新しい「半分散型」暗号通貨取引所、あいまいなコンプライアンスの領域をナビゲート
最終更新日2017/12/02 公開日2017/12/02 この記事は 約4分 で読めます。
人類にはまだ完全な分散型(非中央集権)は早くて、それを目指すべきではあると思いますが、いろいろ慣らしや経験が必要だと思うので、中央集権と非中央集権の中間にあるような「半分散型」がちょうどいいんじゃないかと思うことが多々あります。
そんな半分散型の暗号通貨取引所の話があったので和訳してみました。読んでみましょう。
新しい「半分散型」暗号通貨取引所が、あいまいなコンプライアンスの領域をナビゲート
暗号通貨取引所業界への新規参入企業であるTetraは、自社のことを、セキュリティと利便性を重視した半分散型のピアツーピア取引所だと説明します。「Tetraは、投資家やトレーダーから企業にいたるまで、あらゆる暗号通貨ユーザーの利益になる、暗号通貨の普及に向けた次の波を作り出すサポートをします。」
「ピアツーピア取引所」という言葉は、顧客確認の規則や干渉してくる規制機関と当局をないがしろにして、プライバシーと匿名性を重視するというコンセプトを意味しがちです。しかし、Tetraのブログ記事によれば、同社はそうした考えを持ってはいないようです。
「暗号通貨をピアツーピアの取引所でトレードしていたために実刑判決を受けた人々の恐ろしい話を耳にしたことがあるかもしれません」と、Tetraのメインサイトには書いてあります。
この仕組みは、コンプライアンスを意識している暗号通貨ユーザーとトレーダーにとっては魅力的に感じられる一方で、Tetraが「半分散型ピアツーピア」と説明されていることでいくつか疑問が生じます。Redditでの議論で、Tetraの代表は、Tetraが中央集権的なサービスであると認めました。しかしその一方で、運営側がユーザーの通貨を直接管理することを避け、ハッカーたちがユーザーの通貨へアクセスすることを防ぐために、取引所は分散型のトランザクションモデルを使って運営されると述べました。
Bitcoin Magazineの取材の中で、Patrick O"Brien氏とTetra ExchangeのCTOは、この実態を認めました。
Tetraをピアツーピア取引所と説明しているのは、ユーザーが取引しているのは他の個人であり、従来型の取引所のようにTetraやTetraの注文台帳に対して取引を行っているわけではないからだと、彼は説明します。
とO"Brien氏は続けます。
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著者プロフィール
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WEBデザイナー/ディレクターとしてのリーマン生活を脱却し、FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営していました。
今ではもう暗号通貨に絞って福岡を拠点に隠密活動しています。主にNEMをガッツリ、EthereumのDappsは趣味程度に。10年近いトレーダー経験を活かし、暗号通貨相場のテクニカル分析もやってます。
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