンに対して財団より資金の支払いを受けることができます。
スマホ版の「NEMモバイルウォレット」
【画像アリ】遂に出ました!NEMモバイルウォレット導入方法
NEM MobileWalletによるマルチシグの実行方法~黄金虫ブログ
他に、ハーベスティングを外部に委任する方法や、300万XEM以上持っていればスーパーノードというワンランク上の"収穫"が可能です。
【NEM/XEM】ハーベストへの道2 ローカル/委任ハーベスティング
【NEM/XEM】体育会出身でもできるスーパーノードのなり方(Windowsサーバー版)目次
Nanowalletで世界初の所有権が移転可能な証明書発行ツール「アポスティーユ」を実装
またその一機能として、世界初となる、所有権が移転可能な証明書をブロックチェーン上で発行できるツール「Apostille(アポスティーユ)」を実装し、誰にでも使えるツールとして提供開始しました。(2016.11.1)
アポスティーユ(Apostille)とは何か?
●任意のファイルをブラウザにドラッグ&ドロップして一意の文字列(ハッシュ)を自動生成し、NEMあるいはmijinのブロックチェーン上に記録
●その際、ブロックチェーン上で自動で新しいアドレス(アカウント)を作り、署名済みファイルと秘密鍵が記載された証明書画像を含んだ圧縮ファイルが生成される。
●署名されたファイルはブラウザにドラッグ&ドロップするだけでブロックチェーン上の証明書が確認できる。
●権利を自由に譲渡可能で、第三者を介することない様々な公証や登記ツールとしての利用が可能。
"アポスティーユ (Apostille) とは、「外国公文書の認証を不要とする条約」(ハーグ条約)が定めているもので、駐日領事による認証に代わり公文書に外務省、公証人役場等が実施する付箋による証明のこと。 公印確認と異なり、公文書に直接押印せず付箋を付与する。"
アポスティーユ(Apostille)の用途は?
2:議事録や契約書、メール、ツイート、音声記録、ログ、タイムカードなどのタイムスタンプ記録
3:売り上げデータや会計データなど、後に監査が必要となる情報の記録
今後、ワンステップで複数社の署名による証明書を生成し、オンラインでの契約締結を誰でも容易に行えるようにするなどのアップデートも予定されているようです。
アポスティーユ(Apostille)ホワイトペーパー日本語訳
クリプトストリームにて日本語訳をいたしました。以下より無料で全文閲覧いただけます(PDF版あり)
Catapult(カタパルト)とmijin
日本の取引所Zaifの旧運営会社「テックビューロ(現在はテックビューロホールディングス社)」が開発したプライベートブロックチェーン「mijin」はNEMの技術をもとにしており、2015年12月に野村総合研究所と住信SBIネット銀行がブロックチェーンの実証実験にあたりmijinを採用することが発表されるなど注目を高めました。
2018年5月には次期バージョンmijin v.2(Catapult)の一般公開がはじまりました。
Catapultはプライベートチェーンmijinで一定の運用を経た後に、パブリックチェーンである本家NEMにも2019年後半を目途に実装されるべく開発が進められています。Catapultを実装することで、NEMはNEM2となり、真価を発揮することが期待されます。
CatapultでNEMは秒間4000件のトランザクション処理は間違い
これはあくまでもプライベートチェーンの場合の数値で、パブリックチェーンのNEMではそれほどの処理数には対応できません。
対応するには強力なノードが必要になり、ノード運用者の負担が増えると運用意欲が落ちるので、ノードの分散化には向いていないと、コア開発者のジャガー氏は語っています。
Catapultの新機能
アカウントフィルタ
許可したアドレスからだけ送信を受けることができます。同様に、受信したくないアドレスをリスト化することもできます。また、許可したモザイクが添付されている場合だけ受信を許可したり、ブロックリストにあるモザイクを含んだトランザクションの拒否も可能です(詳細)
マルチレベル・マルチシグネチャ
マルチシグアカウントは10連署者までを設定可能です。アカウントは5マルチシグアカウントまでの連署者として設定可能です。マルチシグアカウントは3階層まで、他のマルチシグアカウントを連署者にすることができます。マルチレベルマルチシグアカウントはマルチシグトランザクションに AND/OR ロジックを追加します(詳細)
ネームスペースとモザイク
ネームスペースとモザイクはセットでしたが分離(任意でセットにも可)されます。共にレンタル期間の更新は1年単位でしたが、承認済みブロック数を指定することで自由に期限を設定でき(詳細)、また、モザイクは期限切れのない設定にすることも可能となります(詳細)
アグリゲートトランザクション
複数のトランザクションを一つにまとめ、トラストレスな交換や高度なロジックを可能にします。この機能により、他者が送信する際の送金手数料を第三者が代わりに負担することまで可能となります(詳細)
例えば、モザイクをトークン化されたゲームアイテムやポイントサービスのポイント等として利用するとして、現状では付与されたユーザーがXEMを保有していなければ送信することができないデメリットがありますが、運営会社が手数料を負担することで、ユーザーはXEMを保有することなく(NEMのことを知らなくても)、それらのサービスを利用することが可能になります。
クロスチェーンスワップ
トランザクションの過程に第三者(例えば取引所)が入ることなく、異なるブロックチェーン間でのトークントレードを可能にします(詳細)
XEMとETHといった異なるチェーン間での交換だけでなく、プライベートチェーンmijinが使われたサービスで発行されたトークンとパブリックチェーンNEM上のトークンを交換すること(アトミッククロスチェーン交換)までも可能となります。
例えば、EthereumのDappsとして開発されたゲーム上で発行されたERCトークンベースのデジタルアイテムと、NEMをプラットフォームとして開発されたゲーム上で発行されたモザイクセットがベースとなったデジタルアイテム(ステーブルコインでも)を第三者の関与なしに交換できることにもつながります。
mijinとCatapult、その他の情報
新コアエンジン「mijin v.2 (Catapult)」オープンソース化プロジェクト 第一弾SDK / API を2018年3月26日より提供開始
テックビューロが次世代の超高性能ブロックチェーンコア『Catapult』のホワイトペーパーを公開
ブロックチェーン技術のテックビューロとオープンソースプロジェクトNEMが提携しMijinの新型コアエンジン『Catapult』を共通採用
NEMとMijinそしてCatapultの関係とは?(NEM公式/日本語)
mijin公式サイト:http://mijin.io/ja/
実証実験用の「mijinクラウドチェーンβ」には日本を含む15か国から計167件の申し込みがあったそうで、日本の企業からは、NEC、NTT、OKwave、関西テレビ、新日鉄、ドリコム、ミクシィ、山形大学、ワイジェイFXなどが利用していたとのこと。
全銀協『ブロックチェーン連携プラットフォーム』にmijinの製品情報を提出、2つの新コンセプト公開
当プロジェクトは、全銀協の会員企業である金融機関における実証実験の実施を容易化することが目的です。他社製品に比べ既に実用性が高く、圧倒的にコスト削減を可能とするmijinは、その趣旨に合うものであると弊社で判断し、今回のmijinとしての応募と相成りました。
それに際しまして、一般的にはまだ公開をしていなかった、mijinとNEMとで共通して今後全面的に推し出す2つのコンセプトである「On-Chain Asset Modeling(オンチェーン・アセット・モデリング)」と、「Smart Signing Contract(スマート・サイニング・コントラクト)」を、本プロジェクトに提出した資料を持って一般にも公開させて頂きます。
本コンセプトは、2017年5月にニューヨークで開催されるブロックチェーン展示会Consensus 2017における、NEMとの共同によるブース出展と共に欧米マーケットにも正式に発表されました。
参考資料
次の資料はテックビューロ社によるmijin及びNEMに関する重要資料です。
日本初!ジビエ食肉流通トレーサビリティにmijinブロックチェーンを本採用
一般社団法人日本ジビエ振興協会(本社:長野県茅野市、理事長:藤木徳彦)は、ジビエ食肉トレーサビリティシステムへ、テックビューロ株式会社のブロックチェーン製品「mijin」を採用し、2017年10月より試験運用を開始した事を発表。同システムは順次、実サービスとして全国へ展開予定。mijinによる初の公開可な大型実用案件
そのためには加工地から消費地まで、流通するジビエ食肉に付随するデータを改ざんできない形で記録し、またそのデータの追跡ができ、ジビエ食肉の品質を担保するシステム実装が必須となります。
ベルギー地方自治体の行政サービスでのブロックチェーン適用実験に
テックビューロが、ベルギー地方独立行政法人であるDigipolis(本社:ベルギー王国フランダース地域アントワープ市)の「The Blockchain Lab」に、プライベート・ブロックチェーン製品「mijin」を提供
日立がポイント管理ソリューションへのブロックチェーン技術の適用を検証
テックビューロが、株式会社日立ソリューションズのポイント管理ソリューション「PointInfinity」の、プライベート・ブロックチェーン適用検証にmijinを提供
本検証では「PointInfinity」の特長である大量のトランザクション処理や電子決済などの、ブロックチェーン上での実現性を確認します。またこれらの検証結果やノウハウを基に、新たなポイントサービスのビジネスモデルを検討していきます。
ミャンマー最大のマイクロファイナンス機関「BC Finance」での実証実験を成功
マイクロファイナンスでプライベート・ブロックチェーン技術を使った世界初の実証実験に成功しています。
これでもまだ実証実験段階なので、今後の期待値はさらに大きく膨らみます。
このようにNEMは日本から世界にアプローチしている仮想通貨の代表といっても過言ではなさそうです。
NEMの通貨XEMを購入/取引できる取引所
国内取引所
仮想通貨トレードを今スグに始めるためのカンタン6ステップ+1!
NEMの公式ロゴの使用について
NEMの公式ロゴは「CC0」というライセンスで提供されています。NEM財団にも確認済みです。
よって、営利目的(商用)でもそうでなくても改変や再配布など許可なく自由です。
NEM公式関連
Twitter(@NEMofficial)
Telegram(RED)(NEMに特化)
Telegram(NEMberia)(おしゃべり専用)
github
NEM情報収集に役立つ日本語サイト
NEMホワイトペーパー(NEM Technical Reference)和訳
NEMの解説書
Mijinフォーラム内のNEM板
liangさんのカタリベ記事
黄金虫ブログ
├ NEM NANO wallet 導入方法・Walletのインポート方法(Nano Wallet Beta 1.1.11)
└ ラズベリー農家のすすめ/NEM Harvesting on Raspberry Pi 3 B
NEM のトランザクションを作る
NEMに関する技術的情報
スーパーノード計算
MasterNodeBank
XEMBook
OpenApostille
nem-tip-bot
NEM関連のグッズ販売など
著者プロフィール
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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。
今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。
またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。